「複層ガラスにしたのに、思ったほど快適にならなかった」
「夏は暑いし、冬はやっぱり寒い」
そんな声をお聞きすることがあります。
実はその原因、Low-E複層ガラスの“種類の違い”にあるかもしれません。
Low-E複層ガラスは、一般的な複層ガラスよりも断熱性能を高めた高性能ガラスですが、すべて同じ性能というわけではありません。
Low-E複層ガラスには、「夏の暑さを抑える【遮熱タイプ】」と「冬の寒さを防ぐ【断熱タイプ】」があり、住まいの条件や窓の向きによって、適した種類が異なります。
この違いを知らずに選んでしまうと、「期待していた効果が出ない」という結果になってしまうこともあります。
ここでは、Low-E複層ガラスの基本的な仕組みから、遮熱タイプ・断熱タイプの違い、選び方のポイントまでを分かりやすく解説します。
Low-E複層ガラスとは?
Low-E複層ガラスとは、2枚のガラスのうち一方に特殊な金属膜(Low-E膜)を施した複層ガラスです。

Low-E膜には、熱の移動を抑える働きがあり、
-
■ 冬は室内の暖かい熱を逃がしにくい
-
■ 夏は外からの熱を室内に伝えにくい
という効果があります。
一般的な複層ガラスよりも断熱性能が高く、現在の窓リフォームでは 主流となっている高性能ガラスです。
複層ガラスとの違い
| 項目 | 複層ガラス | Low-E複層ガラス |
|---|---|---|
| ガラス構造 | 2枚+空気層 | 2枚+空気層+Low-E膜 |
| 断熱性能 | ○ | ◎ |
| 結露対策 | ○ | ◎ |
| 冷暖房効率 | ○ | ◎ |
| 補助金 | 条件次第 | 対象になりやすい |
「せっかく複層ガラスにするなら、より快適性を高めたい」という方にはLow-E複層ガラスが選ばれています。
Low-E複層ガラスは2種類あります
Low-E複層ガラスは、性能の方向性によって2つに分かれます。

遮熱タイプのLow-E複層ガラス
【特徴】
遮熱タイプは、太陽の日射熱を反射し、室内への熱の侵入を抑えることを重視したガラスです。
|
【向いてるケース】
|
【メリット】
|
【注意点】 冬の日射熱もある程度カットするため、冬は少し寒く感じることがある |
断熱タイプのLow-E複層ガラス
【特徴】
断熱タイプは、室内の暖かい熱を外へ逃がさないことを重視したガラスです。
|
【向いてるケース】
|
【メリット】
|
【注意点】 遮熱タイプほど夏の日射カット効果は強くない |
福岡ではどう選ぶのが正解?
福岡は、
-
・夏は日差しが強く蒸し暑い
-
・冬は底冷えしやすい
-
・湿度が高く結露が出やすい
という特徴があります。
そのため、
-
■ 南・西向きの窓 → 遮熱タイプ
-
■ 北向き・日陰の窓 → 断熱タイプ
と、窓ごとに使い分けるのが理想的です。すべて同じタイプにする必要はありません。
Low-E複層ガラスのメリット
Low-E複層ガラスは、一般的な複層ガラスよりも一段階上の性能を持つガラスです。
そのメリットは「少し良くなる」レベルではなく、暮らしの質そのものに影響するレベルと言えます。
1.断熱性能が大きく向上し、窓際の不快感が減る
Low-E複層ガラス最大のメリットは、窓からの熱の出入りを大幅に抑えられることです。
Low-E膜は、目に見えないほど薄い金属膜で、熱(遠赤外線)の移動を反射・抑制します。
その結果、
-
冬:暖房をつけても窓際が冷えにくい
-
夏:外の熱が室内に伝わりにくい
といった効果が生まれ、「窓の近くにいると寒い・暑い」という不快感が軽減されます。
2.遮熱・断熱を“目的別に選べる”
Low-E複層ガラスは、
-
■ 遮熱タイプ(夏の日差し対策重視)
-
■ 断熱タイプ(冬の寒さ対策重視)
の2種類があり、住まいの条件に合わせて最適な性能を選べる点も大きなメリットです。
-
・南・西向きの窓 → 遮熱タイプ
-
・北向き・日陰の窓 → 断熱タイプ
と使い分けることで、一年を通して快適な室内環境をつくりやすくなります。
3.結露の発生を大幅に抑えられる
Low-E複層ガラスは、ガラス表面の温度が下がりにくいため、結露が発生しにくい構造になっています。
結露が減ることで、
-
■ 毎朝の窓拭きの手間が減る
-
■ サッシや窓枠のカビ・腐食リスク低下
-
■ 室内の空気環境が改善
といった、見えない部分の劣化防止・健康面のメリットも期待できます。
4.冷暖房効率が良くなり、光熱費の負担を抑えやすい
住宅の中で、最も熱が出入りしやすい場所は「窓」です。
Low-E複層ガラスにすることで、
-
■ 冷暖房の効きが早くなる
-
■ 設定温度を極端に上げ下げしなくて済む
-
■ エアコンの稼働時間が短くなる
といった効果が期待でき、光熱費の削減につながる可能性があります。
※削減額は住まいの条件や使用状況によって異なります。
5.窓リノベ補助金の対象になりやすい
Low-E複層ガラスは、2025年の「先進的窓リノベ事業」において、補助対象として採用されやすい仕様です。
断熱性能(Uw値など)の条件を満たせば、
-
■ 工事費の一部が補助される
-
■ 実質負担を抑えて高性能な窓にできる
というメリットがあります。
「性能は上げたいが、費用が心配」という方にとって、補助金と相性が良い点は大きな魅力です。
6.室内の温度ムラが減り、住み心地が安定する
Low-E複層ガラスにすることで、
-
■ 窓際だけ寒い・暑い
-
■ 部屋の中で温度差がある
といった、体感的なムラが減りやすくなります。
特に、
-
■ リビング
-
■ 寝室
-
■ 子ども部屋
など、長時間過ごす空間では快適性の違いを実感しやすいポイントです。
7.将来の窓リフォームの“基準”になる性能
Low-E複層ガラスは、現在の住宅性能基準においてひとつの完成形に近いガラス仕様です。
-
■ これ以上の性能を求めるなら内窓
-
■ まずは高性能にしたいならLow-E
という位置づけになるため、「後悔しにくい選択肢」と言えます。
メリットを最大限活かすために大切なこと
Low-E複層ガラスは、選び方を間違えると効果が半減することもあります。
-
■ 遮熱か断熱か
-
■ 窓の向き
-
■ サッシの状態
を確認したうえで選ぶことが重要です。
まとめ|Low-E複層ガラスのメリット
Low-E複層ガラスは、性能・費用・将来性のバランスが非常に良い選択肢です。 |
Low-E複層ガラスのデメリット・注意点
Low-E複層ガラスは非常に性能の高いガラスですが、どんな住宅・どんな使い方にも万能というわけではありません。
ここでは、導入前に知っておきたいデメリットや注意点を正直に解説します。
1.通常の複層ガラスより費用が高い
Low-E複層ガラスは、ガラスに特殊な金属膜(Low-E膜)を施しているため、一般的な複層ガラスよりも価格が高くなります。
-
■ 窓1か所あたり数万円程度の差が出ることがある
-
■ 窓の数が多いと総額が上がりやすい
ただし、補助金を活用できる場合は、実質的な負担を抑えられるケースも多いため、費用面は「補助金込み」で判断することが重要です。
2.遮熱タイプ・断熱タイプを間違えると効果が出にくい
Low-E複層ガラスは、
-
■ 遮熱タイプ
-
■ 断熱タイプ
の2種類があり、選び方を間違えると期待した効果が得られないことがあります。
例:
-
■ 冬の寒さ対策なのに遮熱タイプを選んでしまった
-
■ 日当たりの悪い北側窓に遮熱タイプを入れてしまった
このような場合、「思ったほど暖かくならない」と感じやすくなります。
▶窓の方角・用途に合わせた選定が必須です。
3.防音性能は限定的
Low-E複層ガラスは、あくまで断熱・遮熱を目的としたガラスです。
そのため、
-
■ 交通量の多い道路沿い
-
■ 電車・生活音が気になる立地
では、防音効果を十分に感じられない場合があります。
防音を重視する場合は、
-
■ 防音ガラス
-
■ 内窓(二重窓)
の方が効果的です。
4.サッシの状態によってはガラス交換だけで対応できない
Low-E複層ガラスは、ガラス構成が厚くなるため、
-
■ 古いアルミサッシ
-
■ 複層ガラス非対応の枠
では、ガラスのみの交換ができないケースがあります。
その場合は、
-
■ サッシ交換
-
■ 外窓交換
-
■ 内窓設置
など、別の工法を検討する必要があります。
5.結露が「完全にゼロ」になるわけではない
Low-E複層ガラスは結露対策に非常に効果的ですが、結露が完全になくなるわけではありません。
以下の条件では、結露が発生する可能性があります。
-
■ 室内の湿度が高い
-
■ 換気が不十分
-
■ 極端に外気温が低い
結露対策をより重視する場合は、
-
■ 換気の見直し
-
■ 内窓の併用
も含めて検討することが大切です。
6.見た目や色味が変わる場合がある
Low-E膜の影響で、
-
■ ガラスがやや青み・グレーがかって見える
-
■ 外からの反射が強く見える
と感じる場合があります。
大きな違和感が出ることは少ないですが、見た目を重視する方は事前確認がおすすめです。
7.補助金は「必ず使える」わけではない
Low-E複層ガラスは補助金対象になりやすいですが、
-
■ 製品の性能区分
-
■ 窓サイズ
-
■ 工事内容
によっては、補助金対象外になるケースもあります。
補助金を前提に検討する場合は、必ず事前に対象可否を確認する必要があります。
デメリットを理解したうえでの考え方
Low-E複層ガラスは、
■ 正しく選べば非常に満足度の高いガラス
■ 選び方を誤ると効果を感じにくいガラス
と言えます。
だからこそ、
-
■ 窓の向き
-
■ 住まいの環境
-
■ 目的(遮熱・断熱)
を踏まえた提案が重要になります。
まとめ|Low-E複層ガラスの注意点
これらを理解したうえで導入すれば、Low-E複層ガラスは快適性・省エネ性を大きく高めてくれる選択肢です。 |
Low-E複層ガラスはこんな方におすすめ
Low-E複層ガラスは、単板ガラスや一般的な複層ガラスよりも性能が高く、「窓の快適性を本気で改善したい方」に向いているガラスです。
次のようなお悩みやご希望がある方は、Low-E複層ガラスを検討する価値があります。
窓際の寒さ・暑さをしっかり改善したい方
-
■ 冬、窓の近くが特に寒い
-
■ 夏、西日で室内が暑くなる
-
■ エアコンをつけても効きが悪い
こうした症状は、窓からの熱の出入りが原因になっているケースが多くあります。
Low-E複層ガラスは、遮熱・断熱性能が高いため、体感温度の改善を実感しやすいのが特長です。
結露をできるだけ減らしたい方
-
■ 毎朝の結露拭きが大変
-
■ 窓枠やパッキンのカビが気になる
-
■ 家族の健康や室内環境が心配
Low-E複層ガラスは、ガラス表面の温度低下を抑え、結露が発生しにくい構造になっています。
結露対策を重視する方には、非常に相性の良いガラスです。
冷暖房費を抑えたい方
Low-E複層ガラスにすることで、
-
■ 冷暖房効率が向上
-
■ エアコンの稼働時間が短くなる
-
■ 設定温度を極端に変えなくて済む
といった効果が期待でき、光熱費の負担軽減につながる可能性があります。
補助金を活用して窓リフォームをしたい方
Low-E複層ガラスは、2025年「先進的窓リノベ事業」において、補助金対象になりやすい仕様です。
-
■ 高性能な窓にしたい
-
■ できるだけ費用を抑えたい
という方にとって、補助金との相性の良さは大きなメリットです。
複層ガラス以上の性能を求めている方
-
■ 以前、複層ガラスにしたが物足りない
-
■ もう一段階、性能を上げたい
-
■ 将来的な後悔を避けたい
こうした方には、Low-E複層ガラスが「ワンランク上の選択肢」となります。
窓の向き・部屋ごとに性能を使い分けたい方
Low-E複層ガラスは、
-
■ 遮熱タイプ
-
■ 断熱タイプ
を窓ごとに選べます。
-
■ 南・西向き → 遮熱タイプ
-
■ 北向き・日陰 → 断熱タイプ
といった使い分けにより、住宅全体の快適性を高めたい方にもおすすめです。
福岡の気候に合った窓対策をしたい方
福岡は、
-
・夏の強い日差し
-
・湿度が高く結露が出やすい
-
・冬の底冷え
といった特徴があります。
Low-E複層ガラスは、これらの環境に対応しやすく、福岡の住まいと相性の良いガラスです。
まとめ|Low-E複層ガラスがおすすめな方
Low-E複層ガラスは、
-
■ 窓の暑さ・寒さを本気で改善したい
-
■ 結露・省エネ対策を重視したい
-
■ 補助金を活用したい
-
■ 後悔しない窓リフォームをしたい
という方に最適な選択肢です。
「うちの窓には遮熱?断熱?」
「補助金は使える?」
そんな疑問がある方も、まずは状況確認からで問題ありません。
福岡のリフォーム専門店トラストホームなら、窓に関する相談・現地調査・見積りは無料です!
まずはお気軽にお問い合わせください!(^^)!
Low-E複層ガラスの交換費用目安
Low-E複層ガラスは、単なる複層ガラスより高性能な分、費用が高めになりますが、その分、
-
■ 冷暖房効率が上がる
-
■ 結露が減る
-
■ 補助金対象になりやすい
といったメリットがあります。以下では、窓サイズと種類ごとに費用目安を整理しています。
■ Low-E複層ガラスの費用の考え方
Low-E複層ガラスは、
① ガラス部分の材料費
② 施工費(既存ガラスの撤去・取付など)
③ 既存サッシの状態による調整費
で費用が決まります。
窓サイズが大きいほど、ガラス自体の材料費が高くなるため、費用は上がっていきます。
■ Low-E複層ガラスの費用目安(ガラス交換のみ)
※ガラス構造のみの交換/外壁加工を伴わないケース
※サッシ枠は現状のまま使用する想定
| 窓サイズ | 遮熱Low-E複層ガラス | 断熱Low-E複層ガラス |
|---|---|---|
| 小窓(〜1.6㎡未満) | 約 40,000〜70,000円 | 約 40,000〜70,000円 |
| 中窓(1.6〜2.8㎡未満) | 約 60,000〜100,000円 | 約 60,000〜100,000円 |
| 大窓(2.8㎡以上) | 約 90,000〜140,000円 | 約 90,000〜140,000円 |
※遮熱・断熱は性能方向が違うだけで、ガラス構造としてはLow-Eなので、材料費に大きな差は出ません。
■ 高断熱+ガス入り(Argon等)の費用目安
Low-E膜に加えて、ガラス間に断熱効果の高いガス(例:アルゴン)を封入したタイプは、さらに断熱性能が上がる一方で、やや費用が上がります。
| 窓サイズ | ガス入り Low-E複層ガラス |
|---|---|
| 小窓 | 約 50,000〜80,000円 |
| 中窓 | 約 70,000〜110,000円 |
| 大窓 | 約 100,000〜150,000円 |
■ 高付加価値仕様の追加(オプション)
Low-E複層ガラスでも、さらなる付加価値を持たせる場合、
◆ 遮音仕様(防音性能強化)
-
約 80,000〜160,000円/1枚
※交通量の多い道路沿い・線路近辺など騒音対策をしたい場合は、この仕様との組み合わせが有効です。
■ 工事費に影響する主なポイント
Low-E複層ガラスの交換でも、次の要素によって費用は変動します。
✔ サッシ枠の状態
→ 歪み・腐食・古いサッシは別途調整費
✔ 取り外しの難易度
→ 高所・狭小・外壁との納まりによって施工費が加算
✔ 既存窓の仕様
→ 古い単板サッシからの交換は工程が複雑化する場合あり
■ 部分的・段階的な取り替えにも対応
「全部の窓を交換するのは予算が…」
という場合でも、
-
■ 寒さが気になる部屋の窓
-
■ 結露がひどい窓だけ
-
■ 西日が強い窓だけ
といったように部分的な交換でも効果は出ます。
Low-E複層ガラスは、段階的に進めても快適性改善に寄与します。
■正確な見積りが必要な理由
Low-E複層ガラスの交換費用は、同じ窓サイズでも
-
■ サッシの状態
-
■ 取り付け環境
-
■ 外壁の納まり
などで変わるため、現地調査のうえで正式見積りが必要です。
トラストホームでは、現地確認から丁寧に対応しています。
■Low-E複層ガラス交換の費用まとめ
-
・小窓:約40,000〜80,000円
-
・中窓:約60,000〜110,000円
-
・大窓:約90,000〜150,000円
-
補助金を使うと実質負担が抑えられる可能性あり
※あくまで目安です。現地確認で確定します。
遮熱タイプ・断熱タイプの費用差比較表(Low-E複層ガラス)
■ 基本的な費用差はある?
結論から言うと、遮熱タイプと断熱タイプで“大きな価格差はほとんどありません”。
費用差が出る場合でも、同サイズで数千円〜1万円前後が目安です。
■ サイズ別|費用目安比較
※ガラス交換のみ/既存サッシ使用の場合
※材料費+施工費込みの目安
| 窓サイズ | 遮熱Low-E複層ガラス | 断熱Low-E複層ガラス |
|---|---|---|
| 小窓(〜1.6㎡未満) | 約40,000〜70,000円 | 約40,000〜70,000円 |
| 中窓(1.6〜2.8㎡未満) | 約60,000〜100,000円 | 約60,000〜100,000円 |
| 大窓(2.8㎡以上) | 約90,000〜140,000円 | 約90,000〜140,000円 |
※遮熱・断熱は性能の方向性が違うだけで、Low-E膜を使用する点は共通のため、材料コストはほぼ同等です。
ガス入り(アルゴン等)仕様の場合の比較
断熱性能をさらに高めるガス入りLow-E複層ガラスの場合も、遮熱・断熱で大きな価格差はありません。
| 窓サイズ | 遮熱Low-E+ガス | 断熱Low-E+ガス |
|---|---|---|
| 小窓 | 約50,000〜80,000円 | 約50,000〜80,000円 |
| 中窓 | 約70,000〜110,000円 | 約70,000〜110,000円 |
| 大窓 | 約100,000〜150,000円 | 約100,000〜150,000円 |
なぜ遮熱と断熱で価格差がほとんど出ないのか?
遮熱タイプ・断熱タイプの違いは、
-
■ Low-E膜の性質(熱を反射する方向)
-
■ ガラスのコーティング仕様
によるもので、ガラスの枚数・構造・施工方法は同じです。
そのため、
-
■ 材料費
-
■ 施工費
に大きな差が出にくくなっています。
補助金との関係(遮熱・断熱どちらが有利?)
補助金の対象可否や補助額は、遮熱か断熱かではなく、製品ごとの性能値(Uw値など)で決まります。
-
■ 遮熱タイプ → 対象になる製品あり
-
■ 断熱タイプ → 対象になる製品あり
どちらも、基準を満たせば補助金対象になります。
重要なのは「どのタイプか」よりも「どの製品を選ぶか」です。
費用で選ぶより「効果」で選ぶのが正解
遮熱・断熱の費用差がほとんどないため、
-
■夏の暑さがつらい → 遮熱タイプ
-
■冬の寒さ・結露がつらい → 断熱タイプ
と、住まいの悩みに合わせて選ぶ方が満足度が高くなります。
まとめ|遮熱と断熱の費用差
|
Low-E複層ガラス よくある質問(Q&A)
Q1.Low-E複層ガラスと普通の複層ガラス、体感的にどれくらい違いますか?
個人差はありますが、多くの方が 「窓際の寒さ・暑さが明らかに違う」と感じられます。
特に、冬の朝晩の冷え込み/夏の西日・日差しの強さでは、Low-E複層ガラスの方が体感温度の改善を実感しやすい傾向があります。
Q2.遮熱タイプと断熱タイプ、どちらを選べばいいですか?
基本的には、
■ 南・西向きの窓 → 遮熱タイプ
■ 北向き・日陰の窓 → 断熱タイプ
がおすすめです。
すべての窓を同じタイプにする必要はなく、窓の向きや部屋ごとに使い分けることで、より高い効果が期待できます。
Q3.Low-E複層ガラスにすると結露は完全になくなりますか?
結露は 大幅に軽減されるケースが多いですが、完全にゼロになるとは限りません。
■ 室内の湿度が高い
■ 換気が不十分
といった条件では、結露が発生する可能性はあります。
ただし、単板ガラスや一般的な複層ガラスと比べると、結露の量・頻度は明らかに減ることがほとんどです。
Q4.今のサッシのまま、Low-E複層ガラスに交換できますか?
サッシの種類や状態によって異なります。
■ 複層ガラス対応サッシ → ガラス交換のみで対応可能な場合あり
■ 古いアルミサッシ → 対応不可の場合あり
対応できない場合は、
■ 外窓交換
■ 内窓設置
といった別の方法をご提案することもあります。
Q5.防音効果も期待できますか?
Low-E複層ガラスは、断熱・遮熱を目的としたガラスのため、防音効果は限定的です。
騒音対策を重視する場合は、
■ 防音ガラス
■ 内窓(二重窓)
の方が効果的です。
Q6.Low-E複層ガラスは補助金の対象になりますか?
はい。
2025年の「先進的窓リノベ事業」では、断熱性能(Uw値など)の基準を満たす製品であれば補助金対象になります。
ただし、
■ 製品の性能区分
■ 窓サイズ
■ 工事内容
によって対象・非対象が分かれるため、事前確認が必要です。
Q7.遮熱タイプと断熱タイプで補助金額は変わりますか?
補助金額は、遮熱・断熱の違いではなく、製品ごとの性能値(Uw値)と窓サイズで決まります。
そのため、
■ 遮熱タイプでも対象になる製品
■ 断熱タイプでも対象になる製品
どちらも存在します。
Q8.Low-E複層ガラスの寿命はどれくらいですか?
一般的に、Low-E複層ガラスの寿命は 20〜30年程度とされています。
ただし、
■ 設置環境
■ サッシの状態
■ 結露・湿気の影響
によって前後するため、定期的な状態確認が大切です。
Q9.Low-E複層ガラスと内窓、どちらがいいですか?
目的によって異なります。
■ 断熱・遮熱を重視 → Low-E複層ガラス
■ 防音・結露対策を最優先 → 内窓
迷った場合は、住まいの状況を確認したうえで判断するのがおすすめです。
Q10.一部の窓だけLow-E複層ガラスにすることはできますか?
はい、可能です。
■ 寒さが気になる部屋
■ 西日が強い窓
など効果が出やすい窓から部分的に交換される方も多くいらっしゃいます。
Low-E複層ガラス × 窓リノベ補助金
Low-E複層ガラスは、2025年の「先進的窓リノベ事業」において、断熱性能の高い窓改修として補助対象になりやすい仕様です。
「高性能なガラスにしたいが、費用が気になる」という方にとって、この補助金制度は非常に相性の良い制度といえます。
2025年 先進的窓リノベ事業とは?
先進的窓リノベ事業は、住宅の断熱性能向上を目的とした国の補助制度です。
制度のポイント
-
■ 対象:既存住宅の窓リフォーム
-
■ 目的:断熱性能の高い窓への改修促進
-
■ 補助内容:工事内容・性能・サイズに応じて定額補助
Low-E複層ガラスは、性能基準を満たす製品を選ぶことで補助対象になります。
Low-E複層ガラスが補助対象になる条件
Low-E複層ガラスが補助金対象になるかどうかは、遮熱タイプ・断熱タイプの違いではなく、製品の性能値で決まります。
主な条件
-
・国が定める断熱性能基準(Uw値など)を満たしている
-
・登録された対象製品を使用している
-
・補助金対象となる工事内容であること
そのため、「Low-E複層ガラスなら必ず補助金が出る」というわけではなく、事前の製品確認が必須です。
補助金額の考え方(Low-E複層ガラス)
補助金額は、次の要素によって決まります。
-
■ 窓のサイズ(小・中・大)
-
■ ガラスの断熱性能区分
-
■ 工事内容(ガラス交換・外窓交換など)
イメージ例(目安)
-
・小窓:数万円前後
-
・中窓:数万円〜
-
・大窓:条件によってさらに高額になる場合あり
※正確な補助額は、窓サイズ・製品仕様・年度の要件によって変わります。
Low-E複層ガラス × 補助金のメリット
補助金を活用することで、
-
■ 高性能なLow-E複層ガラスを導入しやすい
-
■ 初期費用の負担を抑えられる
-
■ 長期的な光熱費削減が期待できる
といったメリットがあります。
「性能を上げたいが、費用で迷っている」という方ほど、補助金活用の効果を実感しやすい制度です。
2026年も決定!窓リフォーム補助金、嬉しい継続のお知らせ!
なんと、2026年度も窓リフォームに関する補助予算が決定しました!
これは、国が引き続き「窓の断熱改修」を極めて重要視しており、皆さまの快適で省エネな暮らしづくりを、来年も継続して力強く後押ししてくれるという、大変喜ばしいニュースです!
引き続き、このお得な制度をご活用いただける予定です。
ただし、ご注意ください!
-
・補助内容
-
・補助金額
-
・対象条件
これらは、補助制度をより良くするため、年度ごとに見直し・変更される可能性があります。最新の情報に注目し、来年もこのチャンスを逃さないようにしましょう!
補助金を確実に活用するための注意点
補助金を活用するには、
-
※ 工事前の申請手続き
-
※ 対象製品の選定
-
※ 施工内容の条件確認
など、いくつかのルールを守る必要があります。
特に注意したいのが、
-
■ 工事後の申請はできない
-
■ 予算上限に達すると受付終了になる
という点です。
補助金は「早めの相談」が重要です
補助金制度は、
-
・予算上限に達し次第終了
-
・年度途中で条件変更の可能性あり
という特徴があります。
そのため、
「今年使えるか知りたい」
「来年に回した方がいいのか迷っている」
といった段階でも、早めに相談することが大切です。株式会社トラストホームでは、補助金申請のご予約・相談も無料で行っております!まずはお気軽にお問い合わせください!(^^)!
福岡でLow-E複層ガラスをご検討中の方へ
Low-E複層ガラスは、遮熱・断熱の選び方や補助金の活用方法によって、快適性・費用負担の感じ方が大きく変わる窓リフォームです。
「本当にうちには必要?」
「遮熱と断熱、どちらが合っている?」
「補助金は2025年・2026年どちらを使うべき?」
そんな段階でも、まったく問題ありません。
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◎リフォームメニュー一覧
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・浴室(お風呂)リフォーム
・トイレリフォーム
・洗面化粧台
・IH・ガスコンロリフォーム
・給湯器の設置・取り替え
・床リフォーム
・壁紙リフォーム
・内装リフォーム
・遮熱対策リフォーム
・熱中症対策リフォーム
・防犯対策リフォーム
・バリアフリーリフォーム
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