リフォーム前のご近所挨拶のタイミングや注意点
リフォーム中に起きやすいトラブルといえば「近隣住民とのトラブル」です。
騒音が発生するリフォームや、工事車両の駐停車が必要なリフォーム工事は、近隣住民への影響も大きく、近隣住民に知らせずリフォームを始めてしまうと、大きな近隣トラブルへ発展してしまうケースがあります。
まずは、近隣住民とのトラブルを防ぐためのリフォームの挨拶についてご紹介します。
1.リフォーム前の挨拶は工事日の1週間前までに済ませましょう
リフォーム前の挨拶は、工事が始まる1週間前までには済ませましょう。できれば、忙しい平日は避け、土日の午前中に挨拶するのがおすすめです。訪問しても留守な場合などに備えて、手紙を用意し、留守時は手紙を投函しておくなどの対応をしましょう。
挨拶時に伝えておきたいこと
・リフォームの期間
・リフォームの施工時間や曜日(土日祝は工事しない)など。
・リフォームの施工内容
・緊急時の連絡先(リフォーム業者や工事依頼主)
また、工事による大きな音が発生することや、ホコリが立つ可能性がある日が事前にわかる場合、リフォーム業者の車両を停める位置なども合わせて伝えておきましょう。
また、上記の内容は直接ご挨拶できた方にもお渡しすることをおすすめします。
口頭だけになると、後からトラブルの原因にもなり兼ねない為、挨拶と共に期間や時間などが記載されたお手紙も渡しましょう。
2.挨拶時の手土産は必要?
数日で終わるリフォームの場合は挨拶だけでもいいですが、騒音が大きい工事や、工事期間が長く大掛かりなリフォームなど、近隣住民への影響が大きいリフォームの場合は手土産持参での挨拶をおすすめします。
手土産には、タオルや洗剤などの日常消耗品や菓子折りなど1000円前後のものがいいです。
3.挨拶の範囲
リフォーム前の挨拶は居住タイプによって範囲が変わります。
戸建ての場合
戸建て住宅の場合は、向かい3軒・裏3軒・両隣は必ず挨拶をしておきましょう。
特に斜め裏の家は、見えづらいため忘れがちになりますが、工事の影響も受ける位置ですので、必ず斜め裏の家にも挨拶をしておきましょう。
また、戸建住宅の場合、自治会のある地域では工事時間が定められている場合があります。事前に自治会長へ確認をしておきましょう。
マンションの場合
マンションの場合は、マンションの規約があるため、工事が決まり次第、管理人にリフォーム許可を取る必要があります。規約に沿って対応することが大切です。マンションの挨拶範囲は、上3軒・下3軒・両隣です。資材の搬出時に通るエレベーターや階段に面した部屋にも挨拶をしておきましょう。また、掲示板への工事告知が必要な場合もありますので、必ず管理会社に確認をしておきましょう。
4.マンションは共有部分にも配慮が必要です
マンションは戸建住宅とは違い、住民が使用する廊下やエレベーター、駐車場などの「共有部分」があります。この共有部分は特に配慮が必要です。
搬入時にエレベーターを占領したり、資材の搬入を朝の通勤時間に被せてしまったり、駐車場の確保が出来ず路上駐車をしてしまったりと、トラブルになる可能性が多いです。マンションのリフォームを行う場合は、トラブルを防ぐために、近隣に配慮したリフォーム計画を立てましょう。
5.近隣住民への挨拶は業者任せにしないこと
リフォームの挨拶はリフォーム業者も行いますが、リフォーム業者に任せてしまったが為にトラブルになる可能性もあります。リフォーム業者だけが挨拶に伺うと、訪問営業と間違われ、うまく伝わらないこともあります。
まずは、リフォーム業者よりも、先に自ら挨拶にまわることで、近隣住民への印象も良くなり、スムーズにやり取りを行うことができます。
また、住民同士では言いづらいことがあっても「後日、リフォーム業者が挨拶に伺うので、気になることがあれば業者に伝えてください」と一言添えることで、トラブル防止にもつながります。
まとめ
リフォーム前の近隣挨拶は「業者任せ」にせず、リフォームが始まる1週間前までには挨拶まわりを行いましょう。これから長く住むからこそ、ご近所付き合いは大切です。少し面倒ですが、工事前に挨拶を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、お互い気持ちよく過ごすことができます!(^^)!