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Water&Kitchenテクノロジーブック~シャワートイレ編~|福岡の安いトイレリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、Water&Kitchenテクノロジーブック~シャワートイレ編~のご紹介です。

 

 

◆日本にシャワーを広げた者たち◆

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         井戸田 育哉                末木 道生                  

       LIXIL Water Technology       LIXIL Water Technology Japan

       トイレ・洗面事業部             営業統括部長

       トイレ開発部

 

 

 

◆トイレの習慣を変える、という難題。

「当時、シャワートイレの担当になったときは、大変な仕事を任されたと思いました」。

シャワートイレを普及させることは単に商品の買い替えを進めることではありません。紙で拭く

習慣から、洗うという習慣に変える難しい仕事です。今では、一般家庭にも当たり前のようにあり

普及率は80%を超えているシャワートイレも、発売当初は富裕層の一部のもがついている贅沢品。

「アフターケアなどでお客様のご自宅にうかがうときは地図を持っていなくても大丈夫でした。

その辺りで一番大きな家に向かっていけば、そこがシャワートイレを使っているお宅だったから」。

というエピソードもあるほどです。シャワートイレ担当の社員は数人しかいませんでしたが、その

胸の中には「シャワートイレを普及させるのは、国産初のシャワートイレを開発したINAXでありたい

」。「商品は本当にいいものだから、商品力で勝負をすれば必ずよさが伝わる」という勢い思いが

ありました。

 

 

◆洗浄力をどのように伝えるか。

担当者たちの地道な活動により普及率も上がってきた1980年代後半に、大規模なプロモーションを

展開しました。INAXのシャワートイレの魅力は、洗浄力。タレントを使うなど、いろいろなアイデア

がありましたが、悩んだ末、採用したのは着ぐるみのゴリラでした。「強い洗浄力をアピールする

だけでなく、さらに覚えていただくためには、インパクトだが大事です。着ぐるみのゴリラを着て

銀座や青山を歩くプロモーションを行ったところテレビで報じられて話題になり、認知が広がり

ました。」。そして「商品の梱包の中にゴリラのぬいぐるみを一体ずつ入れました。手作業で大変

でしたが、それも好評で”子供が喜んでいます”という御礼状をいただいたこともあります」。

痔の方、便秘の方、高血圧の方、産後の方にとって”拭くより洗う”がいいというメッセージも伝える

ことで、シャワートイレを使うお客様をさらに広げていきました。

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                  当時のカタログ(1988年)

 

 

 

◆お客様の声から、数々の機能が忌まれた。

さらに多くの方にシャワートイレのよさを体感していいただくために、オフィス、デパート、駅や

空港、女性に人気のあるお店などに導入を進めていきました。地域単位で水洗トイレに切り替わる

地方では、体育館のような場所でシャワートイレの説明会を開催しました。

「シャワートイレを付けたけれど、使い方がわからないので来てほしい、というお客様もいらっしゃい

ました。そんなときは使い方を説明するだけではなく、新しい機能のヒントになるお客様の声を聞き

だして帰りました。」。レディスノズル、座っていないときにスイッチを押してもシャワーが噴出

しないようにした着座センサー、便座がゆっくりさがるスローダウン機能など、お客さまの視点から

新しいさまざまな機能が生まれたました。シャワートイレの普及を担ってきた一人ひとりの一歩一歩

が、シャワートイレを日本に普及させ、後に日本のトイレの位置づけを大きく変えることになった

「サティス」へとつながり、50周年の歩みをつくっています。

 

 

 

 

 

 

 

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