ブロック塀の基礎知識

ブロック塀とは?

塀

ブロック塀とは?

ブロック塀は、外構工事でよく使われる「コンクリートブロックを積み上げた塀」です。
敷地を囲う役割に加え、プライバシーや防犯性を高める効果があります。
ただし、正しく施工されていない古いブロック塀は 倒壊リスクや防犯性の低下につながるため、注意が必要です。

ブロック塀の基本構造

ブロック塀は、見た目以上に構造が重要です。

■基礎:地中にしっかり埋め込まれたコンクリート基礎が必要

■鉄筋:縦横に鉄筋を配して強度を確保

■高さ制限:建築基準法で「ブロック塀の高さは2.2m以下」と規定

■控え壁:高さ1.2mを超える場合は、3.4mごとに「控え壁(補強)」を設置

※これらを守らないブロック塀は、地震や強風で倒壊の危険性があります。

ブロック塀の劣化症状と危険性

ブロック塀は年月の経過とともに劣化し、次のような症状が見られることがあります。

主な劣化症状

■ひび割れ:内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートにひびが入る。
■傾き・ぐらつき:地盤沈下や基礎の不良で、塀全体が傾いてくる。
■表面の欠け・剥離:雨水や凍結で表面が劣化。強度が低下する。
■鉄筋の露出・サビ:強度不足や崩壊の前兆。

劣化による危険性

■倒壊リスク:地震や強風で倒れ、歩行者や車に被害を及ぼす可能性がある。
■防犯性の低下:ひび割れや隙間から侵入されやすくなる。
■景観の悪化:塀全体が古びて見え、敷地全体の印象も下げてしまう。

※ 特に築20年以上経過したブロック塀は要注意。一度専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

 

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防犯性に優れたブロック塀の条件

ブロック塀は敷地を囲いプライバシーを守る一方、選び方や設計次第で「防犯性が高い塀」にも「侵入されやすい塀」にもなります。ここでは、防犯面で押さえておきたい条件を具体的にご紹介します。

高さは「ほどほど」にする

■高すぎる塀(2m以上)は、侵入者にとって「内部で身を隠せる壁」となり逆効果。
■一般的に 1.2〜1.6m程度が安心で、外からの視線も程よく確保できる。
■上部に軽量フェンスを組み合わせると「高さを確保しつつ圧迫感を減らす」ことが可能。

上部を「登りにくく」する工夫

■フラットな天端(てんば)は足掛かりになりやすいため注意。
■防犯性を高める工夫例
 ・天端に「丸みを帯びた笠木」を設置する
 ・ガラスブロックや金属パネルを組み合わせて足場を無くす
 ・上部にフェンスを設置して高さを変化させる

視認性を確保する

■塀で完全に外部を遮断すると「中での不審行動が見えない」状況をつくってしまう。
■透け感のあるデザイン(スリット入りブロックやフェンス併用)を取り入れることで、外からの目が届きやすくなり防犯効果アップ。

照明やカメラと組み合わせる

■ブロック塀単体よりも、センサーライトや防犯カメラと併設することで大きな抑止力に。
■死角になりやすい「勝手口まわり」や「裏庭側の塀」に設置すると安心。

構造的な安全性を守る

■倒壊の危険がある塀は防犯どころか事故リスクになる。
■防犯性を考える前に、まず 建築基準法に沿った構造(鉄筋・控え壁・基礎)が必須。
■耐震性が低い塀は「壊されやすい」「よじ登られやすい」ため、防犯性も低下する。

デザインと機能のバランス

■完全目隠しタイプはプライバシー◎だが防犯×。
■オープンすぎるタイプは防犯◎だがプライバシー×。
→外構全体を見て「塀+フェンス+植栽」の組み合わせでバランスを取るのが最適。

 

防犯性に優れたブロック塀にするためには
  • ★高さを適切に設定すること

  • ★足掛かりや死角をなくす工夫をすること

  • ★フェンスや照明など他の防犯設備と組み合わせること

  • が大切です。
    「高すぎる塀=安全」とは限らず、適切な高さと設計の工夫が最大の防犯効果を発揮します。

 

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リフォームでできる改善方法

ブロック塀は年月の経過とともに劣化し、強度や防犯性が低下していきます。
完全に作り直す以外にも、補強や部分改修で安全性を高める方法があります。

補強工事(鉄筋や控え壁を追加して耐震性を高める)

既存のブロック塀に「鉄筋」や「控え壁」を後から追加して、強度を高める方法です。

■鉄筋補強
 ひび割れやぐらつきのある部分に鉄筋を追加し、モルタルで固めることで強度を回復。

■控え壁(補強壁)の増設
 高さ1.2mを超える塀には控え壁が必要とされていますが、古い塀にはない場合も多いです。
 後付けで控え壁を設置することで、地震や強風時の倒壊リスクを大幅に減らせます。

→全面改修より費用を抑えつつ、必要な強度を確保できるのがメリットです。

 

フェンス併用(下部はブロック塀、上部は軽量フェンスにして安全性と通風を両立)

「下はしっかり、上は軽やかに」という考え方で、ブロック塀とフェンスを組み合わせる方法です。

■防犯性アップ
 下部のブロックは高さを抑えて安定感を持たせ、上部にアルミやスチール製フェンスを設置。
 これにより侵入が難しくなりつつ、内部が完全に死角にならないため防犯効果が高まります。

■通風性・採光性の確保
 フェンスは隙間があるため、光や風を遮らず快適な住環境を維持。

■デザイン性の向上
 豊富なデザインのフェンスを選べるため、建物や庭の雰囲気に合わせやすい。

→「高い塀にしたいけど圧迫感や倒壊リスクが不安」という方に特におすすめの方法です。

 

撤去・新設(古い塀を撤去し、低めのブロック+フェンスに建て替え)

劣化が進み、補強では安全性が確保できない場合は撤去・新設が最も安心です。

■撤去
 古いブロック塀を解体し、基礎から新しくつくり直します。

■低めのブロック塀+フェンス
 基礎の上に低めのブロック(2〜3段程度)を積み、その上に軽量フェンスを設置。
 これにより 耐震性・防犯性・デザイン性をトータルで改善できます。

■費用面
 全面撤去はコストがかかりますが、長期的な安全性と安心を考えれば価値の高い選択です。

→特に築20〜30年以上経過したブロック塀や、ひび割れ・傾きが顕著なものは、建て替えを検討するのがベストです。

 

ブロック塀は補強でも改善できますが、状況によっては「部分補強」より「フェンス併用」や「撤去・新設」が最適なケースもあります。大切なのは、劣化状態や周辺環境をしっかり点検したうえで、最も安全で長持ちする方法を選ぶことです。

費用感の目安

■ブロック塀補修(ひび割れ補修・部分補強) → 2〜5万円程度

■部分的な撤去・新設(1〜3m) → 10〜20万円程度

■全面リフォーム(10m以上) → 50万円〜

※高さ・長さ・仕上げ材により大きく変動します。

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ブロック塀リフォームで、安心・安全な暮らしを

ブロック塀は、家を囲む大切な外構の一部。
しっかりした構造であれば、プライバシーを守り、防犯性を高め、街並みに調和する美しい景観をつくってくれます。

しかし、劣化や施工不良のある塀は、地震や強風で倒壊する危険性があるだけでなく、侵入者にとっては「隠れやすい場所」となり、かえって防犯性を下げてしまうこともあります。

安全性と防犯性の両立を考えるなら、

★劣化状況を点検する
★必要に応じて補強やフェンスとの併用を行う
★古い塀は撤去・新設で建て替える

といった改善が欠かせません。
トラストホームでは、既存ブロック塀の診断から、補強・改修・撤去・新設まで幅広く対応しています。
「ひび割れが気になる」「地震で倒れないか不安」「安全にリフォームしたい」 など、どんな小さなご相談でも大丈夫です。

まずは現地を確認し、費用感や工事方法をわかりやすくご提案いたします。
ご家族やご近所の安心を守るために、ブロック塀の見直しを一度検討してみませんか?

 

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