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LIXILテクノロジーブックⅠ|福岡の激安キッチンリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅠのご紹介です。

 

 

 

健やかに、いきいきと。いつもベストな自分になれる。

トイレや洗面室などの水まわりは、

自分だけの時間が持てる大切な空間。

オンからオフへ、肩の力を抜いて、”素の自分になる”。

そして、オフからオンへ、”エネルギーを満たす”。

人に寄り添い、水まわりを空間全体で発想し、

新しい価値を提供する。

日本のブランドならではの心づかいと

テクノロジーから生まれる水まわりの世界を人々に届けます。

 

 

 

料理を楽しむキッチン。

料理をする方にとっての「使う歓び」を突き詰めました。道具の出し入れや、食器洗い、お手入れなどキッチンで行われる動作を何度も見つめなおすことで、直観的な使いやすさと、自然な使う心地を一つひとつ形にしています。またインテリアとしての美しさも、歓びの一つと考えました。キッチンを暮らしの中心に据えると、料理をする時間がもっと楽しみに。システムキッチン リシェルSIが作るのは、そんな毎日です。

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お風呂を愛する国の、バスルーム。

水に恵まれた私たちの国では、お風呂には、特別な意味が込められてきました。私たちにとってお風呂に入ることは、新たな自分へと生まれ変わるための再生の儀式なのかもしれません。湯を、愉しむ。時を、味わう。SPAGE【スパージュ】。それは、人生を豊かに潤すシステムバスルームです。

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Water,Design & Experience

新しい暮らしは、水まわりから生まれる。

【建築家】永山祐子   ×   【LIXIL】白井康裕

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永山さんは豊富な経験と実績を持つ建築家であり、母であり、ご自宅にLIXILの商品を採用されているユーザーでもあります。LIXILでデザインと新技術を統括する白井との対談から、水まわりに求められる役割とこれからの姿が見えてきました。

 

 

水まわりは大切なプライベート空間。

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設計するとき、水まわりから考える。

永山:「家のアクティビティのコアは水まわりだと思います。最近はキッチンが生活の真ん中にありますし、バスルームを中心に持ってくる住宅も多くあります。水まわりをコアとしてどこに置くかで、プランにキャラクターが生まれてきます。私が設計をするとき、水まわりを最初に考えて、そこから発想していくことも多いです」
白井:「水まわりが個々の暮らしに変化をもたらすわけですね。建築の進化とともに水まわり商品もより清潔で美しく、機能的にも大きく変化を遂げてきました。プランニング上のさまざまなバリアを除いてきたとも言えます。家族構成や暮らし方の変化に伴い、生活者の住まいに対する意識も多様化しています。その中で水まわりはどうあるべきか、私たちメーカーは何ができるのかを常に考えています」
永山:「トイレも洗面も、お風呂も、合理的に用を済まされたらいいというよりは、居心地のよさが求められたり、一人になれる空間として新しい役割を持つようになっています。子育てをしている私にとっても、トイレが家の中で一人になれる空間なので半分隠れるように入って、ほっとしています」

SATISが広げる、空間の可能性。

永山:「私が担当させていただく建築にはLIXILのサティスを導入することが多くあります。トイレを居心地のよい空間としてつくろうとしても、当然ですが大きな面積はとれません。そうすると小型で機能が充実したものがいい」
白井:「まさにそれがサティスのデザインコンセプト。日本ならではの設計思想です。人が腰掛ける部分のサイズは十分確保しながら、必要な機能部をコンパクトに納めることでトイレ空間を広く使うことができ、人が動作しやすく、空間設計の自由度、余白を最大化しています」
永山:「余白をどう使うか。それは建築家にとって可能性です。椅子のような美しさもありますし、色も白だけではなくバリエーションがある」
白井:「トイレのカラーも白だけでなく黒、昨年からノーブルトープというグレイッシュなブラウン色も用意し、水まわりの空間コーディネイトの幅が広がることを願っています。また、私たちは国内のみならずグローバルのさまざまなトレンドにも目を向けています。そして、建築家の方々が使いやすいものはどんなものか、インスピレーションがわくものはどんなものなのかを考え続けています。
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LIXILが進める、人の気持ちに寄り添うデザイン。

白井:「人の行為や気持ちに配慮したデザインというと、永山さんが最近手がけられたオープンキッチンは興味深いものがありました」
永山:「ありがとうございます。オープンキッチンはいいと思うのですが、完全にオープンだとストレスを感じる人もいます。私が設計した最近の住宅では、オープンキッチンの一角にパントリーをつくって作業する人が姿を隠せるようにしました。お客様の前ではきちんと、でも隠れた場所では少し気を抜いて。そこから姿を現したときにはまたオンに戻る、みたいな。建主さまも”このパントリーがいいのよね”とおっしゃてくださっています。
白井:「重要なところですね。LIXILも通り一遍ではなく、お客様が商品に触れるさまざまなシーンを想像し、使う人の気持ちになってデザインしています。例えば、浴室の照明。体を洗うとき、リラックスしたいとき、あるいは朝目覚めたときなど、それぞれのシーンで求められる照度や色温度はどのようなものかを考えます。人の内面に与える機能を高めていくのです。

LIXILは、体験をデザインする。

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→オルタナティブトイレのモックアップ。通路に面したジェンダーニュートラルのトイレと、左右コーナーに分かれた男女専用トイレのどちらかを選択できる。

 

リモコンのピクトにまでこだわる理由。

白井:「LIXILは、おしり洗浄やビデなどを表すピクトのデザインにまでこだわります。世界に広がるシャワートイレは、国が違い、言葉が違い、文化が違っても、迷わずに必要な機能のアクセスでき、使えなくてはなりません。訪日外国人の方が利用される施設や店舗のさまざまな商品の操作部には各国の言葉で説明書きが貼られている場合がありますが、決して美しく心地よいものではありません。まだ十分とは言えませんが、ピクトや商品の操作部を見たり触ったりするだけで、何の機能を感覚的に理解できるように配慮したデザインを心がけています」
永山:「LIXILの商品は機能が充実しているから、ピクトの整理は大切になりますね。それができたときは、今以上に使いやすいものになるでしょうね」

パブリックトイレをどうつくるか。

永山:「現在、男女などの性で分けない(ジェンダーニュートラル)、誰でも使えることを目指したパブリックトイレをプランニングしています。男女の性で分けないと聞くと”え?”と思うかもしれません。通常のトイレは個室以外の共有空間でも人目がない密室空間となる可能性があり、その場所で見知らぬ異性と出会うのは違和感があります。でも、飛行機のトイレは、男女別ではないのに全然違和感がない。それはパブリックな通路に面して人目があり、密室化することがないからだと思います。そこがヒントになっています」
白井:「男女共用となった場合に感じる抵抗を一つひとつ解消するために、人・物・空間の関係を再整理、再編集されらわけですね」
永山:「はい。パブリックトイレではなく、オルタナティブトイレと呼んでいるのですが、これをプロトタイプにしてオフィスなどに展開していきたいです」

水まわり商品を扱うメーカーに期待するもの。

永山:「水まわりの商品を開発しているメーカーに期待したいのは、五感に訴える機能やシステム。あとは、シュチュエーションを掘り下げてトータルコーディネートができるいことですね。LIXILには総合的にいろいろな商品があり、膨大なテクノロジーやノウハウがある。音と光も連動できるし、水まわりではない商品も展開されている。建築家の期待に応えてくれる数少ないテクノロジーがこれまで以上に使う人の気持ちに寄り添って五感に訴えかけるものになるなら、ぜひいろいろなアイデアを出してカタチにしていっていただきたいです。シャワーもまだ発展する可能性があるような気がします。ただ泡を流すだけのシャワーではない価値を持ったもの。しかも、日本人に合っているもの。水まわりの商品や機能でこんなのが欲しいと私から言わせていただける場面があれば、お願いするかもしれません」
白井:「ぜひ、お願いします」

LIXILは体験をデザインする。

白井:「LIXILの水まわりは、”人を中心”に考えていきます。仮にアプリを使うとしてもインターフェイスがデザインされていないとテクノロジーが活きてこない。そういう意味ではテクノロジーを活かすのはデザインで、デザインは人との関係性をおさえていかなければなりません」
永山:「建築も、商品も、人に何を体験してもらえるか」
白井:「はい、体験のデザインです。人が見て、触って、使ったときに、心地よさや快適さを感じられ、心が豊かになる。そして、何度も使いたくなる商品を届けていきたい。そのために、素材や色、形にこだわっています。それはきっと、永山さんがおっしゃった五感に訴えるものにつながるのだと思います。LIXILは、今まで以上に建築家の方のインスピレーションをわかせる商品を作っていきます」
永山:「期待しています」
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永山 祐子
建築家。永山祐子建築設計主宰。昭和女子大学生活科学部生活環境学科卒業。青木淳建築計画事務所勤務を経て、2002年に永山祐子建築設計を設立。「ルイ・ヴィトン大丸京都店」(2004年)、「カヤバ珈琲」(2009年)、「木屋旅館」(2012年)、「豊島横尾館」(20123年)、ホール複合施設「女神の森セントラルガーデン」(2016年)などを手がけ、現在、2020年のドバイ万博日本館をはじめ超高層などの設計を進めている。
2012年「Architectual Record Design Vanguard Archeitects2012」、2014年日本建築家協会 JIA新人賞(豊島横尾館)、2017年山梨建築文化賞(女神の森セントラルガーデン)など受賞多数。
白井 康裕
LIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN