外窓交換(カバー工法)

外窓交換(カバー工法)とは?

壁を壊さず断熱・防音性能を高めるサッシ交換工事

外窓交換(カバー工法)とは、今ある窓枠(既存サッシ)を撤去せず、その上から新しいサッシ枠をかぶせて取り付ける交換方法です。
外壁や内装を大きく壊す必要がないため、工期が短く、住みながら施工できる点が大きな特長です。

サッシ交換と聞くと「大掛かりな工事になるのでは?」と不安に思われる方も多いですが、カバー工法であれば、壁を壊さずに断熱性・防音性・気密性を大きく向上させることが可能です。

外窓交換(カバー工法)とはどんな工事?

カバー工法の基本構造と仕組み

カバー工法では、既存のサッシ枠を撤去せず、その枠を「土台」として新しいサッシ枠を固定します。

外窓交換(カバー工法)

先進的窓リノベ2025事業より引用

 

そのため、

  • ■ 外壁を壊さない

  • ■ 内装の補修がほとんど不要

  • ■ 粉塵や騒音が少ない

というメリットがあります。

新しいサッシは、
・高断熱構造
・気密性の高いパッキン
・複層ガラス/Low-Eガラス

などが標準となっており、見た目以上に性能が大きく変わる工事です。

サッシ交換との違い

「サッシ交換」という言葉は、窓枠を新しくする工事全体を指す総称です。
その中の具体的な施工方法のひとつが、外窓交換(カバー工法)です。

つまり、

  • ■ サッシ交換:考え方・カテゴリ

  • ■ カバー工法:施工方法

という関係になります。

住宅の状態によっては、カバー工法が最適な場合もあれば、はつり工法(枠ごと撤去する工事)が必要になるケースもあります。

▶ 外窓交換(はつり工法)について詳しく見る

外窓交換(カバー工法)のメリット

外窓交換(カバー工法)が多くの住宅で選ばれている理由は、「工事の負担が少ないのに、窓の性能は大きく向上する」点にあります。
ここでは、実際のご相談内容や施工経験をもとに、代表的なメリットを詳しくご紹介します!

外窓交換(カバー工法)メリット

壁や外壁を壊さずに施工できるため、住まいへの負担が少ない

カバー工法最大の特長は、既存のサッシ枠を活かしたまま施工できることです。
外壁や内装を解体する必要がないため、

  • ■ 外壁補修・塗装が不要

  • ■ クロスや内装材の貼り替えがほとんど発生しない

  • ■ 解体音・粉塵が最小限

といったメリットがあります。

「工事中の騒音が心配」
「内装が傷つくのは避けたい」
という方でも、安心して選びやすい工法です。


工期が短く、住みながら工事ができる

外窓交換(カバー工法)は、1か所あたり半日〜1日程度で施工が完了します。
複数窓をまとめて交換する場合でも、日常生活への影響は最小限です。

  • ■ 仮住まいが不要

  • ■ 工事中も在宅で対応可能

  • ■ 高齢の方や小さなお子様がいるご家庭でも安心

といった点から、生活リズムを崩さずにリフォームできる工法として支持されています。


工事費用を抑えやすく、コストパフォーマンスが高い

はつり工法と比べると、カバー工法は

  • ■ 解体工事がほとんど不要

  • ■ 廃材処分費が少ない

  • ■ 外壁・内装補修費がかからない

といった理由から、総工事費を抑えやすい傾向があります。

そのため、

  • 「できるだけ予算を抑えたい」

  • 「必要以上に大掛かりな工事はしたくない」

という方にとって、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。


断熱性能が向上し、冷暖房効率が大きく改善される

古いアルミサッシと単板ガラスの組み合わせは、
熱を通しやすく、室内の快適性を大きく損なっていました。

カバー工法で最新のサッシと複層ガラス・Low-Eガラスに交換することで、

  • ■ 冬の冷気侵入を大幅に軽減

  • ■ 夏の外気熱を遮断

  • ■ 冷暖房効率が向上し、光熱費削減につながる

といった効果が期待できます。

実際に施工されたお客様からも、「エアコンの効きが全然違う」「足元の冷えがなくなった」という声を多くいただいています。


結露の発生を抑え、カビや腐食リスクを軽減できる

結露は見た目の問題だけでなく、

  • ■ サッシ枠の腐食

  • ■ ゴムパッキンの劣化

  • ■ カビによる健康被害

  • ■ 床やクロスへのダメージ

といったトラブルの原因になります。

断熱性・気密性の高いサッシに交換することで、窓表面の温度差が小さくなり、結露が大幅に軽減されます。

「毎朝結露を拭くのが当たり前」という状態から解放される方も少なくありません。


防音性能が向上し、生活環境が静かになる

古いサッシは、

  • ■ 枠の隙間

  • ■ ガラスの薄さ

によって音が入りやすい構造です。

カバー工法で防音性能の高いサッシ・ガラスを選ぶことで、

  • ■ 車の走行音

  • ■ 近隣の生活音

  • ■ 雨音

などを軽減し、室内の静かさが向上します。テレワークや在宅時間が増えたご家庭にも、大きなメリットです。


防犯性が向上し、空き巣対策につながる

古いサッシでは、

  • ■ クレセント錠が1つだけ

  • ■ ガラスが割れやすい

  • ■ 枠がこじ開けられやすい

といった防犯上の不安が残っているケースがあります。

最新のサッシでは、

  • ■ 複数ロック

  • ■ 防犯合わせガラス

  • ■ 強化されたサッシ構造

により、侵入しにくい窓環境をつくることができます。


2025年 窓リノベ補助金の対象工事

外窓交換(カバー工法)は、2025年の窓リノベ補助金において正式な対象工事として明記されています。
ガラス性能やサイズ条件を満たすことで、補助金を活用しながら高性能な窓リフォームが可能です。

2026年以降も見据えて、補助金を賢く活用しましょう!

この「窓リノベ」事業は、日本の住宅の省エネ化を加速させるための重要な国の政策の一環です。

そのため、2025年に引き続き、2026年以降も同様の趣旨の補助金が継続される可能性は非常に高いと考えられます。

「予算がなくなり次第終了」となることが多い補助金制度ですが、高性能な窓へのリフォームを検討されている方は、国の支援が充実しているこの機会を逃さず、まずはお早めにご相談ください。高性能な窓は、補助金でお得になるだけでなく、未来の光熱費節約にもつながります。


窓ごとに段階的なリフォームができる

カバー工法は、1か所ずつ施工が可能なため、

  • ■ まずは寒さが気になる部屋だけ

  • ■ 次は結露がひどい窓

  • ■ 予算に合わせて段階的に

といった進め方もできます。

一度に全窓交換しなくても良いため、無理のない計画が立てやすい点もメリットです。

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外窓交換(カバー工法)のデメリット・注意点

外窓交換(カバー工法)はメリットの多い工事ですが、すべての住宅に万能な工法ではありません。

工事後に「思っていたのと違った」とならないためにも、事前に知っておきたいデメリットや注意点をご紹介します。

窓の開口部が少し小さくなる

カバー工法では、既存のサッシ枠の上に新しい枠を取り付けるため、見た目の窓サイズが数センチ程度小さくなります。

  • ■ 採光量が少し減る

  • ■ 窓の有効開口が狭くなる

といった変化が出る場合があります。

ただし、実際の生活で「暗くなった」「使いづらくなった」と感じるケースは多くありません。
むしろ、断熱性や防音性の向上による快適さの方が大きく感じられることがほとんどです。


既存サッシ枠の状態によっては施工できない

カバー工法は、既存サッシ枠を土台として使う工法です。
そのため、以下のような状態では適さない場合があります。

  • ■ サッシ枠が腐食している

  • ■ 大きな歪み・変形がある

  • ■ 固定に必要な強度が確保できない

特に、長年の結露や雨水侵入によって枠内部が劣化しているケースでは、表面だけでは判断できないこともあります。このような場合、無理にカバー工法を行うと耐久性や防水性に問題が出る可能性があります。


雨漏りが発生している場合は注意が必要

サッシ周りに雨漏りの形跡がある場合、根本的な原因を解消せずにカバー工法を行うことはおすすめできません。

  • ■ 外壁との取り合い不具合

  • ■ 防水処理の劣化

  • ■ 既存枠内部への水の侵入

といった問題が残ったままになる可能性があります。

雨漏りが確認された場合は、原因をしっかり調査したうえで、はつり工法による根本的な修繕が必要になるケースが多くあります。

▶ 外窓交換(はつり工法)について詳しく見る


仕上がり寸法・納まりに制限が出ることがある

カバー工法は、既存の窓枠形状・外壁の納まりに影響を受けやすい工法です。

そのため、

  • ■ 窓の位置が変えられない

  • ■ デザインや色の選択に制限が出る

  • ■ 網戸やシャッターの仕様変更が必要

といった調整が必要になることがあります。

現地調査では、見た目だけでなく納まり・使い勝手まで考慮した提案が重要です。


建物条件によっては補助金対象外になる場合がある

外窓交換(カバー工法)は窓リノベ補助金の対象工事ですが、すべてのケースで補助金が使えるわけではありません。

例えば、

  • ■ 断熱性能が基準を満たさない

  • ■ サイズ条件に該当しない

  • ■ 補助金申請前に工事を始めてしまった

といった場合、対象外になることがあります。補助金を前提に検討する場合は、工事前の確認と申請手順が非常に重要です。


状態によっては「はつり工法」の方が適していることもある

以下のようなケースでは、カバー工法よりもはつり工法が適している場合があります。

  • ■ サッシ枠の腐食が進行している

  • ■ 雨漏りを確実に止めたい

  • ■ 窓サイズや位置を大きく変えたい

はつり工法は工事規模が大きくなりますが、根本から改善できるという大きなメリットがあります。

デメリットを理解したうえで選ぶことが失敗しないポイント‼

外窓交換(カバー工法)は、条件が合えば非常に満足度の高い工事です。

一方で、「できるかどうか」「向いているかどうか」を見極めずに進めてしまうと、
本来得られるはずの効果が十分に発揮されません。

トラストホームでは、無理にカバー工法をおすすめすることはありません。
現地調査で状態を確認し、必要であれば、はつり工法も含めた最適な方法をご提案しています。

こんな住宅・お悩みにカバー工法はおすすめ

外窓交換(カバー工法)は、大掛かりな工事は避けたいけれど、窓の性能はしっかり改善したいという方に特に向いている工法です。以下のような住宅やお悩みに当てはまる場合、カバー工法で効果を実感できる可能性が高いと言えます。

こんな住宅・お悩みにカバー工法はおすすめ‼

築15〜30年程度の戸建て住宅

築年数が15〜30年ほどの住宅では、

  • ■ サッシ自体はまだ原型を保っている

  • ■ ただし、断熱性・気密性が現在の基準に比べて低い

というケースが多く見られます。

このような状態であれば、既存枠を活かすカバー工法でも十分な性能向上が期待できます。


マンションで外壁を壊せない・制限がある場合

マンションでは、

  • ■ 外壁工事が管理規約で制限されている

  • ■ 共用部に影響を与えられない

といった条件があることがほとんどです。

カバー工法であれば、専有部内の工事で完結するケースが多く、管理規約にも対応しやすいため、マンションの窓リフォームとして選ばれやすい工法です。


冬の寒さ・夏の暑さを何とかしたい

「冬になると窓際が冷える」
「夏はエアコンが効きにくい」

こうしたお悩みの原因は、窓からの熱の出入りであることが多くあります。

カバー工法による外窓交換は、室内環境を左右する窓性能を根本から改善できるため、体感温度の変化を実感しやすい工事です。


結露やカビに毎年悩まされている

毎朝の結露拭きや、サッシ周りのカビに悩まされている場合も、カバー工法が有効です。

断熱性・気密性の高いサッシへ交換することで、結露の発生を大幅に抑え、掃除やメンテナンスの負担を軽減できます。


騒音や防犯性に不安を感じている

  • ■ 車や電車の音が気になる

  • ■ 夜の物音で目が覚める

  • ■ 防犯面が心配

といったお悩みも、カバー工法で防音・防犯性能を高めることで改善が期待できます。

特に、古いサッシと単板ガラスの組み合わせからの交換では、生活環境の変化を実感しやすいポイントです。


大掛かりな工事や長期間の施工は避けたい

  • ■ 工事期間が長いのは困る

  • ■ 住みながらの工事が不安

  • ■ 家具の移動や養生を最小限にしたい

このような方にとって、短工期・低負担のカバー工法は非常に相性が良い工法です。


まずは一部の窓から改善したい方

「まずは一番寒い部屋だけ」
「結露がひどい窓から」

といったように、窓ごとに段階的なリフォームをしたい方にも向いています。
無理のないペースで住まいの快適性を高められる点も、カバー工法の大きな魅力です。

カバー工法が合うかどうかは現地確認が重要

ここまでご紹介した内容に当てはまっていても、
住宅の状態によっては別の工法が適している場合もあります。

トラストホームでは、現地調査で窓の状態を丁寧に確認したうえで、
カバー工法が適しているかどうかを正直に判断しています。

「うちも当てはまるかも?」と思われた方は、まずはお気軽にご相談ください。

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外窓交換(カバー工法)が向かないケース

  • 外窓交換(カバー工法)は、既存のサッシ枠を活かして施工する工法のため、その土台となる枠の状態が重要になります。

    次のようなケースでは、カバー工法が適さない場合があります。

    サッシ枠の腐食が進行している
    結露や雨水の影響で枠内部まで劣化している場合、
    新しいサッシを固定する強度が確保できないことがあります。

    雨漏りが発生している
    サッシ周りからの雨漏りは、外壁との取り合いや防水層に問題がある可能性が高く、
    表面的な交換だけでは根本解決にならないケースがあります。

    枠の歪みが大きい
    枠の歪みが大きいと、サッシの開閉不良や気密性低下につながるため、
    カバー工法では十分な性能が発揮できないことがあります。

    このような場合は、既存サッシ枠を撤去して根本から交換する「外窓交換(はつり工法)」での対応が必要になることがあります。どの工法が適しているかは、実際の窓の状態を確認したうえで判断することが大切です。

2025年 窓リノベ補助金と外窓交換(カバー工法)

外窓交換(カバー工法)は、国の住宅省エネ促進策として実施されている「先進的窓リノベ2025事業」の補助対象工事として明確に定められています。この補助制度は、住宅の断熱性能を高めることで快適性向上・光熱費削減・CO₂排出量削減を図ることを目的としています。

外窓交換(カバー工法)は制度上どんな工事?

“カバー工法”とは、既存のサッシ枠を残したまま、既存窓のガラスを取り外し、枠の上から新しいサッシ枠をかぶせて取り付け、断熱性の高い複層ガラス等に交換する工事を指します。
この工法は、外壁を壊さずに施工できる省エネ対策工事として補助金の対象となっています。

 

補助対象となる工事の条件

外窓交換(カバー工法)で補助対象となる主な条件は次の通りです。

▶より詳しい内容は先進的窓リノベ2025事業〖公式〗へ

既存の開口部を利用した交換工事であること

新たに開口を設けたり、位置を変更したり、既存開口部を拡張して設置する工事は補助対象外です。
ただし、増築に伴う既存開口と同規模・同数の設置など、例外的に対象となるケースもあります。

交換前のサッシと同数までが補助対象

交換前のサッシ数を上回る設置は対象外となりますが、やむを得ず分割して窓を設置する必要がある場合は、その分も対象になる可能性があります。

施工時期は2025年9月15日以降

工事の実際の交換・設置が2025年9月15日以降であることが原則の対象要件です。

断熱等性能等級5を満たす住宅

断熱性能評価書(BELS評価書など)を提出して、リフォーム後に断熱等性能等級5を満たす住宅であれば、通常対象外となるような条件でも補助対象になる場合があります。

補助金額の考え方(外窓交換)

補助額は、窓ごとの断熱性能(Uw値による性能区分)とサイズによって決まります。
制度では、窓性能を Uw値(熱貫流率)により分類し、性能が高いほど高い補助額が設定されています。

以下は、性能区分と窓サイズごとの補助額の一例です(戸建・低層集合住宅の場合)。

窓性能区分(Uw値) 大サイズ(2.8㎡以上) 中サイズ(1.6〜2.8㎡未満) 小サイズ(0.2〜1.6㎡未満)
P(SS)(Uw1.1以下) 約220,000円 約163,000円 約109,000円
S(Uw1.5以下) 約149,000円 約110,000円 約74,000円
A(Uw1.9以下) 約117,000円 約87,000円 約58,000円

※これは公式サイトで公開された制度仕様に基づく補助額の一例です。住宅の種類(戸建/集合住宅)によって補助額は変わる場合があります。

補助金の上限と申請のポイント

  • ■ 1戸あたりの補助上限は200万円までです。

  • ■ 補助申請は、登録された「窓リノベ事業者」を通じて行います。

  • ■ 補助対象となるには、工事前に申請・交付決定を得る必要があり、工事開始後の申請は認められません。(申請→交付決定→工事→実績報告が基本フロー)

  • ■ 補助金は予算が上限に達し次第終了しますので、早めの申請準備が重要です。

補助対象にならない工事例

  • 次のような工事は補助対象外になりますので注意しましょう。

    ❌ 外壁に新たに開口部を設ける工事
    ❌ 既存開口部を拡張して設置する工事
    ❌ 既存サッシ数を超える数の新設工事(原則)

補助金活用のメリット

外窓交換(カバー工法)で補助金を活用することで、

  • ◎実質的な工事負担を抑えながら

  • ◎断熱性能の高い窓へのグレードアップができ

  • ◎冷暖房効率や快適性が大きく改善

といったメリットが得られます。

また玄関ドア交換や内窓との併用も同一申請内で可能な場合があるため、窓まわりの総合的な省エネ改修と補助活用を検討することで、より効果の高いリフォームにつなげられます。


  • \2026年も窓リノベ補助金制度が継続決定/
  • 2025年(令和7年度)の補助制度に続き、2026年(令和8年度)も「先進的窓リノベ」補助金制度が継続されることが政府の補正予算案で正式に決まりました。
    この制度は、住宅の断熱リフォームを支援する国の重要な省エネ支援策で、引き続き内窓設置・ガラス交換・外窓交換などが補助対象となります。

2026年制度のポイント

□ 総予算も1,125億円規模で継続
2026年度も大規模な補助予算が確保されており、断熱窓リフォームの支援が継続されます。

□ 補助上限額は1戸あたり最大100万円(予定)
2025年の制度では最大200万円だった補助上限が、2026年は最大100万円までとなる見込みですが、高断熱窓の交換や改修工事に対して引き続き手厚い支援が行われます。

□ 対象となる工事は引き続き「窓の断熱改修」
外窓交換(カバー工法・はつり工法)を含む高性能窓へのリフォームが対象です。内窓設置やガラス交換なども含まれます。

□ 2025年11月28日以降に着手した工事が対象
2026年度制度でも、2025年秋以降に着手した工事が対象となるケースが公表されていますので、早めの検討が有利です。

※補助金は予算の執行状況や申請時期によって変動する可能性があるため、最新情報・申請条件は公式サイトや登録事業者に確認するのがおすすめです。

先進的窓リノベ2025事業

工事の流れ|外窓交換(カバー工法)

外窓交換(カバー工法)は、事前準備から施工完了までの流れがシンプルで、初めての方でも進めやすい窓リフォームです。
トラストホームでは、以下の流れで対応しています。

  1. 現地調査・窓の状態確認
    まずは現地に伺い【既存サッシ枠の状態】【腐食・歪み・雨漏りの有無】【窓のサイズ・取付条件】をを細かく確認します。この段階で、カバー工法が可能かどうか、はつり工法が必要かを判断します。
  2. サッシ・ガラス仕様の決定
    現地調査結果をもとに、【サッシの種類】【ガラス性能(断熱・防音・防犯など)】【カラー・デザイン】をご希望やご予算に合わせて決定します。補助金を活用する場合は、補助金対象となる仕様かどうかもこの時点で確認します。
  3. 補助金対象可否の確認・事前準備
    2025年・2026年の窓リノベ補助金を利用する場合は、【対象製品の確認】【申請に必要な書類の準備】【申請スケジュールの確認】を行います。トラストホームでは、補助金申請の流れも含めてサポートしていますので、初めての方でも安心です。
  4. 施工(半日〜1日程度)
    工事当日は、

    ・既存ガラスの撤去
    ・新しいサッシ枠の取付
    ・ガラス・建具の設置
    ・防水・仕上げ処理

    を行います。壁や内装を壊さないため、騒音や粉塵が少なく、住みながらの工事が可能です。
  5. 完了確認・補助金申請サポート

    施工完了後、

    ■ 開閉や施錠の確認
    ■ 仕上がりのチェック

    を一緒に行います。
    補助金を利用する場合は、完了報告や写真提出などの申請手続きもサポートします。

住みながらでも安心して進められる工事です

外窓交換(カバー工法)は、工期が短く、生活への影響が少ないため、初めての窓リフォームとしても選ばれやすい工事です。「どれくらい時間がかかるの?」「補助金の手続きが不安」といった疑問も、お気軽にご相談ください。

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外窓交換(カバー工法)の費用目安

外窓交換(カバー工法)の費用は、窓のサイズ・ガラス性能・仕様(サッシの色・オプション)によって変わります。

また、2025年・2026年の「窓リノベ補助金」を活用することで、実質の負担額を大きく抑えることも可能です。
ここでは、一般的な費用の目安と、補助金を考慮した場合の実質負担の考え方をご紹介します。

■ 基本的な費用の考え方

カバー工法の費用は、主に以下の要素で決まります。

✔ 窓サイズ(大・中・小)
→ 面積が大きいほど費用は高くなります

✔ ガラス性能(断熱・防音性能)
→ Low-E複層ガラスや防音複層ガラスは単板ガラスより高額

✔ サッシの仕様・カラー
→ 標準仕様とグレード仕様で差が出ます

✔ 既存窓の状態
→ 下地補修が必要な場合は別途費用が発生することがあります

■ 標準的な窓サイズごとの費用目安

以下は一般的な費用の範囲です。実際は窓の条件や地域により差がありますので、あくまでも参考値としての目安とお考えください。

窓サイズ 目安費用(工事費・材料費含む)
大サイズ(掃き出し窓 約2.8㎡以上) 約25〜40万円/1ヶ所
中サイズ(腰高窓 約1.6〜2.8㎡未満) 約18〜30万円/1ヶ所
小サイズ(小窓 約0.2〜1.6㎡未満)

約12〜22万円/1ヶ所

※ 仕様やガラス性能によって前後します。

■ ガラス性能別の影響

同じ窓サイズでも、ガラス性能が変わると費用に差が出ます。

  • ・複層ガラス(標準断熱)
    → 快適性向上の基本仕様

  • ・Low-E複層ガラス(高断熱)
    → 断熱性能が高く補助金対象でも評価が高い

  • ・防音複層ガラス
    → 騒音対策と断熱性を両立

性能が高いほど、費用はやや高くなりますが、冷暖房費の削減・住み心地の向上・補助金評価アップといったメリットが得られます。

■ 補助金活用後の実質負担額の考え方

窓リノベ補助金を活用すると、実質の負担額が大きく抑えられます。
補助金の額は、窓の断熱性能区分(Uw値レベル) や サイズ区分によって決まります。

【例】

  • ・大サイズ・高性能窓(Uw値低) → 補助額が大きい

  • ・中サイズ・標準断熱 → 補助額は中程度

  • ・小サイズ → 補助額は小さめ

例えば、中サイズの窓をLow-E複層ガラスで交換した場合、

■ 交換費用:25万円
■ 補助金額:10万円前後(性能・年度による)
= 実質負担:15万円前後

というように、補助金を使うことで負担を大きく軽減できます。

※補助額は年度・性能区分によって変わるため、正式な額は申請時に確定します。

補助金を最大限活かすポイント

外窓交換(カバー工法)で補助金を活用する際は、次の点が重要です。

✔ 断熱性能評価が高い窓を選ぶ
→ 補助額が高くなる可能性がある


✔ 申請前に仕様を確定する
→ 申請後の変更は補助対象外になる場合がある


✔ 窓のサイズ・位置をしっかり測定する
→ 不一致があると補助が下りない可能性がある

トラストホームでは、補助金申請のサポートも含めてお手伝いしていますので、ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問(Q&A)

Q1.本当に壁や外壁を壊さずに工事できますか?

はい、外窓交換(カバー工法)は基本的に壁や外壁を壊さずに施工します。
既存のサッシ枠を活かして新しい枠を取り付けるため、内装補修や外壁補修がほとんど不要です。
ただし、サッシ枠の劣化状況によっては例外もあるため、現地調査で確認します。

Q2.工事中は窓が使えなくなりますか?

施工中は一時的に窓が使えませんが、多くの場合は当日中に復旧します。
1か所あたり半日〜1日程度で完了するため、日常生活への影響は最小限です。

Q3.マンションでも外窓交換(カバー工法)はできますか?

はい、マンションでも対応できるケースが多い工法です。
外壁を壊さず専有部内で工事が完結するため、管理規約に適合しやすいのが特長です。
事前に管理規約の確認が必要な場合もありますので、事前にご相談ください。

Q4.結露や寒さはどのくらい改善されますか?

断熱性・気密性の高いサッシとガラスに交換することで、
結露の発生が大幅に減り、冬の冷えや夏の暑さを体感的に改善できるケースが多くあります。
特に古いアルミサッシからの交換では、効果を実感しやすいポイントです。

Q5.窓リノベ補助金は必ず使えますか?

補助金はすべてのケースで必ず使えるわけではありません。
窓のサイズや断熱性能、工事時期、申請手順などの条件を満たす必要があります。
トラストホームでは、事前に補助金対象可否を確認し、申請までサポートしています。

Q6.カバー工法ができない場合はどうなりますか?

サッシ枠の腐食や雨漏りがある場合は、外窓交換(はつり工法)での対応が必要になることがあります。
現地調査で状態を確認したうえで、最適な工法をご提案しますのでご安心ください。

福岡で外窓交換をご検討中の方へ

外窓交換(カバー工法)は、住まいの快適性を大きく向上させながら、工事の負担を抑えられるリフォームです。

冬の寒さや夏の暑さ、結露、騒音、防犯面の不安など、窓に関するお悩みは、目に見えにくい分「後回し」にされがちですが、実は毎日の暮らしに与える影響がとても大きい部分でもあります。

また、2025年・2026年は国の窓リノベ補助金が継続されており、高断熱窓への交換を検討するには、非常に良いタイミングと言えます。

ただし、
・カバー工法が適しているか
・はつり工法が必要か
・補助金が使えるか

といった判断は、実際の窓の状態を見なければ分かりません。

トラストホームでは、現地調査・ご相談・お見積りはすべて無料で対応しています。
無理な営業や不要な工事のご提案は行いません。

「まずは話だけ聞いてみたい」
「補助金が使えるか知りたい」

そんな段階でも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

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