NEWS & BLOG2019年5月

LIXILテクノロジーブックⅣ|福岡の激安キッチンリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅣのご紹介です。

 

 

 

 

Innovation of Experience KITCHEN

お皿の予洗い時間約39%削減。※1
スポットとシャワーが融合した「ひろびろシャワー」※2
※1 削減効果はハンズフリー水栓の場合です。試験条件:皿(24cm)3枚に疑似汚れを塗布し、食繊機に入れる前の予洗いを、ひろびろシャワーとスポット微細シャワー(当社従来品のハンズフリー水栓)のそれぞれの水流(水温36℃、4.3ℓ/分の流量)のみによって行い、ひろびろシャワーの時短率を算出。被験者40人による実験の平均値(当社調べ)。オールインワン浄水栓の場合は、約36%削減(4.6ℓ/分の流量、その他は同一の試験条件により、当社従来品の微細シャワー(オールインワン浄水栓)と比較)。効果は、食器の種類、汚れの種類、汚れの付着具合、水温、水量、洗浄方法その他実際の使用環境により異なります。

さまざまな洗い物のシーンを想定した新開発のシャワー形状。

食繊機に入れる前の予備洗いを手早く済ませたい。調理中にまな板などをさっと流したい。大きく重たい鍋などをラクに洗いたい、コップなどの小さな食器は水をムダにすることなく洗いたい。さまざまな洗い物のシーンで最適洗浄ができる「ひろびろシャワー」を開発しました。シーンごとの最適洗浄を可能にしたのは、LIXIL独自のシャワー形状。吐水口の近くは散水幅が狭く、従来のスポット微細シャワーのように水を洗い物に集中して当てることができます。吐水口から下に行くほど、シャワーの密度は十分に保ちながら散水幅が広くなえい、洗い物の大きさに合わせてさっと流せます。

 

 

3000回を超える検証評価を行い完成した革新的なテクノロジー。

●菜箸、コップ、お椀、包丁、皿、ポット、フライパン、まな板など大きさの異なる洗い物や、シンク洗い作業に対して、どのくらいの高さで洗うのか、どのくらいのシャワーの幅が最適かをさまざなパターンで検証。延べ3000回を超える最適検証評価を行った結果、着水の暴れが少なく、シンク洗いしやすいシャワーの短辺幅、さまざまな道具に対して洗浄性が高い長辺幅、洗い物の種類や大きさに対応できる吐水口までの高さと散水幅を割り出しました。

●吐水口の穴の数は158※3。最適なシャワーの計所うとサイズとなるよう、その1本1本の角度を計算し、それぞれがぶつからないように設計することで実現しました。

 

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●「ひろびろシャワー」は、シャワーと整流が同じ吐水口かた出るようにし、吐水口を1つにすることで、スッキリとした意匠性も兼ね備えています。

●LIXILのシンクに採用されている、汚れやゴミをシンク奥の段差に向けてスムーズに洗い流せるナイアガラフロー方式。「ひろびろシャワー」との組み合わせで広い範囲をさっと流せシンク洗いもスムーズになります。

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※2「ひろびろシャワー」は、LIXILのハンズフリー水栓、オールインワン浄水栓でお選びいただけます。※3ハンズフリー水栓の場合。

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業界をリードする小型カートリッジで、浄水能力が2倍に。「オールインワン浄水栓AJタイプ」

スリムな水栓の美しさ。気がねせざに浄水が使える嬉しさ。

飲み水に限って使っていた浄水を、野菜洗いやお米研ぎなどにもたっぷりと使えるようにしたい。でも水栓は、キッチン空間になじむシンプルなデザインが良い。その想いから生まれたのが「オールインワン浄水栓AJタイプ」です。業界をリードする小型カートリッジを内蔵したスリムな水栓。さらに、LIXILは独自の技術で、カートリッジの大きさはそのままに、浄水能力を従来の2倍※に進化させました。

※JF-K12タイプは1.3倍。

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「造粒微粉炭」製造技術で、浄水能力2倍。※

浄水カートリッジの能力を高めるには、活性炭を細かくする必要があります。しかし単純に活性炭を細かくして固めると、緻密になりすぎて水が流れなくなってしまいます。そこからLIXILの”細かな粒子を固めても水が流れる”という二律背反の課題への挑戦が始まりました。約2年の研究・実証を経て、浄水カートリッジの「造粒微粉炭」製造技術を完成させることができました。マイクロレベルに粉砕した活性炭を新開発の特殊ファイバーで球上にして再結合させることで、吸着面積の飛躍的な拡大と有害物質の粒子の詰まりにくさの両立を実現しのです。(下図参照)

 

【従来活性炭(約75μm)】

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従来活性炭:吸着面積が限られ、有害物質の粒子は活性炭の表面に吸着。

 

【造粒微粉炭(約10μm)】

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造粒微粉炭:吸着面積が大きく吸着能力が高い。有害物質の粒子が詰まりにくく均一に吸着可能。

 

 

 

LIXILセラミック技術が可能にする浄水カートリッジの小型化。

なぜLIXILは、業界をリードする小型の浄水カートリッジをつくることができるのか。それは創業時から培ってきたセラミック技術を持っているからです。セラミック技術は持っているからです。セラミックは、土から生まれた天然素材で複雑な細孔構造で構成されているため、有害物質を表面ろ過ではなく3次元的に吸着、ろ過できます。2次元的な化学繊維で同じ性能を再現するには面積が必要となり、結果として体積が大きくなってしまいます。セラミック技術を持つLIXILだから、小さいまま浄水能力が2倍になった新しい浄水カートリッジを実現することができるのです。

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現場対応力も強化。小型のシンクや食繊機設置のシンクにも設置可能。

スパウトの回転角度規制を出荷時の150℃から施工時に100℃/80℃に変更できる新機構※を搭載しました。これにより、様々なシンク形状でスパウト回転範囲をシンク内に収めることが可能になります。

※分岐水栓、分岐口付仕様は対象外。

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浄水シャワーに対応。スリムな水栓の先端部分に「くるプッシュ切替」を搭載。

水栓の先端にあるダイヤルを左回せばシャワー、右に回せば整流に切り替え可能。さらに、先端のプッシュを押すことで原水と浄水を切り替えられます。

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LIXILテクノロジーブックⅢ|福岡の安いキッチンリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅢのご紹介です。

 

 

 

 

SYSTEM BATHROOM ARISE~訪問調査の発見から生まれた新動線の空間~

入浴動作をさりげなく支える横動線の空間を実現。

リフォームのメインボリュームである「50~60代」をターゲットユーザーとして約20の家庭を訪問。実際の浴室でいつもと同じように入浴前の動作から入浴までをしていただくリアルな行動観察とインタビューを実施しました。
「お風呂はゆっくり楽しみたい」という方が多い反面「洗い場で物を取るときの立ち座りがたいへん」「入浴のまたぎがつらくなってきた」など、まだまだ元気でお風呂を楽しみたいが身体的な衰えを気にしている声もありました。
そこでLIXILは、湯面が心地よく広がる浴槽のほか、レザーエンボスを配した素材感のあるスマートエスコートバーやワイドレバー水洗などによって、くつろぎ感のある空間をデザインすると共に、入浴中の動作をさりげなく支える機能を各アイテムに加えました。横動線によって身体にかかる負担を極力なくした「アライズ」で、ゆっくりと入浴を楽しんでいただけます。
→行動観察とインタビューを実施。
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洗い場から浴槽へ移動しやすい「スマートエスコートバー」

洗い場での立ち座りから浴槽またぎまでのスムーズな移動を、一本の横バーで可能にしました。バーの表面には素材感のあるレザーエンボスを施すことで、グリップ感とデザイン性を両立させました。

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安定した入浴姿勢をキープ「浴槽フランジ」「浴槽内握りバー」

浴槽フランジは、つかみやすい形状にこだわり、指が当たるエプロン部には滑りにくいシポを施しました。浴槽内握りバーは、上体を起こしたり、子どもと一緒につかむときにも使いやすい長さです。両側で体を支える設計なので、安心して入浴できます。

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座ったまま手が届きやすい「らくらくレイアウト」

風呂イスに座ったまま手が届く範囲に、水栓・収納・シャワーフックを集めました。腕の回転軌道に合わせてカーブさせたバーにより、シャンプー類やシャワーヘッドにさらに届きやすくなっています。

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シャワーを仮置き「手元シャワーフック」

シャンプーのときのなど、ちょっとシャワーヘッドを置いておきたいときに便利。バーの好きな位置に取り付けることもできます。

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どちらの手でも止水・吐水ができる「ワイドレバー水栓」

右手でも左手でも、立っても座っても操作しやすい新設計。大型のハンドルで簡単に吐水・止水ができます。ハンドルの素材にはバーと同じくレザーエンボスを施しており、グリップ感と共にデザイン性も高めました。

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SYSTEM BATHROOM ARISE~浄水シャワーの革新「うるつや浄水」~

浄水カートリッジをスライドバーに内蔵。

一般的に浄水シャワーは、浄水カートリッジがシャワーヘッドに内蔵されています。そのため通常のシャワーヘッドより握りも太く、手に持つと重さを感じる方もいます。
LIXILは、肌や髪に優しい浄水シャワーをさらに快適に使っていただけるように、浄水カートリッジをシャワーヘッド内蔵からスライドバー内蔵へと変更しました。単なる位置の変更と思われるかもしれませんが、細いスライドバーの一部に違和感なく浄水カートリッジを内蔵することは容易ではありません。開発とデザインがチームを組み、アイデアを出し合い、技術改良を重ねることで、浄水カートリッジを小型化しながら、寿命を業界トップ水準(自社従来化3倍)に延ばし、ろ材に活性炭を用いることで塩素に加えカビ臭の約90%除去に成功。さらに、シャワーヘッドと浄水カートリッジが分かれたことで、従来は組み合わせができなかった「多機能」「スイッチ付き」「メッキ仕様」のシャワーヘッドなど、様々なシャワーヘッドが選べるようになりました。
※自社基準に基づく性能表示。2-MB(カビ臭)低減能力総ろ過水量12000L、除去率90%。

うるつや浄水は、水槽水に含まれる残留塩素を低減、髪や肌へのダメージを抑え、すこやかに保ちます。

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→浄水カートリッジをスライドバーに内蔵。「浄水⇔水道水切替ボタン」搭載により、お掃除など浄水不要のときは水道水を吐水できます。

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SYSTEM BATHROOM ARISE~超節湯と浴び心地の革新。「エコアクアシャワー」~

「超節湯」で「これまで以上の浴び心地」。その相反する課題を高い技術とデザインで解決。

日本でもシャワー浴派は除々に増えています。そこでLIXILは、超節湯でありながら、これまで以上の浴び心地を体感できる大判でスタイリッシュなシャワーを開発しました。開発にあたりまず浴び心地のよいシャワーとは何かを突き詰めるべく様々なシャワーを調査。”粒が大きいけれど、強さがない””強いけれど、粒のたっぷり感がない”など人の感性とシャワーの特性を関係性を解明し、今までにないたっぷりとした粒感と吐水力のバランスを実現しました。少ない湯量でもしっかりとした吐水力のバランスを実現しました。少ない湯量でもしっかりとした吐水の強さがあり、充分な洗浄感が得られる「エコアクアシャワー」は、超節湯と浴び心地という相反する課題を両立させたシャワーです。

400件を超すモニター調査から散水穴を新設計。

従来の節湯シャワーをそのまま大判化すると、湯量が多くなり節湯になるが浴び心地が落ちる。それらの課題を解決するために400件を超すモニター調査を行い、散水穴の大きさ、距離、数の組み合わせを、大量のパターンで試すことで、最適な浴び心地と節湯性能を実現しました。

水にバラつきなく空気を含ませる、新開発「エゼクタ」

吐水に空気を含ませる技術として、シャワーヘッドの根本に「エゼクタ」という機構を配する方法があります。しかし、それではシャワーヘッドのエリアごとに空気の含み方がバラついてしまうことがわかりました。そこでLIXILは、バラつきなく空気を含ませるためシャワーヘッド内の3ヶ所に「エゼクタ」を配置。さらに、

①水を絞って噴射するノズル
②空気を巻きこむスロート
③シャワーの出口である散水穴
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これら3つの開口面積比が重要であることがを突きとめ、計400条件を超す組み合わせで試験を行いました。そしてその結果を分析・設計し、浴室用シャワーに求められるたっぷりとした洗浄感と湯量の最適なバランスを実現しました。さらに、新開発「エゼクタ」は、無駄をそぎ落としたコンパクトな構造にすることで、スタイリッシュな薄いデザインのシャワーヘッドを実現しました。

 

 

 

 

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LIXILテクノロジーブックⅠ|福岡の激安キッチンリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅠのご紹介です。

 

 

 

健やかに、いきいきと。いつもベストな自分になれる。

トイレや洗面室などの水まわりは、

自分だけの時間が持てる大切な空間。

オンからオフへ、肩の力を抜いて、”素の自分になる”。

そして、オフからオンへ、”エネルギーを満たす”。

人に寄り添い、水まわりを空間全体で発想し、

新しい価値を提供する。

日本のブランドならではの心づかいと

テクノロジーから生まれる水まわりの世界を人々に届けます。

 

 

 

料理を楽しむキッチン。

料理をする方にとっての「使う歓び」を突き詰めました。道具の出し入れや、食器洗い、お手入れなどキッチンで行われる動作を何度も見つめなおすことで、直観的な使いやすさと、自然な使う心地を一つひとつ形にしています。またインテリアとしての美しさも、歓びの一つと考えました。キッチンを暮らしの中心に据えると、料理をする時間がもっと楽しみに。システムキッチン リシェルSIが作るのは、そんな毎日です。

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お風呂を愛する国の、バスルーム。

水に恵まれた私たちの国では、お風呂には、特別な意味が込められてきました。私たちにとってお風呂に入ることは、新たな自分へと生まれ変わるための再生の儀式なのかもしれません。湯を、愉しむ。時を、味わう。SPAGE【スパージュ】。それは、人生を豊かに潤すシステムバスルームです。

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Water,Design & Experience

新しい暮らしは、水まわりから生まれる。

【建築家】永山祐子   ×   【LIXIL】白井康裕

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永山さんは豊富な経験と実績を持つ建築家であり、母であり、ご自宅にLIXILの商品を採用されているユーザーでもあります。LIXILでデザインと新技術を統括する白井との対談から、水まわりに求められる役割とこれからの姿が見えてきました。

 

 

水まわりは大切なプライベート空間。

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設計するとき、水まわりから考える。

永山:「家のアクティビティのコアは水まわりだと思います。最近はキッチンが生活の真ん中にありますし、バスルームを中心に持ってくる住宅も多くあります。水まわりをコアとしてどこに置くかで、プランにキャラクターが生まれてきます。私が設計をするとき、水まわりを最初に考えて、そこから発想していくことも多いです」
白井:「水まわりが個々の暮らしに変化をもたらすわけですね。建築の進化とともに水まわり商品もより清潔で美しく、機能的にも大きく変化を遂げてきました。プランニング上のさまざまなバリアを除いてきたとも言えます。家族構成や暮らし方の変化に伴い、生活者の住まいに対する意識も多様化しています。その中で水まわりはどうあるべきか、私たちメーカーは何ができるのかを常に考えています」
永山:「トイレも洗面も、お風呂も、合理的に用を済まされたらいいというよりは、居心地のよさが求められたり、一人になれる空間として新しい役割を持つようになっています。子育てをしている私にとっても、トイレが家の中で一人になれる空間なので半分隠れるように入って、ほっとしています」

SATISが広げる、空間の可能性。

永山:「私が担当させていただく建築にはLIXILのサティスを導入することが多くあります。トイレを居心地のよい空間としてつくろうとしても、当然ですが大きな面積はとれません。そうすると小型で機能が充実したものがいい」
白井:「まさにそれがサティスのデザインコンセプト。日本ならではの設計思想です。人が腰掛ける部分のサイズは十分確保しながら、必要な機能部をコンパクトに納めることでトイレ空間を広く使うことができ、人が動作しやすく、空間設計の自由度、余白を最大化しています」
永山:「余白をどう使うか。それは建築家にとって可能性です。椅子のような美しさもありますし、色も白だけではなくバリエーションがある」
白井:「トイレのカラーも白だけでなく黒、昨年からノーブルトープというグレイッシュなブラウン色も用意し、水まわりの空間コーディネイトの幅が広がることを願っています。また、私たちは国内のみならずグローバルのさまざまなトレンドにも目を向けています。そして、建築家の方々が使いやすいものはどんなものか、インスピレーションがわくものはどんなものなのかを考え続けています。
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LIXILが進める、人の気持ちに寄り添うデザイン。

白井:「人の行為や気持ちに配慮したデザインというと、永山さんが最近手がけられたオープンキッチンは興味深いものがありました」
永山:「ありがとうございます。オープンキッチンはいいと思うのですが、完全にオープンだとストレスを感じる人もいます。私が設計した最近の住宅では、オープンキッチンの一角にパントリーをつくって作業する人が姿を隠せるようにしました。お客様の前ではきちんと、でも隠れた場所では少し気を抜いて。そこから姿を現したときにはまたオンに戻る、みたいな。建主さまも”このパントリーがいいのよね”とおっしゃてくださっています。
白井:「重要なところですね。LIXILも通り一遍ではなく、お客様が商品に触れるさまざまなシーンを想像し、使う人の気持ちになってデザインしています。例えば、浴室の照明。体を洗うとき、リラックスしたいとき、あるいは朝目覚めたときなど、それぞれのシーンで求められる照度や色温度はどのようなものかを考えます。人の内面に与える機能を高めていくのです。

LIXILは、体験をデザインする。

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→オルタナティブトイレのモックアップ。通路に面したジェンダーニュートラルのトイレと、左右コーナーに分かれた男女専用トイレのどちらかを選択できる。

 

リモコンのピクトにまでこだわる理由。

白井:「LIXILは、おしり洗浄やビデなどを表すピクトのデザインにまでこだわります。世界に広がるシャワートイレは、国が違い、言葉が違い、文化が違っても、迷わずに必要な機能のアクセスでき、使えなくてはなりません。訪日外国人の方が利用される施設や店舗のさまざまな商品の操作部には各国の言葉で説明書きが貼られている場合がありますが、決して美しく心地よいものではありません。まだ十分とは言えませんが、ピクトや商品の操作部を見たり触ったりするだけで、何の機能を感覚的に理解できるように配慮したデザインを心がけています」
永山:「LIXILの商品は機能が充実しているから、ピクトの整理は大切になりますね。それができたときは、今以上に使いやすいものになるでしょうね」

パブリックトイレをどうつくるか。

永山:「現在、男女などの性で分けない(ジェンダーニュートラル)、誰でも使えることを目指したパブリックトイレをプランニングしています。男女の性で分けないと聞くと”え?”と思うかもしれません。通常のトイレは個室以外の共有空間でも人目がない密室空間となる可能性があり、その場所で見知らぬ異性と出会うのは違和感があります。でも、飛行機のトイレは、男女別ではないのに全然違和感がない。それはパブリックな通路に面して人目があり、密室化することがないからだと思います。そこがヒントになっています」
白井:「男女共用となった場合に感じる抵抗を一つひとつ解消するために、人・物・空間の関係を再整理、再編集されらわけですね」
永山:「はい。パブリックトイレではなく、オルタナティブトイレと呼んでいるのですが、これをプロトタイプにしてオフィスなどに展開していきたいです」

水まわり商品を扱うメーカーに期待するもの。

永山:「水まわりの商品を開発しているメーカーに期待したいのは、五感に訴える機能やシステム。あとは、シュチュエーションを掘り下げてトータルコーディネートができるいことですね。LIXILには総合的にいろいろな商品があり、膨大なテクノロジーやノウハウがある。音と光も連動できるし、水まわりではない商品も展開されている。建築家の期待に応えてくれる数少ないテクノロジーがこれまで以上に使う人の気持ちに寄り添って五感に訴えかけるものになるなら、ぜひいろいろなアイデアを出してカタチにしていっていただきたいです。シャワーもまだ発展する可能性があるような気がします。ただ泡を流すだけのシャワーではない価値を持ったもの。しかも、日本人に合っているもの。水まわりの商品や機能でこんなのが欲しいと私から言わせていただける場面があれば、お願いするかもしれません」
白井:「ぜひ、お願いします」

LIXILは体験をデザインする。

白井:「LIXILの水まわりは、”人を中心”に考えていきます。仮にアプリを使うとしてもインターフェイスがデザインされていないとテクノロジーが活きてこない。そういう意味ではテクノロジーを活かすのはデザインで、デザインは人との関係性をおさえていかなければなりません」
永山:「建築も、商品も、人に何を体験してもらえるか」
白井:「はい、体験のデザインです。人が見て、触って、使ったときに、心地よさや快適さを感じられ、心が豊かになる。そして、何度も使いたくなる商品を届けていきたい。そのために、素材や色、形にこだわっています。それはきっと、永山さんがおっしゃった五感に訴えるものにつながるのだと思います。LIXILは、今まで以上に建築家の方のインスピレーションをわかせる商品を作っていきます」
永山:「期待しています」
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永山 祐子
建築家。永山祐子建築設計主宰。昭和女子大学生活科学部生活環境学科卒業。青木淳建築計画事務所勤務を経て、2002年に永山祐子建築設計を設立。「ルイ・ヴィトン大丸京都店」(2004年)、「カヤバ珈琲」(2009年)、「木屋旅館」(2012年)、「豊島横尾館」(20123年)、ホール複合施設「女神の森セントラルガーデン」(2016年)などを手がけ、現在、2020年のドバイ万博日本館をはじめ超高層などの設計を進めている。
2012年「Architectual Record Design Vanguard Archeitects2012」、2014年日本建築家協会 JIA新人賞(豊島横尾館)、2017年山梨建築文化賞(女神の森セントラルガーデン)など受賞多数。
白井 康裕
LIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN

LIXILテクノロジーブックⅡ|福岡の安価キッチンリフォームならトラストホーム

今回のトラストNEWSは、LIXILテクノロジーブックⅡのご紹介です。

 

 

 

~常滑という地~

LIXIL(INAX)の品質と革新を育んだ街。

 

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やきものの産地としては特異な、海に開いた街。

 

ここは愛知県常滑市。LIXILのルーツの一つであるINAX創業の地です。1000年の歴史を持つやきものの街で、常滑は瀬戸、備前、信楽、丹波、越前と並ぶ六古窯の一つです。常滑を除いた5つの窯場は山の中にあり、常滑焼のみが海に面しているため大きな商品をつくっても海運で日本中に運ぶことができ、さらに、国内外の交流が盛んに行われました。常滑には、常に外部から新しい文化を柔軟に受け入れ新しい価値をつくっていく環境が整っていたのです。

 

 

 

常滑焼の品質を高めてきた先人たち。

INAXの歴史は、江戸時代に伊奈長三郎(初代長三)が常滑で茶器の製造をはじめたときにさかのぼります。その作品は味わい深く、指先だけで練り上げた妙技がつつましやかな姿を呈した逸品で、現在は常滑陶器研究所などに所蔵されています。その後、息子の二代目はロクロを巧みに使って品質を飛躍的に向上させ、三代目は極めて薄手の酒器などを練り上げる名手になりました。このように伊奈家は常滑焼を代々受け継ぎ、常滑窯業介を引率していきます。

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フランク・ロイド・ライト要求に応えて技術。

時代は明治になり、都会では下水道への土管の利用が注目され始めました。その動きを察知した伊奈初之蒸がこれまでの小細工物から工場を使った土管製造へと大きく転換します。初之蒸と息子の長三郎は、著名な建築家フランク・ロイ・ライトによる帝国ホテル旧日本館の専用煉瓦工場の技術顧問として参加し、後のINAXの礎を築きます。やきものの繊細な技術を積み重ね、社会の動きと共に発展し、挑戦を続ける。日本のブランドとしての品質と業界に先駆けてテクノロジーを開発するINAXブランドの革新性は、この常滑で生まれました。

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【社会の変化に応え土管を生産】 写真提供:常滑郷土文化会つちのこ「なつかしき常滑」より

【帝国ホテル旧日本館のスダレ煉瓦/ライトの要求に創意工夫で応えた】

 

 

 

常滑という地~これからも、土と火と水と~

 

陶芸から陶業、そして工業化へ。

 

陶芸作家の作る食器や酒器、茶陶などの日用品のやきものから生産規模が大きくなり、量産されるようになると陶業と呼ばれます。明治時代の土管づくりはまさに陶芸から陶業への変革でした。そして、現在LIXILがINAXブランドで生産しているタイルやトイレなどの衛生陶器は、さらに進んだ工業生産品としてのやきものと言えます。陶芸家の家系に生まれた伊奈初之蒸が生業を陶業に変えてから今日まで、LIXILは企業として成長を遂げ、同時に常滑の街も発展してきました。一企業が街の中で大きくなると独占的になってしますこともありますが、初之蒸・長三郎親子は海外から新しい機械を輸入したり特許を取得した際、それを広く公開し、それぞれが工業化を進められてようにしました。まさに「企業が社会の公器である」ことを実践してきました。

 

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【坂の周辺の塀と道が常滑焼の土管などでできている。/INAXライブミュージアムの敷地内で保存されている対象時代の窯と建物。登録有形文化財・近代化産業遺産】

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クラフトマンシップを発揮していく。

常滑焼は懐が深く、常滑で焼いたものはすべて常滑焼になるといいます。そういう意味では、いま最も生産量が多いトイレ、あるいは洗面器などは常滑焼の現在進行形の一つと言えるかもしれません。土は水を得て形となり、火を通したやきものになります。生産する物も生産する技術も変わり続けていますが、土と向き合い、火を水を操る、そのクラフトマンシップは脈々と受け継がれ、これからも変わることはありません。LIXILは、海に開かれた常滑に育まれて品質と革新性を発揮して、日本へ、世界へ、新しい価値を届けていきます。

 

【衛生陶器の製造は、土と向き合い、火と水を操るクラフトマンシップの継承と言える】

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LIXIL Key Technology ~新しい体験を創りだそう~

例えば、バスルームではじめての心地よさに包まれるように。

料理をもっと楽しめるように。

年齢や障がいの有無にとらわれずに、

家族みんなが同じ設備を使って暮らせるように。

LIXILは、何年もかけて研究・試作・検証を重ねた、

新しい商品を生み出しています。

毎日使い、体に触れるその商品は、

お客様の暮らしの一瞬一瞬に、新しい体験を創りだすことでしょう。

 

 

SYSTEM BATHROOM ARISE~”ゆったり”の差が実感できる新形状「ミナモ浴槽」

「もっと、お風呂が好きになる」アライズを象徴する新しい浴槽。

入り心地を左右するのは、ゆったり感。LIXILは、お風呂が好きな方のこだわりに応えるため、入浴の本質であるお湯に浸かる心地よさを追求しました。そして開発したのが、新形状の浴槽「ミナモ浴槽」です。肩まわりが特にゆったりしているため、お湯に浸かったときに、浴槽に囲われているような心理的な窮屈さを感じさせず、心地よさの新世界と言っても過言ではないでしょう。

 

心を満たす入浴感。体を沈めると湯面が心地よく広がる。

サイズだけでなく、視覚的にも広がりを感じます。浴槽の縁を洗い場側に波紋のような曲線を描いて張り出すことで広々とした印象を与えます。
浴槽内の側面とフランジ面の境界をなくした形状のため、体を沈めると自分を中心に湯面がどこまでも広がっていくような解放感と癒しを得ることができます。
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光を美しく映す、透明感のある新素材。

浴槽には新人造大理石素材「パールクオーツ」を採用しています。LIXIL独自の工夫で光沢を加えながら、色をくすませることなく透明感を出しました。表面は平滑性が高く、鏡のような光の美しい映り込みが印象的です。また、内部のキメ細やかなパールがやさしく煌めき、上質なバスタイムを演出します。

 

身体に寄り添う安心感。浴槽が入浴動作をサポートする。

子どもから高齢者まで、全ての世代が浴槽に身をあずけ、リラックスして入浴を楽しんでいただけるように”こんなところまで”と思えるレベルまで細やかな配慮を設計に取り入れています。

 

 

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→リラックス姿勢で背中から首支える。

→沈み込んだ姿勢からひじを伸ばして遠くをつかみ、安定した姿勢で上体を起こせる長い浴槽内握リバー。

 

 

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→様々な姿勢や手の大きさでもしっかりと手のひらに添ってつかみやすいフランジ形状を開発。シポを施すことで滑りにくさにも配慮。

 

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当社では、安価でシステムキッチンをご提供しています。

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