LIXILテクノロジーブックⅡ|福岡の安価キッチンリフォームならトラストホーム
今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅡのご紹介です。
~常滑という地~
LIXIL(INAX)の品質と革新を育んだ街。
やきものの産地としては特異な、海に開いた街。
ここは愛知県常滑市。LIXILのルーツの一つであるINAX創業の地です。1000年の歴史を持つやきものの街で、常滑は瀬戸、備前、信楽、丹波、越前と並ぶ六古窯の一つです。常滑を除いた5つの窯場は山の中にあり、常滑焼のみが海に面しているため大きな商品をつくっても海運で日本中に運ぶことができ、さらに、国内外の交流が盛んに行われました。常滑には、常に外部から新しい文化を柔軟に受け入れ新しい価値をつくっていく環境が整っていたのです。
常滑焼の品質を高めてきた先人たち。
INAXの歴史は、江戸時代に伊奈長三郎(初代長三)が常滑で茶器の製造をはじめたときにさかのぼります。その作品は味わい深く、指先だけで練り上げた妙技がつつましやかな姿を呈した逸品で、現在は常滑陶器研究所などに所蔵されています。その後、息子の二代目はロクロを巧みに使って品質を飛躍的に向上させ、三代目は極めて薄手の酒器などを練り上げる名手になりました。このように伊奈家は常滑焼を代々受け継ぎ、常滑窯業介を引率していきます。
フランク・ロイド・ライト要求に応えて技術。
時代は明治になり、都会では下水道への土管の利用が注目され始めました。その動きを察知した伊奈初之蒸がこれまでの小細工物から工場を使った土管製造へと大きく転換します。初之蒸と息子の長三郎は、著名な建築家フランク・ロイ・ライトによる帝国ホテル旧日本館の専用煉瓦工場の技術顧問として参加し、後のINAXの礎を築きます。やきものの繊細な技術を積み重ね、社会の動きと共に発展し、挑戦を続ける。日本のブランドとしての品質と業界に先駆けてテクノロジーを開発するINAXブランドの革新性は、この常滑で生まれました。
【社会の変化に応え土管を生産】 写真提供:常滑郷土文化会つちのこ「なつかしき常滑」より
【帝国ホテル旧日本館のスダレ煉瓦/ライトの要求に創意工夫で応えた】
常滑という地~これからも、土と火と水と~
陶芸から陶業、そして工業化へ。
陶芸作家の作る食器や酒器、茶陶などの日用品のやきものから生産規模が大きくなり、量産されるようになると陶業と呼ばれます。明治時代の土管づくりはまさに陶芸から陶業への変革でした。そして、現在LIXILがINAXブランドで生産しているタイルやトイレなどの衛生陶器は、さらに進んだ工業生産品としてのやきものと言えます。陶芸家の家系に生まれた伊奈初之蒸が生業を陶業に変えてから今日まで、LIXILは企業として成長を遂げ、同時に常滑の街も発展してきました。一企業が街の中で大きくなると独占的になってしますこともありますが、初之蒸・長三郎親子は海外から新しい機械を輸入したり特許を取得した際、それを広く公開し、それぞれが工業化を進められてようにしました。まさに「企業が社会の公器である」ことを実践してきました。
【坂の周辺の塀と道が常滑焼の土管などでできている。/INAXライブミュージアムの敷地内で保存されている対象時代の窯と建物。登録有形文化財・近代化産業遺産】
クラフトマンシップを発揮していく。
常滑焼は懐が深く、常滑で焼いたものはすべて常滑焼になるといいます。そういう意味では、いま最も生産量が多いトイレ、あるいは洗面器などは常滑焼の現在進行形の一つと言えるかもしれません。土は水を得て形となり、火を通したやきものになります。生産する物も生産する技術も変わり続けていますが、土と向き合い、火を水を操る、そのクラフトマンシップは脈々と受け継がれ、これからも変わることはありません。LIXILは、海に開かれた常滑に育まれて品質と革新性を発揮して、日本へ、世界へ、新しい価値を届けていきます。
【衛生陶器の製造は、土と向き合い、火と水を操るクラフトマンシップの継承と言える】
LIXIL Key Technology ~新しい体験を創りだそう~
例えば、バスルームではじめての心地よさに包まれるように。
料理をもっと楽しめるように。
年齢や障がいの有無にとらわれずに、
家族みんなが同じ設備を使って暮らせるように。
LIXILは、何年もかけて研究・試作・検証を重ねた、
新しい商品を生み出しています。
毎日使い、体に触れるその商品は、
お客様の暮らしの一瞬一瞬に、新しい体験を創りだすことでしょう。
SYSTEM BATHROOM ARISE~”ゆったり”の差が実感できる新形状「ミナモ浴槽」
「もっと、お風呂が好きになる」アライズを象徴する新しい浴槽。
入り心地を左右するのは、ゆったり感。LIXILは、お風呂が好きな方のこだわりに応えるため、入浴の本質であるお湯に浸かる心地よさを追求しました。そして開発したのが、新形状の浴槽「ミナモ浴槽」です。肩まわりが特にゆったりしているため、お湯に浸かったときに、浴槽に囲われているような心理的な窮屈さを感じさせず、心地よさの新世界と言っても過言ではないでしょう。
心を満たす入浴感。体を沈めると湯面が心地よく広がる。
光を美しく映す、透明感のある新素材。
浴槽には新人造大理石素材「パールクオーツ」を採用しています。LIXIL独自の工夫で光沢を加えながら、色をくすませることなく透明感を出しました。表面は平滑性が高く、鏡のような光の美しい映り込みが印象的です。また、内部のキメ細やかなパールがやさしく煌めき、上質なバスタイムを演出します。
身体に寄り添う安心感。浴槽が入浴動作をサポートする。
子どもから高齢者まで、全ての世代が浴槽に身をあずけ、リラックスして入浴を楽しんでいただけるように”こんなところまで”と思えるレベルまで細やかな配慮を設計に取り入れています。
→リラックス姿勢で背中から首支える。
→沈み込んだ姿勢からひじを伸ばして遠くをつかみ、安定した姿勢で上体を起こせる長い浴槽内握リバー。
→様々な姿勢や手の大きさでもしっかりと手のひらに添ってつかみやすいフランジ形状を開発。シポを施すことで滑りにくさにも配慮。
当社では、安価でシステムキッチンをご提供しています。