Water&Kitchenテクノロジーブック~対談Ⅳ~|福岡の安いキッチンリフォームならトラストホーム
今回のトラストNEWSは、Water&Kitchenテクノロジーブック~対談Ⅳ~のご紹介です。
X-Waterで、水のさらなる可能性を広げる。
LIXIL Water Technology Japan 水栓事業部
事業部長 浅野 靖司
セラミックで、水を極め、究める。
中井:「LIXILが、浄水器を作っていることは、あまり知られていないかもしれません。
浅野:「もともとLIXILの前身であるINAXは、窯業が企業の原点です。1990年代には、セラミック
の研究開発にも力を入れ、セラミックの高い製造技術を構築することができました。
セラミックは、複雑な細孔構造や高い吸着性能、さらに抗菌性能などの特長を持っているのですが、
それを高性能なフィルターとして生かせることに気が付いたんです。そして、低レベル放射性廃棄物
処理フィルターやプール水浄水用フィルターに採用されるなど、産業用への展開が始まりました」。
中井:「フィルターという発想に結びついたのが大きいですね」。
浅野:「はい。そこから家庭用浄水器の開発につながり、X-Waterというプロジェクトがスタート
しています。X-Waterは、”水をきわめる”というキャッチコピーを付けています。
”きわめる”には、お客様にとって最高の水であるという”極み”と、常によいものを探求し続けるという
”究める”の、2つの意味があります」。
中井:「X-Waterという名称は、安心・安全の水を毎日の暮らしに提供していくという宣言にも捉える
ことができます」。
浅野:「そうです。Xは無限の可能性を追うという宣言でもありますね」。
フィルターの役割を果たすセラミック。高機能でありながら指先でつまむ程度の細さに驚く中井さん。
土に還るので廃棄する際も自然にやさしい。
水の新しい価値を創造する。
中井:「X-Waterはどのように活用されるのですか」。
浅野:「X-Waterのファーストステップは、飲む水作りから始まります。その鍵になるのがセラミック
・フィルターと活性炭のブレンドです。セラミックは土から生まれて土に還る天然素材です。
そして、有害物質を吸着する役目を果たすのが活性炭ですが、活性炭にはさまざまな原料があり、
それぞれ吸着する物質も違います。LIXILはそのブレンドを自社で行い、優秀な活性炭を生みだして
います」。
中井:「自社生産は、LIXILの強みですよね」。
浅野:「安心してできるものを自信を持ってお届けしたいので、自分たちの工場でしっかりとつくる
ようにしています。何といっても飲んでいただくものなのですから」。
中井:「X-Waterの今後の取り組みを教えてください」。
浅野:「髪にやさしい、皮膚にやさしい、なんど新しい水の価値の創造に挑戦しています。
水道局から家庭までは塩素で殺菌する必要がありますが、それを最後の出口の所で取り除けば、
水の価値を上げていくことができます。将来的には、硬水を軟水に変えたり、浄水器から炭酸水が
出るようにしたり、水の可能性を広げていきたいですね」。
中井:「日本は災害に対する用意が必要な国です。プールの水を飲み水に変えられるテクノロジー
は心強いですね」。
浅野:「ありがとうございます。普段は塩素を使って水をためておいて、必要なときにはX-Waterの
テクノロジーを活用して飲み水にする、ということは可能なことです。X-Waterの今後にご期待く
ださい。」。
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