年々厳しさを増す日本の猛暑。
福岡でも「室内がとにかく暑い…」「工場や倉庫での作業がつらい…」など、暑さに関する悩みが増えています。熱中症や体調不良を防ぐためにも、住まいや職場の暑さ対策がとても重要です。
そこで今、注目されているのが【リフォームによる暑さ対策】です。
遮熱・断熱などのリフォームで、暑さを根本から軽減することができます。
トラストホーム福岡店では、「家を涼しくしたい」「作業場を快適にしたい」という方に向けて、住宅・事業所別におすすめの暑さ対策リフォームをご紹介します！
そもそも熱中症対策リフォームとは？
「熱中症対策」と聞くと、多くの方がまず思い浮かべるのは こまめな水分補給やエアコンの活用 など、日常生活での工夫ではないでしょうか。
しかし実際には、家や建物そのものの性能を見直すリフォーム こそが、根本的で継続的な熱中症予防につながります。特に近年は、猛暑日や熱帯夜が当たり前になりつつあり、福岡のような都市部でも「室内での熱中症」が問題視されています。
エアコンをつけていても効きが悪い、家の中がジメジメして暑い。
その原因は、建物の 断熱性や遮熱性の不足、通気の悪さ にあります。これを改善するのが「熱中症対策リフォーム」です。
遮熱・断熱塗装（屋根・外壁）
屋根や外壁は直射日光を受けやすく、夏場には表面温度が60℃以上になることもあります。
そこで有効なのが「遮熱塗装」や「断熱塗装」。
・遮熱塗装：太陽光を反射して表面温度の上昇を抑える
・断熱塗装：熱を伝えにくくし、室内への熱の侵入を防ぐ
これらを組み合わせることで、室温の上昇を抑え、エアコンの効きも大きく改善されます。
内窓（二重窓）設置
窓ガラスは熱の出入りが最も多い部分。
内窓（二重窓）を設置することで外気の影響を遮断し、冷房効果を逃さず保つことができます。さらに、結露防止や防音効果もあるため、快適性が大きく向上します。
高断熱ドア・玄関リフォーム
玄関ドアは開閉が多く、熱気や湿気の侵入経路になりがちです。
最新の高断熱ドアに交換することで、冷気を逃さず室温を安定させられます。防犯性やデザイン性も向上し、一石二鳥の効果が期待できます。
換気ルートの確保（窓設置・ファン設置）
熱気がこもると体感温度は実際の気温以上に上昇します。
風の通り道を意識して窓を増設したり、換気ファンを設置することで、空気の流れを確保。蒸し暑さを和らげ、熱中症のリスクを下げることができます。
外付け日よけ（スタイルシェードなど）
窓からの直射日光は、室温を一気に上げる原因になります。
外付けシェードやオーニングを取り付けることで、太陽光を家の外で遮り、室内の温度上昇を大幅に抑えられます。カーテンやブラインドよりも効果的なのがポイントです。
リフォームによって得られる効果
これらのリフォームを組み合わせることで、以下のような効果が期待できます。
・室温上昇の抑制
・エアコンの効率向上（電気代の削減）
・家族の健康リスクの軽減
・快適で過ごしやすい住環境の実現
つまり「一時的な暑さ対策」ではなく、住まいそのものを根本から改善する持続的な熱中症対策 が可能になるのです。
建物の種類によって異なる熱中症対策リフォームのポイント
熱中症リフォームは、住まいの使い方や建物の構造によって優先すべき対策が異なります。熱中症対策リフォームは、建物の用途や構造によって優先すべき対策が異なります。
同じ「暑さ対策」でも、住宅・倉庫・オフィス では求められる機能や施工内容が違うため、建物タイプに応じたリフォーム計画が重要です。
一般住宅
【主な課題】
・2階の室温が上がりやすい
・高齢者やお子様など、暑さに弱い家族が暮らしている
★おすすめ対策
・内窓（二重窓）で外気の熱を遮断し、エアコンの冷気を逃さない
・断熱材の追加施工により、家全体の温度差を少なくする
・遮熱塗装で屋根・外壁の表面温度を下げ、室内の温度上昇を防ぐ
→ 家族の健康リスクを下げると同時に、省エネにもつながります。
特に高齢者世帯では「ヒートショック対策」とあわせて検討するのがおすすめです。
倉庫・作業場
【主な課題】
・換気不足で熱気がこもる
・金属屋根（折板屋根）に熱が蓄積しやすい
★おすすめ対策
・折板屋根用の遮熱塗装を施工し、直射日光による温度上昇を抑える
・強制換気設備の設置で空気の流れをつくり、作業環境を改善
→ 倉庫や工場は面積が広く空調が効きにくいため、「屋根の遮熱」と「換気改善」が最大のポイント。作業者の体調管理や商品の品質保持にもつながります。
オフィス・店舗
【主な課題】
・西日による室温上昇
・来客やスタッフが快適に過ごせる環境づくりが必要
★おすすめ対策
・スタイルシェードやオーニングで日射をカットし、室温を安定させる
・高断熱ガラスや内窓で外気温の影響を抑える
・必要に応じて空調効率を高めるレイアウトリフォームも検討
→ 来店客の快適性はもちろん、従業員の働きやすさにも直結するため、空間演出と省エネ効果を両立させるのがポイントです。
熱中症対策リフォームに使える補助金制度もあります
住宅省エネ2025キャンペーン
これは、国土交通省、経済産業省、環境省が連携して実施する補助事業の総称です。複数の補助金を併用できる場合があり、熱中症対策に直結するリフォームも対象になります。
子育てグリーン住宅支援事業: 2024年度の「子育てエコホーム支援事業」の後継事業です。省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する制度で、子育て世帯だけでなく、すべての世帯が対象となる場合があります。内窓・断熱材などの設置が補助金の対象となります。
先進的窓リノベ2025事業: 高い断熱性能を持つ窓への改修を促進する事業です。窓のリフォームは、夏の暑い日差しを遮り、冬の暖房効率を高めるため、熱中症対策と省エネの両方に効果的です。
給湯省エネ2025事業: 高効率給湯器の設置を支援する制度です。
自治体ごとの住宅改修助成制度
国が行う上記の制度に加え、各自治体でも独自の補助金制度を設けている場合があります。
福岡市: 住宅の耐震改修工事費等補助事業や、要支援・要介護者向けの住宅改修費支給制度などが継続して実施されています。省エネ改修が補助の対象となる場合もあるため、最新の情報を確認することが重要です。
北九州市: 木造住宅の耐震改修工事と合わせて行う省エネ改修工事に対して補助金が支給される制度があります。
その他
上記のほか、事業者向けの補助金として、職場での熱中症対策を目的とした「エイジフレンドリー補助金（厚生労働省）」や「業務改善助成金（厚生労働省）」などがあります。これらは住宅リフォームとは異なりますが、職場環境の改善を通じて熱中症を防ぐためのものです。
最新情報について
各制度は年度ごとに内容が変更されたり、予算の上限に達し次第受付が終了したりすることがあります。リフォームを検討する際は、必ずご自身で各制度の公式サイトや自治体の窓口で最新の情報を確認するようにしてください。
熱中症対策リフォームに関する専門コラム一覧
以下の各ページでは、テーマ別により詳しい情報をご紹介しています。
気になるテーマをクリックしてご覧ください。
室内の熱中症対策リフォーム（住宅編）
倉庫の熱中症対策リフォーム（事業所編）
遮熱・断熱塗装とは？屋根・外壁の暑さ対策に効果的なリフォーム
遮熱塗料と断熱塗料どちらがいい？違いや効果、選び方
「遮熱と断熱の違い」を知りたい方へ
高齢者住宅におすすめの熱中症対策リフォーム
福岡で熱中症対策リフォームをご検討中の方へ
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