リフォームコラム

ガス給湯器の選び方と種類

ガス給湯器

ガス給湯器は機能やデザインにあまり違いはありませんが、給湯能力やエコ仕様の有無、設置タイプなど種類が豊富な為、選ぶポイントに注意が必要です。ガス給湯器の取付や交換を検討する際に、選び方のポイントをご紹介しますので参考にしてください!(^^)!

 

 

ガス給湯器の選び方

給湯器の交換の場合は、既存の給湯器と同じ種類・同じ設置状況への交換が基本となります。
まずは、使用中のガス給湯器の現状を確認し、設置可能な種類をえらぶ必要があります。
ガス給湯器の選び方のポイントをご紹介します!(^^)!

 

1.設置タイプを確認
戸建て 集合住宅やマンション

戸建て

戸建ては基本的に今仕様しているガス給湯器と同じ種類への取替が推奨されています。現場状況によっては設置条件を変更することも可能です。

マンション

集合住宅やマンションでは、使用できる種類やサイズが定められていることがあります。管理組合などで制限がないか確認が必要です。ベランダや共同廊下に設置されているものと同じものを設置するようになります。

戸建ての給湯設置タイプ

屋外壁掛けタイプ
【住宅の外壁面に固定設置するタイプ】
給湯器の下から配管が接続されているのが特徴。浸水の可能性がある地域やメンテナンスのスペースを確保する場合はこのタイプになります。

屋外据置タイプ
【屋外の床に据え置きで設置するタイプ】
設置フリータイプは浴槽の穴が1つ、浴槽隣接設置型は浴槽の穴が2つとなっています。

 

マンション・集合住宅の給湯設置タイプ

屋外壁掛けタイプ(ベランダ設置)
【ベランダの壁に設置するタイプ】
給湯器の下から配管が出ており、給湯器下に設置台が取り付けられている場合もあります。狭いスペースでも設置可能なスリム型もあります。給湯器の横から配管が出ていない場合は、原則野外壁掛けタイプになります。

 

PS標準設置タイプ
【パイプスペースに設置するタイプ】
マンションのパイプスペース内の寸法条件によって機種が変わります。枠材が必要な場合あるので要注意です。狭いスペースでも設置可能なスリム型もあります。

 

 

2.号数(給湯能力)のサイズを確認

一般的な家庭で主流となっている号数は【16号・20号・24号】の3種類です。ガス給湯器の号数は、1分間に出せるお湯の量を表すものです。号数が大きいほど、一度に多くのお湯を使えるようになります。ガス給湯器を取り替える時は、既存の号数を確認し、湯量を多くしたい場合は、大きい号数の物を選びましょう。

給湯器号数

 

ガス給湯器を探す

 

3.追い焚きできるタイプかを確認

追い焚きできるタイプ

追い焚きできるタイプは、お風呂のお湯が冷めてしまったときに、追い焚きできる機能が搭載されています。ボタンひとつで、お風呂のお湯を簡単に温め直すことができます。

◎追い焚きできるタイプのメリット

  • ・お風呂の準備が楽になる
  • ・家族みんなが同じ温度のお湯で入浴できる
  • ・追い焚き機能付きの風呂釜は、追い焚き機能なしの風呂釜よりも高機能な場合が多い

×追い焚きできるタイプのデメリット

  • ・追い焚きするときにガスや電気代がかかる
  • ・追い焚き機能付きの風呂釜は、追い焚き機能なしの風呂釜よりも価格が高い

 

追い焚きできないタイプ

追い焚きできないタイプは、お風呂のお湯が冷めてしまった場合は、お湯を足して温め直す必要があります。お風呂の準備に手間がかかります。

◎追い焚きできないタイプのメリット

  • ・ガスや電気代の節約になる
  • ・価格が安い

×追い焚きできないタイプのデメリット

  • ・お風呂の準備に手間がかかる
  • ・家族みんなが同じ温度のお湯で入浴できない

 

4.オートタイプかフルオータイプかを選ぶ

ガス給湯器には、オートタイプとフルオートタイプの2種類があります。それぞれの違いを比較してみましょう。

オートタイプ

オートタイプは、お湯を沸かす機能に加え、お風呂の追い焚き機能が搭載されたガス給湯器です。お風呂の追い焚きができるため、お風呂の準備が楽になります。

◎オートタイプのメリット

  • ・お風呂の追い焚き機能が搭載されているため、お風呂の準備が楽になる
  • ・価格がフルオートタイプよりも安い

×オートタイプのデメリット

  • ・足し湯機能や保温機能が搭載されていないため、お湯の無駄が出る可能性がある

フルオートタイプ

フルオートタイプは、お湯を沸かす機能に加え、お風呂の追い焚き機能、足し湯機能、保温機能などが搭載されたガス給湯器です。お風呂の準備が楽になるだけでなく、お湯の無駄を抑えることができます。

フルオートタイプのメリット

  • ・足し湯機能や保温機能が搭載されているため、お湯の無駄を抑えることができる
  • ・家族みんなが同じ温度のお湯で入浴できる

×フルオートタイプのデメリット

  • ・価格がオートタイプよりも高い

 

フルオートタイプはオートタイプよりも高価ですが、お湯の無駄を抑えることができるため、ランニングコストを抑えたいご家庭にもおすすめです。

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5.エコジョーズか非エコジョーズかを選ぶ

ガス給湯器には、エコジョーズと非エコジョーズの2種類があります。それぞれの違いを比較してみましょう。

エコジョーズ

エコジョーズは、ガスの熱を効率よく利用することで、ガス消費量を約1/3に抑える省エネ機能が搭載されたガス給湯器です。

◎エコジョーズのメリット

  • ・ガス消費量が約1/3に抑えられるため、ランニングコストを大幅に削減できる
  • ・環境にもお財布にも優しい

×エコジョーズのデメリット

  • ・価格が高価

 

非エコジョーズ

非エコジョーズは、エコジョーズに省エネ機能は搭載されていません。

非エコジョーズのメリット

  • ・価格が安い

×非エコジョーズのデメリット

  • ・ガス消費量が多いので、ランニングコストがかかる
    ・環境に優しくない

 

どちらのタイプを選ぶかは、ご家庭の状況やニーズによって異なります。エコジョーズは、非エコジョーズよりもガス消費量が少ないため、環境に配慮したいご家庭にもおすすめです。

 

\エコジョーズについて詳しくは↓↓/エコジョーズについて

 

ガス給湯器の価格は、設置タイプや号数、エコジョーズかどうか、機能や付属品などによって異なります。予算に合わせて、適切な価格のガス給湯器を選びましょう!(^^)!