マドリモとウチリモの違いとは?

窓の断熱リフォームを検討されているお客様から、

「マドリモとウチリモって何が違うの?」
「どちらを選べばいいの?」
「補助金を使うならどちらがお得?」

というご質問をよくいただきます。

どちらもYKK APの人気商品ですが、工事方法や仕上がり、費用などに大きな違いがあります。

今回は、窓リフォームをご検討中の方に向けて、マドリモとウチリモの違いを分かりやすくご紹介します!

マドリモとウチリモとは?

マドリモ 窓を「まるごと新しく」するカバー工法

ウチリモ

マドリモは、今ある窓枠の上から新しい窓枠をかぶせ、最新の窓(サッシ+ガラス)にそっくり交換する「カバー工法」の商品です。

従来の窓交換リフォームは、外壁を壊し、古い窓枠を取り出し、新しい窓を取り付けた後に外壁や内装を補修するという、大がかりな工事が必要でした。これには多額の費用と、何日もの工期がかかっていました。
しかしマドリモは、既存の枠をそのまま利用して内側から新しい窓を取り付けるため、壁を一切壊さずに窓を一新できます。

▶マドリモの詳しい内容はこちら

ウチリモ 手軽に効果を実感できる「内窓(二重窓)

ウチリモ

ウチリモ(※一般的にはYKK APの「プラマードU」という商品名でおなじみの、内窓設置リフォームの総称・サービス展開)は、今ある窓の内側(部屋側)の木枠(額縁)に、もう一つの新しい窓を取り付けて「二重窓」にする方法です。

既存の窓には一切手を加えず、室内側の空気層を増やすことで断熱性を高めるアプローチです。窓が二重になることで、既存の窓との間に大きな空気の層(空気層)が生まれ、これが強力な断熱ボトル(魔法瓶)のような役割を果たします。

 

▶ウチリモの詳しい内容はこちら

最大の違いは工事方法

マドリモ=窓を交換する工事
ウチリモ=窓を追加する工事

マドリモ メリット・デメリット

マドリモの主なメリット

窓の開閉タイプ(引き違い、縦すべり等)を変更できる

「これまでは普通の引き違い窓だったけれど、風を効率よく取り込める縦すべり出し窓に変えたい」「防犯のために開かないFIX窓にしたい」といった、窓の機能そのものの変更が可能です。

見た目が新築同様に美しくなる

サッシごと新しくなるため、外から見ても中から見ても、完全に新品の窓に生まれ変わります。経年劣化で動きが悪くなった鍵(クレセント)やサッシのガタつきも一発で解消します。

劇的な断熱性能の向上

アルミサッシから、熱を伝えにくい「樹脂サッシ」や「アルミ樹脂複合サッシ」へとアップグレードできます。ガラスも複層ガラスやLow-E複層ガラス、さらにはトリプルガラスまで選択可能です。

サイズを一回り小さくすることも可能

「大きな窓で防犯面が心配だから、少し小さくして高所に配置したい」といった要望にも、専用の部材を使うことで柔軟に対応できます。

マドリモのデメリット・注意点

ガラスの有効面積(有効開口)がわずかに狭くなる

元の窓枠の内側にさらに新しい窓枠をはめ込む(カバーする)ため、ガラスの面積や窓を開けたときの有効幅が、元のサイズより数センチメートルずつ小さくなります。

ウチリモ(内窓)に比べて費用が高くなる

窓枠の部材や製品そのものの構造が複雑なため、後述する内窓設置に比べると、製品代・工事費ともにコストが高くなります。

ウチリモ メリット・デメリット

ウチリモの主なメリット

抜群のコスパと施工の早さ

1窓あたり最短30分〜1時間程度で工事が完了します。壁を傷つけないのはもちろん、マドリモのように外側の枠を加工する手間も少ないため、施工費用を大幅に抑えることができます。

防音性能(遮音性)が圧倒的に高い

マドリモとの最大の違いの一つが「防音性」です。二重窓にすることで、外の騒音(車の音やペットの鳴き声)が室内に侵入するのを防ぎ、同時に室内の音が外に漏れるのも防ぎます。窓と窓の間の空気層がクッションとなり、音の振動を劇的に吸収するためです。

結露抑制効果が極めて高い

室内の暖かい空気が、冷え切った外側のガラスに触れるのを内窓がブロックするため、冬場のひどい結露がほとんど発生しなくなります。

ウチリモのデメリット・注意点

窓をあける動作が「2回」になる

ベランダに出るときや換気をする際、「内窓を開けて、さらに外窓を開ける」という2段階の手間が発生します。毎日の洗濯物干しなどで頻繁に出入りする大きな掃き出し窓の場合、人によってはこれがプチストレスになることがあります。

部屋がわずかに狭く感じられる・インテリアへの影響

室内側の木枠(額縁)に窓がせり出してくるため、窓際のスペースが少し狭くなります。また、既存のカーテンレールを前に移動させるなどの調整が必要になるケースがあります。

元の窓の不具合(建て付けの悪さなど)は直らない

外側の窓はそのままなので、「外の窓が重くて開けにくい」「外のサッシが錆びている」といった問題は根本解決しません。

 

マドリモとウチリモの徹底比較

両者の違いをわかりやすく比較表にまとめました。

比較項目 マドリモ(カバー工法・外窓交換) ウチリモ(プラマードU・内窓設置)
工事の内容 古い窓枠の上に新しい窓をかぶせて交換 今ある窓の内側に、もう一枚窓を追加(二重窓)
工期の目安 1窓あたり 約2時間 〜 半日 1窓あたり 約30分 〜 1時間
開閉の手間 1回(これまで通り) 2回(内窓+外窓を開ける必要あり)
断熱・結露対策 非常に高い(樹脂サッシ等への交換) 非常に高い(空気層による魔法瓶効果)
防音(遮音)性能 高い 極めて高い(二重サッシの特権)
デザイン・見た目 外観・内観ともに新築同様に一新 内観は新しくなるが、外観は既存のまま
窓種の変更 可能(引き違いから縦すべり等へ) 不可(元の窓の形状に合わせるのが基本)
費用感(目安) やや高額(製品+大がかりな職人技術) リーズナブル(手軽に導入可能)

最適なのはどっち? 選び方の基準

「特徴はわかったけれど、結局我が家にはどっちがいいの?」という方のために、ライフスタイルや建物の状況に応じた最適な選び方を提案します。

「マドリモ(外窓交換)」を選ぶべきケース

窓の開き方を変えたい、または窓を小さくしたい場合

「風通しを良くするために、開かないFIX窓をすべり出し窓に変えたい」「お風呂場の大きな窓を小さくして防犯性と保温性を高めたい」という場合は、マドリモ一択です。

毎日の開閉・出入りが激しい場所

リビングからウッドデッキやベランダに頻繁に出入りするような大きな「掃き出し窓」は、ウチリモ(二重窓)にすると毎日の開け閉めが面倒になりがちです。1回の動作で出入りしたい場所はマドリモが快適です。

既存の窓自体が劣化して壊れている場合

サッシが歪んでいて鍵がかかりにくい、戸車が擦り切れていて重い、見た目がサビや汚れでボロボロ、といった場合は、内窓をつけても根本的な解決になりません。マドリモで丸ごと新しくするのが正解です。

「ウチリモ(内窓設置)」を選ぶべきケース

コストを抑えて、家全体の断熱性を底上げしたい場合

「予算に限りがあるけれど、寝室やリビングなど多くの窓をまとめて対策したい」という場合は、コストパフォーマンスに優れるウチリモが最適です。

外の騒音(道路、線路、近隣の音)に悩まされている場合

防音対策を最優先するならウチリモです。二重窓がもたらす遮音効果は凄まじく、静かな睡眠環境や勉強環境を確保したい寝室・子供部屋にはベストな選択となります。

マンションにお住まいの場合

マンションの「窓(サッシや外側のガラス)」は基本的に共用部分にあたるため、居住者が勝手にマドリモ等で外窓を交換することは管理規約で禁止されているケースがほとんどです。しかし、室内側の木枠に取り付ける「内窓(ウチリモ)」であれば、専有部分の模様替えとして認められることが多いため、マンションリフォームではウチリモが王道となります。

補助金(先進的窓リノベ事業など)の賢い活用法

現在、国が進めている省エネリフォームへの補助金制度(例:先進的窓リノベ事業など)は、マドリモ・ウチリモのどちらにも適用可能です。

ただし、補助金の補助率(還元率)や対象となる基準は、導入するガラスの性能(Low-E複層ガラス、トリプルガラス等)や窓のサイズ(大・中・小)によって細かく定められています。一般的には、工事費に対する補助金の割合が非常に高いため、「実質半額程度」でリフォームできるケースも珍しくありません。

ここで重要なポイントは、「マドリモとウチリモを場所によって組み合わせる」というテクニックです。

出入りの多い「リビングの掃き出し窓」は、使い勝手を重視してマドリモで外窓交換。

結露や寒さが気になるけれど、あまり出入りしない「腰高窓」や「寝室の窓」は、コストを抑えて防音もできるウチリモ。

このように適材適所で組み合わせることで、予算を賢く抑えつつ、家全体の断熱・省エネ性能をマックスまで引き上げることができます。

先進的窓リノベ2026事業

 

住まいの悩みに合わせて「最適解」を選ぼう

YKK APの「マドリモ」と「ウチリモ」は、どちらかが優れていてどちらかが劣っているというものではありません。

  • ■マドリモは、窓の機能や見た目を根本からアップデートし、これからの数十年を快適に過ごすための「本格的な高機能リフォーム」。

  • ■ウチリモは、今ある住まいに手軽にプラスオンし、圧倒的なコスパで断熱・防音・結露対策を手に入れる「スピード解決リフォーム」。

まずは、あなたが「どの窓の、どんな問題(寒さ、結露、騒音、使い勝手の悪さ)」を一番解決したいのかを明確にすることから始めましょう。 信頼できるリフォーム業者やYKK APの取扱店に相談すれば、現在の窓の状況をプロの目で診断し、どちらが適しているか、補助金をいくら使えるかを含めた最適なプランを提案してくれます。

快適で光熱費のかからない、健康的な住まいづくりのために、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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内窓施工事例

福岡市南区 補助金を活用して快適な住まいへ

福岡市南区 

■洋室中窓
■内窓設置
■施工期間 1日

YKK AP「ウチリモ」を使用した内窓リフォーム事例です。断熱性・防音性・結露対策に優れ、冷暖房効率の向上や光熱費削減にも効果的な人気の窓リフォームです。補助金を活用し、お得に快適な住環境を実現しました。


福岡市城南区断熱性・気密性を向上させた外窓交換リフォーム

福岡市城南区

■格子あり窓
■外窓交換(カバー工法)
■施工期間 1日

LIXIL「リプラス」を使用した外窓交換工事を行いました。既存の窓枠を活かしたカバー工法により、短期間で断熱性・気密性を向上。面格子も再設置し、防犯性を確保しながら快適で安心な住環境を実現しました。


福岡市中央区 内窓リフォームで住まいの快適性を大幅にアップ

福岡市中央区

■キッチン横小窓
■内窓設置
■施工期間 1日

LIXIL「インプラス」を使用した内窓設置工事を行いました。キッチン横の小窓に内窓を追加することで、断熱性・遮音性・気密性が向上し、より快適な住環境を実現。ホワイトカラーを採用し、壁紙にも自然に馴染むすっきりとした仕上がりとなりました。


福岡市東区

■大開口掃き出し窓
■内窓設置
■施工期間 1日

YKK AP「ウチリモ」を使用した内窓設置工事を行いました。縁側に面した大開口の掃き出し窓へ内窓を追加することで、断熱性・防音性・結露対策を強化。冷暖房効率が向上し、一年を通して快適に過ごせる住空間を実現しました。


糟屋郡新宮町S様邸

糟屋郡新宮町

■出窓
■内窓設置
■施工期間 1日

LIXIL「インプラス」を使用した内窓設置工事を行いました。既存窓の内側に内窓を追加することで、断熱性・防音性・結露対策を向上。補助金を活用しながら費用負担を抑え、快適で省エネ性の高い住環境を実現した内窓リフォームです。

まだまだあります!
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窓リフォームを検討し始めたばかりの方へ

「窓リフォームって種類が多くて、何を選べばいいのか分からない…」そんなお悩みはありませんか?

窓リフォームには、内窓の設置や窓交換、ガラス交換などさまざまな方法があり、それぞれ期待できる効果や特徴が異なります。

断熱性の向上による冷暖房効率アップ、防音対策、結露の軽減、防犯性の向上など多くのメリットがある一方で、「自宅にはどの方法が合っているのか分からない」と悩まれる方も少なくありません。

失敗しない窓リフォームのためには、まず基本的な知識を知ることが大切です。まずは「窓リフォームの基礎知識」をチェックして、ご自宅に最適な窓リフォームの選び方を分かりやすく学んでみましょう。後悔しない窓選びのポイントをご紹介します。

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