外窓交換(はつり工法)とは?
窓を根本から直すサッシ交換工事
外窓交換(はつり工法)とは、既存のサッシ枠をすべて撤去し、新しいサッシ枠を外壁の開口部から入れ替える工事方法です。
カバー工法のように既存枠を利用するのではなく、窓まわりを一度“リセット”して、根本からつくり直すのが大きな特長です。
一見すると大掛かりな工事に思われがちですが、
・サッシ枠の腐食が進んでいる
・雨漏りが止まらない
・枠の歪みが大きい
・何度も補修してきたが改善しない
といった場合には、はつり工法でなければ解決できないケースも少なくありません。
「とりあえずカバー工法で…」と進めてしまうと、
数年後に再工事が必要になることもあるため、
窓の状態によっては最初からはつり工法を選ぶことが“結果的に正解”になることもあります。
外窓交換(はつり工法)とはどんな工事?
はつり工法の基本的な仕組み

先進的窓リノベ2025事業より引用
はつり工法では、既存のサッシ枠を取り外すために、
-
■ 窓まわりの内装
-
■ 外壁の一部
を一時的に解体します。
その後、
-
古いサッシ枠を完全に撤去
-
下地や防水層の状態を確認
-
必要に応じて補修・防水処理
-
新しいサッシ枠を正しい位置に設置
-
外壁・内装を復旧
という流れで工事を行います。
この工程により、サッシ枠内部に隠れていた劣化や雨水の侵入経路までしっかり確認・修繕できるのが、はつり工法最大の強みです。
カバー工法との決定的な違い
外窓交換には大きく分けて「カバー工法」と「はつり工法」がありますが、両者の違いは“どこまで直すか”にあります。
-
■ カバー工法:既存枠の上から新しい枠を取り付ける
-
■ はつり工法:既存枠を撤去し、窓まわりを根本から再構築する
そのため、はつり工法は
・工期が長くなる
・費用が高くなる
という側面はありますが、「原因から解消する工事」である点が大きな違いです。
はつり工法が必要になる代表的なケース
次のような症状が見られる場合、カバー工法ではなく、はつり工法を検討する必要があります。
サッシ枠の腐食・崩れがある
長年の結露や雨水の影響で、
-
■ サッシ枠がボロボロになっている
-
■ 指で押すと柔らかい
-
■ 表面は大丈夫そうでも内部が腐っている
といった状態では、既存枠を土台にするカバー工法は不向きです。
無理に施工すると、数年で不具合が再発する可能性があります。
雨漏りが発生している、または過去にあった
サッシまわりの雨漏りは、
-
■ 外壁との取り合い
-
■ 防水層の劣化
-
■ 枠内部への水の侵入
が原因になっていることが多く、表面だけを新しくしても根本解決になりません。
はつり工法であれば、防水層の状態を確認し、必要な処置を行ったうえで新設できるため、再発リスクを大きく下げることができます。
枠の歪みが大きい・開閉に支障がある
建物の歪みや経年劣化によって、
-
■ 窓がきちんと閉まらない
-
■ 隙間ができる
-
■ 鍵がかかりにくい
といった状態になっている場合、既存枠を活かすカバー工法では限界があります。
はつり工法なら、正しい位置・寸法で新しいサッシを設置できるため、開閉性・気密性を根本から改善できます。
外窓交換(はつり工法)のメリット
外窓交換(はつり工法)は、工期や費用の面だけを見るとハードルが高く感じられますが、窓まわりの問題を“根本から解決できる”という点で、非常に価値の高い工事です。
ここでは、はつり工法ならではのメリットを詳しくご紹介します。
窓を「根本から」新しくできる
はつり工法最大のメリットは、既存のサッシ枠を完全に撤去し、窓まわりを一からつくり直せる点です。
カバー工法では残さざるを得ない、
-
■ 古いサッシ枠
-
■ 劣化した下地
-
■ 見えない部分の歪み
といった問題も、はつり工法であればすべてリセットできます。
「表面をきれいにする」工事ではなく、構造から立て直す工事ができるのが大きな違いです。
雨漏り・結露の原因から解消しやすい
サッシまわりの雨漏りや結露は、
多くの場合、
-
■ 防水層の劣化
-
■ 外壁との取り合い不良
-
■ 枠内部への水の侵入
といった、目に見えない部分に原因があります。
はつり工法では、
-
・既存枠を撤去
-
・下地・防水層を直接確認
-
・必要な防水処理・補修を実施
したうえで新しいサッシを設置するため、原因そのものにアプローチでき、再発リスクを大きく下げることが可能です。
サッシ枠の腐食・歪みも確実に改善できる
長年の使用によって、
-
■ 枠が腐っている
-
■ 触るとボロボロ崩れる
-
■ 建物の動きで大きく歪んでいる
といった状態では、既存枠を活かすカバー工法では限界があります。
はつり工法なら、正しい位置・寸法で新しいサッシを設置できるため、
-
・開閉のしやすさ
-
・気密性
-
・施錠の確実性
を根本から改善できます。
断熱・防音・防犯性能を最大限まで高められる
サッシ枠から新しくできるはつり工法は、最新の高性能サッシ・ガラスを最大限に活かせる工事です。
-
■ 冬の冷気侵入を大幅に抑える
-
■ 夏の外気熱を遮断
-
■ 騒音の侵入を軽減
-
■ 防犯性能の高い構造に変更
といった性能向上を、妥協なく実現できます。
特に築年数が古い住宅では、「家全体が静かになった」「冷暖房の効きが全然違う」と体感されるケースが多くあります。
窓サイズや位置の調整ができる場合がある
カバー工法では難しい、
-
■ 窓サイズの変更
-
■ 高さの微調整
-
■ 納まりの改善
といった対応ができるのも、はつり工法のメリットです。
住まいの使い方や間取りに合わせて、より快適な窓配置に見直せる可能性があります。
将来的な不安が残りにくい
一度はつり工法でしっかり施工しておけば、
-
■ 数年後に再工事が必要になる
-
■ 別の不具合が次々に出てくる
といったリスクを抑えられます。
「今回で最後の窓工事にしたい」という方にとって、はつり工法は非常に相性の良い選択肢です。
補助金を活用することで費用負担を抑えられる
外窓交換(はつり工法)は、2025年・2026年の窓リノベ補助金の対象工事です。
工事費が高くなりやすい分、補助金を活用することで実質負担を抑えながら根本改修ができる点も大きなメリットです。
外窓交換(はつり工法)のデメリット・注意点
外窓交換(はつり工法)は、窓を根本から改善できる非常に有効な工事ですが、工事内容が本格的になる分、事前に理解しておくべき注意点もあります。
メリットだけで判断せず、デメリットも把握したうえで検討することが大切です。
工期が長くなりやすい
はつり工法では、
-
■ 既存サッシ枠の撤去
-
■ 下地・防水層の確認
-
■ 外壁・内装の復旧
といった工程が必要になるため、1か所あたり数日〜1週間程度かかるケースがあります。
窓の数や外壁仕上げの種類によっては、工期がさらに延びることもあります。
工事費用が高くなりやすい
はつり工法は、
-
■ 解体工事
-
■ 防水処理
-
■ 外壁・内装補修
が発生するため、カバー工法と比べると費用は高くなる傾向があります。
ただし、劣化や雨漏りがある状態で無理にカバー工法を行うと、将来的に再工事が必要になり、結果的に高くつくケースもあります。
工事中の音・振動が出ることがある
解体作業を伴うため、
-
■ 一時的に音が出る
-
■ 振動が発生する
といった点は避けられません。
特にマンションや密集地では、事前の近隣配慮や工程管理が重要になります。
外壁・内装の仕上がりに影響が出る場合がある
はつり工法では外壁や内装を一度壊すため、既存の仕上げ材や築年数によっては、
-
■ 色や柄が完全に合わない
-
■ 部分的な補修跡が残る
といった可能性があります。
そのため、仕上がりを重視する場合は、補修方法や仕上げ内容を事前にしっかり確認することが重要です。
業者の技術力によって仕上がりに差が出やすい
はつり工法は、
-
■ 防水処理
-
■ サッシの納まり
-
■ 外壁との取り合い
など、施工者の判断力と経験が仕上がりを大きく左右する工事です。
経験の浅い業者が施工すると、雨漏りや不具合の原因になることもあります。
すべての住宅で必要な工事ではない
はつり工法は非常に有効ですが、すべての住宅に必須というわけではありません。
-
■ サッシ枠が健全
-
■ 雨漏りや大きな歪みがない
といった場合は、カバー工法の方が適しているケースも多くあります。
デメリットを理解したうえで選ぶことが失敗しないポイント
外窓交換(はつり工法)は、
-
■ 工期
-
■ 費用
-
■ 工事規模
といった負担がある一方で、窓まわりの問題を根本から解決できる工事です。
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今の住宅に本当に必要な工事かどうか」を見極めること‼ トラストホームでは、 |
2025年 窓リノベ補助金と外窓交換はつり工法
外窓交換(はつり工法)は、2025年実施の国の省エネ支援制度である「先進的窓リノベ2025事業」の補助対象工事として位置づけられています。
この制度では、窓からの熱の出入口を断熱改修することで、住まいの快適性や省エネ性を高めることを目的に、断熱リフォームに対して補助金が交付されます。
外窓交換(はつり工法)は制度上どんな工事?
外窓交換(はつり工法)は、既存のサッシ枠を撤去し、外壁の開口部から新しいサッシ枠を設置する工事です。
2025年の「先進的窓リノベ事業」では、このはつり工法による外窓交換も、断熱性能の高い窓への改修工事として正式に補助対象とされています。
施工方法に違いはありますが、制度上は 「外窓交換」 として扱われ、カバー工法と同様に、交換後の窓性能が補助金評価の基準となります。
補助対象となる工事の条件
外窓交換(はつり工法)で補助金を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
既存の開口部で窓(外窓)の交換を行うこと
※新たに開口を設けたり、位置を変更したりする工事は対象外です。
交換前と同数までのサッシ交換であること
原則として、既存サッシ数を超える設置は補助対象になりません。
交換後の窓が、制度で定められた断熱性能を満たしていること
Uw値(熱貫流率)による性能区分(P(SS)/S/A)に該当する必要があります。
2025年の補助対象期間内に設置された工事であること
※着手・完了時期の条件があります。
※はつり工法であっても、性能要件を満たしていなければ補助対象外となる点は注意が必要です。
補助金額の考え方(外窓交換・はつり工法)
はつり工法による外窓交換の補助金額は、工法の違いではなく、窓の「断熱性能区分」と「サイズ」によって決まります。
補助額を決める2つの要素
-
■ 窓の性能区分(Uw値)
P(SS)/S/A -
■ 外窓のサイズ
大(L)/中(M)/小(S)
はつり工法は、サッシ枠から新設できるため、高断熱性能(Uw値が低い)窓を採用しやすく、補助金評価が高くなりやすいという特長があります。
(※補助金額の一覧表は、直前に作成した公式準拠の表をここに配置する想定でOKです)
補助金の上限額
2025年の先進的窓リノベ事業では、1戸あたり最大200万円まで補助を受けることができます。
外窓交換(はつり工法)は1か所あたりの工事費が高くなりやすいため、複数窓をまとめて交換することで、補助金を有効に活用しやすい工事です。
申請時の重要なポイント
✔ 補助金の申請は、登録された「窓リノベ事業者」を通じて行う必要があります
✔ 工事前の申請・手続きが必須となります
✔ 採用する窓製品の性能証明が必要になる場合があります
個人での申請はできないため、補助金対応に慣れた業者選びが重要です。
補助対象にならない工事例
以下のような工事は、はつり工法であっても補助対象外となります。
❌ 新たに開口部を設ける工事
❌ 既存開口部の位置・サイズを大きく変更する工事
❌ 断熱性能が基準を満たさない窓への交換
❌ 補助対象期間外に設置された工事
❌ 登録事業者を通さずに行う工事
工事内容によっては、「はつり工法=必ず補助対象」とはならないため、事前確認が非常に重要です。
補助金活用のメリット(はつり工法)
外窓交換(はつり工法)は、
-
■ 工事規模が大きい
-
■ 費用が高くなりやすい
という特徴がありますが、その分、補助金を活用するメリットも大きい工事です。
✔ 実質的な自己負担を抑えられる
✔ 高断熱・高性能窓を選びやすくなる
✔ 窓まわりを根本から改善できる
特に、雨漏りや腐食など「後戻りできない劣化」がある住宅では、補助金を活用しながら、はつり工法でしっかり直す選択が有効です。
- \2026年も窓リノベ補助金制度が継続決定/
- 2025年(令和7年度)の補助制度に続き、2026年(令和8年度)も「先進的窓リノベ」補助金制度が継続されることが政府の補正予算案で正式に決まりました。
この制度は、住宅の断熱リフォームを支援する国の重要な省エネ支援策で、引き続き内窓設置・ガラス交換・外窓交換などが補助対象となります。
2026年制度のポイント
□ 総予算も1,125億円規模で継続
2026年度も大規模な補助予算が確保されており、断熱窓リフォームの支援が継続されます。
□ 補助上限額は1戸あたり最大100万円(予定)
2025年の制度では最大200万円だった補助上限が、2026年は最大100万円までとなる見込みですが、高断熱窓の交換や改修工事に対して引き続き手厚い支援が行われます。
□ 対象となる工事は引き続き「窓の断熱改修」
外窓交換(カバー工法・はつり工法)を含む高性能窓へのリフォームが対象です。内窓設置やガラス交換なども含まれます。
□ 2025年11月28日以降に着手した工事が対象
2026年度制度でも、2025年秋以降に着手した工事が対象となるケースが公表されていますので、早めの検討が有利です。
※補助金は予算の執行状況や申請時期によって変動する可能性があるため、最新情報・申請条件は公式サイトや登録事業者に確認するのがおすすめです。
工事の流れ|外窓交換(はつり工法)
外窓交換(はつり工法)は、既存のサッシ枠を撤去し、窓まわりを根本からつくり直す工事です。
そのため、事前確認から施工完了までを丁寧に進めることが重要になります。
トラストホームでは、以下の流れで対応しています。
- 現地調査・原因診断
まずは現地に伺い、
・サッシ枠の腐食や歪みの有無
・雨漏り・結露の状況
・外壁との取り合い
・建物構造や下地の状態を詳しく確認します。
この調査によって、本当にはつり工法が必要かどうかを判断し、必要以上に大掛かりな工事をおすすめすることはありません。
- 工法・サッシ仕様の決定
調査結果をもとに、
・はつり工法での施工範囲
・新しく設置するサッシの種類
・ガラス性能(断熱・防音・防犯)仕上がりのイメージを具体的に決めていきます。
補助金を活用する場合は、補助対象となる性能区分かどうかもこの段階で確認します。 - 補助金対象確認・事前準備
2025年の窓リノベ補助金を利用する場合は、
・対象製品の確認
・申請に必要な書類準備
・工事スケジュールの調整を行います。
補助金は事前手続きが必須となるため、申請準備を整えたうえで工事に進みます。 - 既存サッシの解体・撤去
工事当日は、窓まわりの養生を行った後、既存のサッシ枠を撤去します。
・外壁・内装の一部解体
・古いサッシ枠の取り外し
といった作業が発生しますが、建物全体に影響が出ないよう慎重に進めます。 - 下地補修・防水処理
はつり工法で最も重要な工程です。
・下地の状態確認
・必要に応じた補修
・防水処理のやり直し
を行い、雨漏りや劣化の原因をこの段階でしっかり改善します。
- 新しいサッシ枠の設置
下地・防水処理が完了した後、新しいサッシ枠を正確な位置に設置します。
・レベル・垂直の調整
・気密性の確保
・確実な固定
を行い、開閉や施錠の不具合が出ないよう丁寧に施工します。
- 外壁・内装の復旧
サッシ設置後、
・外壁の復旧
・内装の仕上げを行い、周囲と自然になじむよう整えます。
既存の仕上げ材によっては、色味や質感に差が出る場合があるため、事前に仕上がりイメージをご説明します。
- 完了確認・お引き渡し
施工完了後、
・窓の開閉確認
・鍵の動作確認
・仕上がりの最終チェックを行い、お引き渡しとなります。
補助金を利用する場合は、完了報告や写真提出などの手続きもサポートします。
工期の目安について
外窓交換(はつり工法)の工期は、
■ 1か所:数日程度
■ 複数窓:内容により1週間前後
が目安です。
工事内容や天候によって前後する場合がありますが、事前にスケジュールをご案内しますのでご安心ください。
安心して進めるために
はつり工法は、「壊す工事」だからこそ、事前の説明と現地判断が重要です。
トラストホームでは、お客様にご納得いただいたうえで工事を進めています。
外窓交換(はつり工法)の費用目安
外窓交換(はつり工法)は、既存のサッシ枠を撤去して窓まわりを根本からやり直す本格的なリフォーム工事です。
そのため、工事費用はカバー工法に比べると高めになりますが、雨漏り・腐食・歪みの根本改善や断熱性能の最大化といった価値を得られる工事です。
以下では、一般的な費用の目安を、窓のサイズや工事内容ごとにわかりやすくご紹介します。
■ 基本的な費用の考え方
はつり工法の費用は主に次の要素で決まります。
✔ 窓サイズ(大・中・小)
→ 面積が大きいほど費用は高くなります
✔ 外壁・内装の補修の有無
→ 解体後の復旧工事が必要になると費用が上がります
✔ ガラス・サッシの性能(断熱・防音など)
→ 高性能ほど材料費が上がります
✔ 雨漏り・腐食の程度
→下地補修の内容によって変動することがあります
■ はつり工法の費用目安(窓サイズ別)
以下は、はつり工法で外窓交換を行った場合の一般的な費用の目安です。
※既存外壁・内装の大幅な補修や特殊対応がない標準的な工事を想定しています。
| 窓サイズ | 費用目安(材料・工事費込) |
|---|---|
| 小サイズ(S)0.2㎡以上〜1.6㎡未満 | 約 30〜50万円/1か所 |
| 中サイズ(M)1.6㎡以上〜2.8㎡未満 | 約 40〜70万円/1か所 |
| 大サイズ(L)2.8㎡以上 | 約 60〜90万円/1か所 |
※上記はあくまで目安であり、実際の費用は材料仕様や現場状況によって変動します。
※外壁・内装の補修範囲が広い場合や、元の外壁材と色合わせが必要な場合は別途費用が発生します。
■ 補助金活用後の実質負担額の考え方
はつり工法は単体では費用が高くなる傾向がありますが、2025年の窓リノベ補助金を活用することで、実質の負担を大きく抑えられるケースが多いです。
補助金を使った場合のイメージ
-
・中サイズの窓を高性能窓で交換するケース
- ■ 工事費用:55万円
■ 補助金額:87,000円〜(性能区分・Uw値による)
= 実質負担:約46.3万円〜
※上記はイメージ例です。
※補助金額は窓のUw値区分・サイズ・住宅種別によって異なります。
※補助金申請は事前手続きが必要です。
見積り時に把握しておきたいポイント
■ 外壁材の種類
→ 壁材の厚み・仕上げによって補修費用が変わることがあります。
■ 雨漏り・下地補修の必要性
→ 下地の補修が発生すると、追加費用がかかる場合があります。
■ ガラス性能・サッシグレード
→ 高断熱・防音・防犯ガラスは材料費が上がりますが、補助金評価が高くなる場合があります。
■ 複数窓まとめての工事
→ 工程の効率化により、1窓あたりの単価が抑えられることがあります。
はつり工法の費用を抑えるためのコツ
-
■ 補助金の対象となる性能を選ぶ
→ 補助金を最大限活用することで、実質負担が抑えられます。 -
■ 窓サイズ・仕様を統一する
→ 同じ仕様でまとめて発注することで材料費を抑えられることがあります。 -
■ 現地調査をしっかり行う
→ 雨漏りや腐食の度合いを把握しておくと、 追加工事が発生するリスクを事前に減らせます。
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外窓交換(はつり工法)は、根本的に窓まわりを改善できる価値の高いリフォームです。 まずは現地調査による具体的な見積りのご確認をおすすめします。 |

よくある質問(Q&A)
Q1.外窓交換(はつり工法)はどんな家に必要な工事ですか?
サッシ枠の腐食や歪みがある場合、雨漏りが発生している場合など、既存の枠を活かせない状態の住宅に必要となる工事です。
カバー工法では十分な改善が見込めない場合に、はつり工法を検討します。
Q2.工事中は家に住みながらでも大丈夫ですか?
多くの場合、住みながらの工事が可能です。
ただし、解体作業を伴うため一時的に音や振動が出ることがあります。
工程や生活への影響については、事前にしっかりご説明します。
Q3.どのくらい壁を壊すのですか?
窓まわりの必要最小限の範囲のみを解体します。
家全体を壊すような大掛かりな工事ではありません。
解体後は外壁・内装ともに復旧を行い、仕上がりを整えます。
Q4.カバー工法と迷っています。どちらを選べばいいですか?
サッシ枠の状態によって適した工法は異なります。
枠が健全であればカバー工法、腐食・雨漏り・歪みがある場合ははつり工法が適しています。
現地調査のうえで、無理のない工法をご提案します。
Q5.はつり工法でも窓リノベ補助金は使えますか?
はい、2025年の「先進的窓リノベ事業」では、はつり工法による外窓交換も補助対象です。
ただし、窓の断熱性能や工事条件を満たす必要があります。
Q6.工事後に不具合が出ることはありませんか?
正しく施工すれば、再発リスクは低くなります。
特にはつり工法では、防水処理や下地補修を行うため、雨漏りや結露の再発防止につながりやすい工事です。
気になる点があれば、施工後もご相談ください。
福岡で外窓交換をご検討中の方へ
外窓交換(はつり工法)は、すべての住宅に必要な工事ではありません。
しかし、サッシ枠の腐食や歪み、雨漏りなどがある場合には、見た目だけを新しくする工事では根本的な解決にならないこともあります。
はつり工法は、
-
■ 窓まわりを構造から見直せる
-
■ 雨漏りや劣化の原因まで確認・補修できる
-
■ 断熱・防音・防犯性能を最大限に高められる
といったメリットがある一方で、工事規模や費用も大きくなるため、本当に必要かどうかの見極めがとても重要です。
トラストホームでは、「はつり工法ありき」のご提案は行っていません。
現地調査で窓の状態を確認したうえで、
-
■ カバー工法で十分か
-
■ はつり工法が必要か
-
■ 補助金が使えるか
を正直にご説明します。
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