
LIXIL【Well Life】
もっと、料理を楽しもう。座ったままで使いやすい、ウエルライフ。新しいメニューに挑戦したり、美しい盛り付けにこだわってみたり。料理するよろこびを、より多くの方に感じて欲しい。車椅子を使う方や、立ち仕事をつらいと感じる方が座った姿勢のまま、快適に料理ができるよう考えたキッチン、それがウエルライフです。下ごしらえや加熱調理、盛り付けや後片付けも、座ってラクにできるから、使いやすい。もっともっと料理を楽しむ毎日を、ウエルライフではじめましょう。
使いやすい設計

LIXIL「ウエルライフ」は、車いすを使用する方や、長時間立ったまま調理することに負担を感じる方が、座った姿勢でも料理をしやすいように考えられたキッチンです。一般的なシステムキッチンとは異なり、ワークトップの高さだけを低くするのではなく、足元の空間やワークトップの奥行きなど、座った状態での身体の動きまで考えて設計されています。キッチンでは、食材を洗う、切る、加熱する、盛り付ける、食器を洗うといったさまざまな作業を繰り返します。車いすや椅子に座って作業する場合、設備まで身体を十分に近づけなかったり、ワークトップの奥まで手が届きにくかったりすると、そのたびに身体を前へ伸ばす必要があります。ウエルライフでは、こうした座位での使いにくさに配慮し、LIXILが「カタチ」「奥行き」「高さ」の3つのフィットとして、使いやすさを考えた設計を採用しています。
①カタチがフィット|足元を広く確保したオープン設計
ウエルライフの大きな特徴が、足元をさえぎりにくいオープン設計です。一般的なキッチンでは、ワークトップの下に収納キャビネットが配置されています。そのため、車いすや椅子に座った状態では膝やつま先がキャビネットに当たり、作業する場所まで身体を近づけにくいことがあります。ウエルライフは足元に空間を設けることで、膝やつま先をワークトップの下へ入れやすくしています。LIXILでは、下ごしらえ・加熱調理・洗い物といったキッチン作業を、座った状態で行いやすいよう配慮した設計としています。特にグリルレスプランでは、シンク・調理スペース・コンロのそれぞれに正面からアクセスできる設計が採用されています。車いすで横から手を伸ばすのではなく、作業したい場所へ正面から近づきやすいことは、座ったまま調理するキッチンを考えるうえで重要なポイントです。ただし、車いすの座面高さやアームレスト、フットレスト、利用する方の身体状況によって、使いやすい足元空間は異なります。LIXILも、身体条件や車いすの仕様によってはキャビネットとの干渉や手の届く範囲に制限が生じる場合があると案内しています。そのため、「車いす対応キッチンだから誰でも同じように使える」と考えるのではなく、実際に使用する方と車いすに合わせてプランニングすることが大切です。
②奥行きがフィット|座ったまま奥まで手を伸ばしやすいワークトップ
立った状態と座った状態では、手の届きやすい範囲も変わります。一般的なキッチンの奥行きでは、座った状態からワークトップの奥側にあるものを取ろうとすると、身体を大きく前へ傾けなければならない場合があります。そこでウエルライフでは、座った姿勢から奥まで手が届きやすいスリムなワークトップを採用しています。現在のLIXILの商品情報では、ウエルライフの壁付I型は奥行60cmの設定が案内されています。単純にキッチンをコンパクトにするのではなく、座ったときの身体と作業場所との距離を考えていることがポイントです。食材を切る、調味料を取る、加熱機器を操作するといった日常的な動作を、できるだけ自然な姿勢で行いやすくすることで、座ったままでも調理を続けやすいキッチン環境につながります。
③高さがフィット|1cm刻みで選べるワークトップ高さ
キッチンの使いやすさを大きく左右するのが、ワークトップの高さです。車いすや椅子に座って使用する場合は、単純に「低いキッチン」を選べばよいわけではありません。低すぎると前かがみになりやすく、反対に高すぎると肩や腕を上げながら作業することになります。ウエルライフでは、ワークトップ高さを73cmから85cmまで1cm刻みで選択可能です。細かく高さを選べるため、使用する方の膝の位置や座ったときの姿勢、車いすのサイズなどを確認しながら、使いやすい高さを検討できます。特に車いす対応キッチンをリフォームで導入する場合には、カタログ上の高さだけで決めるのではなく、普段使用している車いすに座った状態で、膝が入るか、ワークトップへ自然に手が届くか、シンクや加熱機器を操作しやすいかまで確認することが重要です。
「座れる」だけではなく、キッチン作業全体のしやすさを考えた設計
ウエルライフの魅力は、単に車いすが入るスペースを設けたキッチンではなく、実際の料理の流れを考えて座ったまま使いやすいよう設計されていることです。下ごしらえをする調理スペースだけ座って使えても、シンクへ移動すると膝が入らない、コンロを使うときには身体を横向きにしなければならない、といった状態では、キッチン全体としての使いやすさは十分とはいえません。ウエルライフでは、足元をオープンにする「カタチ」、手を伸ばしやすくする「奥行き」、使用する方に合わせやすい「高さ」という3つのフィットによって、座った姿勢での一連のキッチン作業に配慮しています。さらに、浅型シンクやタッチレス水栓、リモコン対応レンジフード、食器洗い乾燥機、IHなど、調理や片付けをサポートする機器も選択できます。車いすを使用している方はもちろん、立ち続けて料理をすることが負担になってきた方や、将来を見据えて座ったままでも使いやすいキッチンへリフォームしたい方にとっても、検討しやすいキッチンです。LIXIL「ウエルライフ」を採用する際には、キッチン本体だけを見るのではなく、車いすでの進入や方向転換、冷蔵庫までの移動、収納へのアクセスなども含め、キッチン空間全体を計画することが大切です。使う方の身体状況や暮らし方に合わせてプランニングすることで、毎日の「料理をする」という時間をこれからも続けやすいキッチンへとつながります。
水栓

LIXIL「ウエルライフ」では、車いすや椅子に座った状態でキッチンを使用することを考え、水栓の操作性にも配慮したプランニングができます。キッチンでは、食材を洗う、手を洗う、鍋に水を入れる、食器を洗うなど、一日の中で何度も水栓を操作します。座った姿勢では、水栓レバーまで腕を伸ばしたり、身体を前へ傾けたりする動作が負担になる場合があるため、できるだけ自然な姿勢で操作できる水栓を選ぶことが、車いす対応キッチンを考えるうえで重要です。ウエルライフでは、標準仕様として「オールインワン浄水栓/AJタイプ」が設定されているほか、選択肢として「タッチレス水栓 ナビッシュ シンプルタイプ B5」などが用意されています。※電気温水器タイプなど、選択できる水栓に条件があります。
タッチレス水栓「ナビッシュ」|手をかざして吐水・止水
LIXILのキッチン用タッチレス水栓「ナビッシュ」は、吐水口先端のセンサーに手をかざすことで、水を出したり止めたりできる水栓です。 一般的な水栓では、その都度レバーまで手を伸ばして操作しますが、タッチレス水栓ならセンサーへ手をかざして操作できます。車いすや椅子に座ってキッチンを使用する場合にも、レバーを操作するために身体を大きく前へ伸ばす動作を減らしやすく、座った姿勢での水仕事をサポートしてくれる設備です。ただし、ウエルライフでおすすめされているナビッシュについて、LIXILは水量・水温の調節にはレバー操作が必要と案内しています。すべての操作が完全にタッチレスになるわけではないため、実際に使用する方がレバーにも無理なく手を伸ばせるか確認しておくことが大切です。
汚れた手で水栓に触れずに操作できる
タッチレス水栓のメリットは、操作のしやすさだけではありません。例えば、肉や魚などを調理している途中や、手に調味料が付いているときでも、水栓レバーへ直接触れずに吐水・止水できます。LIXILもナビッシュについて、汚れた手でも水栓に触れずに操作でき、水栓まわりを汚しにくいことを特徴として紹介しています。 「細菌を完全に防ぐ」「常に清潔になる」というものではありませんが、レバーへ触れる回数を減らせるため、日常のお手入れの負担を軽減したい場合にも便利な機能です。
必要なときだけ水を出し止めしやすい
調理中には、野菜を洗う、包丁を洗う、手を洗うなど、水を短時間だけ使用する場面が何度もあります。タッチレス水栓なら手をかざして吐水・止水できるため、こまめに水を止めやすく、水の出しっぱなしを抑えることにもつながります。バリアフリーキッチンでは、こうした小さな操作をできるだけ簡単にすることも、毎日の調理を続けやすくするポイントです。
「オールインワン浄水栓/AJタイプ」も選択肢
ウエルライフでは、電気温水器タイプを除くプランの標準水栓として、LIXIL「オールインワン浄水栓/AJタイプ」が設定されています。 オールインワン浄水栓は、水栓本体に浄水カートリッジを内蔵したタイプです。別置きの浄水器を設けるのではなく、水栓と浄水機能を一体化することで、キッチンまわりをすっきりさせやすいのが特徴です。 AJタイプでは、吐水口先端の操作によって浄水と原水、シャワーと整流を切り替えられるようになっています。野菜を洗うときには浄水シャワー、通常の洗い物には原水を使うなど、用途に応じた使い分けができます。 浄水器を別に設置するスペースを取りにくいため、限られたキッチンスペースをすっきり使いたい場合にも検討しやすい水栓です。
タッチレスと浄水機能、使い方に合わせて選ぶ
ウエルライフの水栓を選ぶ際には、「高機能なものを選べばよい」というわけではありません。例えば、水栓への接触を減らして操作を簡単にしたい方にはタッチレス水栓、浄水を日常的に使用したい方にはオールインワン浄水栓というように、普段の生活や身体状況に合わせて選ぶことが大切です。また、ナビッシュ自体にも浄水器ビルトイン形など複数のラインアップがありますが、ウエルライフで選択できる仕様はプランや設備条件によって異なります。 特にウエルライフの電気温水器タイプでは、オールインワン浄水栓やタッチレス水栓への変更ができず、ハンドシャワー水栓「クロマーレS」が標準となっています。 そのため、リフォームではキッチン本体だけでなく、給湯設備や水栓の組み合わせまで確認したうえでプランを決めることが重要です。
車いす対応キッチンでは「水栓までの距離」も大切
車いす対応キッチンの水栓選びでは、機能だけでなく実際に水栓へ手が届くかどうかも確認しておきたいポイントです。ウエルライフは、座った姿勢でも奥へ手を伸ばしやすいワークトップや、足元へ入り込みやすいオープン設計などを採用しています。そこへタッチレス水栓などを組み合わせることで、シンクへ近づく→水を出す→食材や食器を洗う→水を止めるという一連の作業を、座った姿勢で行いやすいキッチンを計画できます。LIXIL「ウエルライフ」へのリフォームを検討する際には、水栓単体の機能だけを見るのではなく、使う方の姿勢や手の届く範囲、車いすのサイズ、シンクとの位置関係まで含めて水栓を選ぶことが、毎日使いやすいバリアフリーキッチンにつながります。
吊戸棚

LIXIL「ウエルライフ」では、車いすや椅子に座った状態でもキッチン収納を使いやすくするため、高い位置にある吊戸棚の使い方にも配慮した収納設備を選ぶことができます。一般的な吊戸棚はキッチンの上部に設置されるため、立った状態でも奥まで手が届きにくいことがあります。車いすを使用する方の場合は、収納物を取るために身体を大きく伸ばしたり、家族に取ってもらったりする場面が増えることも考えられます。そこでウエルライフでは、収納部分を使いやすい位置まで下げられる「オートダウンウォール」や、一時置きスペースとして活用できる「クイックパレット」などを用意。限られたキッチンスペースを活かしながら、座った姿勢での調理や収納をサポートします。
オートダウンウォール|リモコン操作で収納棚を昇降
「オートダウンウォール」は、リモコン操作によって収納棚を上下させられる電動昇降式の吊戸棚です。通常は高い位置に収納しておき、必要なときに棚を使いやすい位置まで下げられるため、高い場所へ腕を伸ばして収納物を取る動作を減らすことができます。車いすや椅子に座ってキッチンを使用する場合、高い位置の吊戸棚はどうしても使える範囲が限られます。オートダウンウォールなら、収納そのものを手元に近づけられるため、「自分が収納に合わせる」のではなく、「収納を自分の使いやすい位置へ近づける」という考え方でキッチン収納を計画できます。毎日使用する食器や調味料、保存容器などを収納する場合にも、出し入れの負担を軽減しやすくなります。
座ったまま操作しやすいリモコン
オートダウンウォールは、棚そのものを手で引っ張って下げるのではなく、リモコンで昇降操作を行います。そのため、吊戸棚まで手を伸ばして操作する必要がなく、車いすに座った状態でも使いやすい位置から収納棚を動かせることが特徴です。また、照明についてもリモコンから点灯・消灯を操作できます。バリアフリーキッチンでは、設備そのものの高さだけでなく、スイッチやリモコンを実際に使用する方が無理なく操作できる場所へ配置することも重要です。
高い位置のスペースを収納として活かせる
車いす対応キッチンでは、シンクや調理スペースの下に膝やつま先を入れるための空間を確保することから、一般的なシステムキッチンと比べて下部収納の考え方が変わります。だからこそ、キッチン上部のスペースを収納として有効に活用できることは大きなポイントです。オートダウンウォールを取り入れることで、通常であれば手が届きにくい上部空間にも収納を確保しながら、必要なときには収納物を手の届きやすい位置まで下ろすことができます。ウエルライフのような車いす対応キッチンでは、単純に収納量を増やすのではなく、「座った姿勢から実際に使える収納をどれだけ確保できるか」という視点で収納計画を考えることが大切です。
クイックパレット|必要なときに使える便利な仮置きスペース
ウエルライフでは、吊戸棚部分に設置できる「クイックパレット」も用意されています。クイックパレットは、必要なときに棚を下ろして使用できる手動昇降式のスペースです。調理中の食材や調理道具などを一時的に置いたり、洗ったものの水切りスペースとして使用したりできます。座った状態で調理していると、ワークトップの奥側まで手を伸ばしたり、離れた場所へ物を置いたりすることが負担になる場合があります。そこで、手の届きやすい位置に一時置きできるスペースがあることで、作業台を広く使いながら調理を進めやすくなります。
使わないときは収納してワークトップをすっきり
クイックパレットは、必要なときだけ下ろして使用し、使わないときには上部へ収納できます。キッチンの作業スペースは、食材を切ったり、盛り付けをしたり、調理器具を置いたりとさまざまな用途で使用します。特に座った状態では手の届く範囲が限られるため、ワークトップ上に物が増えすぎると作業しにくくなることがあります。必要なときだけ使えるクイックパレットなら、ワークトップをできるだけすっきり保ちながら、必要に応じて作業スペースを補助できるのがメリットです。また、オプションとしてシステムライトを組み合わせることで、手元の明るさにも配慮できます。
車いす対応キッチンでは「収納量」より「使える収納」を考える
キッチンリフォームでは収納量を重視する方も多いですが、車いす対応キッチンの場合、収納がたくさんあっても手が届かなければ十分に活用できません。特に吊戸棚は、高い位置にあるため「収納はできるけれど、自分では取り出しにくい場所」になりやすい設備です。ウエルライフでは、オートダウンウォールで収納そのものを手元へ近づけたり、クイックパレットで手の届きやすい場所に一時置きスペースをつくったりすることで、座った姿勢での使いやすさに配慮しています。ただし、昇降式収納にも収納できる物の大きさや重量、設置条件などがあります。また、実際に手が届く範囲は、使用する方の身体状況や車いすの座面高さなどによって異なります。そのため、LIXIL「ウエルライフ」で車いす対応キッチンリフォームを行う際には、「どれだけ収納できるか」だけでなく、普段よく使う食器や調理器具をどこへ収納するのか、座った位置からどこまで手が届くのかまで確認してプランニングすることが大切です。オートダウンウォールやクイックパレットを上手に取り入れ、必要なものを自分で取り出しやすく、調理中にも使いやすい収納環境をつくることが、ウエルライフの使いやすさをさらに高めるポイントです。
食器洗い乾燥機

LIXIL「ウエルライフ」では、毎日の食器洗いの負担を軽減する設備として、ビルトインタイプの食器洗い乾燥機を組み込むことができます。キッチンのバリアフリー化を考える際には、「料理ができること」だけでなく、食後の片付けや食器洗いまで含めて使いやすい環境を整えることが大切です。特に車いすや椅子に座ってキッチンを使用する場合、シンクで長時間食器を洗ったり、洗った食器を水切りかごへ移したりする作業が負担になることがあります。食器洗い乾燥機を取り入れることで、手洗いする食器の量を減らし、食後の片付けをサポートできます。
浅型タイプの食器洗い乾燥機をビルトイン
ウエルライフでは、キッチンのプランに合わせて浅型タイプの食器洗い乾燥機を選択できます。食器洗い乾燥機をキッチン本体へビルトインすることで、卓上型の食洗機をワークトップに置く必要がなく、限られた作業スペースを有効に使いやすくなります。車いす対応キッチンでは、座った位置から手の届く範囲が立って使用するときとは異なるため、食器洗い乾燥機の位置や扉を開けたときの高さ、食器を出し入れするときの姿勢まで考えてプランニングすることが重要です。
「洗う→入れる」の移動をできるだけ少なく
食器洗い乾燥機を使いやすくするためには、本体の機能だけでなくシンクとの位置関係も重要です。食後の食器をシンクへ運び、簡単に残菜などを処理して、そのまま食器洗い乾燥機へ入れられる配置であれば、キッチン内を何度も移動する必要がありません。特に車いすを使用する方の場合、食器を持ちながら何度も方向転換したり、離れた場所まで移動したりすることが負担になる場合があります。そのため、ウエルライフをプランニングするときには、「食器を下げる→シンクまわりで処理する→食洗機へ入れる→洗浄後に収納する」という一連の動作を考え、できるだけスムーズに片付けられる配置を検討します。
食器洗いの負担を減らして調理後の片付けをサポート
食器洗いは、水を使いながら同じ姿勢を続けることが多い家事のひとつです。食器洗い乾燥機を活用すれば、食器をセットして運転することで洗浄から乾燥までを機械に任せられるため、シンクで手洗いする時間や作業量を減らすことにつながります。車いすを使用する方だけでなく、長時間立っていることに負担を感じる方や、将来を見据えて家事を行いやすいキッチンへリフォームしたい方にも検討しやすい設備です。
ワークトップを広く使いやすいビルトインタイプ
食器洗い乾燥機をキッチン本体に組み込むビルトインタイプなら、ワークトップ上に食洗機本体を設置する必要がありません。車いす対応キッチンでは、手の届きやすいワークトップ上のスペースをできるだけ確保することも重要です。食材を切る場所、料理を盛り付ける場所、調理器具を一時的に置く場所などとしてワークトップを活用できるため、座った状態でも作業スペースを整理しやすくなります。
食洗機を選ぶときは「座った状態で操作できるか」を確認
車いす対応キッチンに食器洗い乾燥機を設置する場合、「食洗機が付いているから使いやすい」と一律に判断するのではなく、実際の使用動作を確認することが大切です。扉や引き出しを開けたときに車いすと干渉しないか、奥の食器まで手が届くか、操作部が見やすいかなど、使用する方の身体状況や車いすに合わせた確認が必要です。また、食器洗い乾燥機を組み込む位置によっては、足元のオープンスペースや収納とのバランスも変わります。ウエルライフのプランを決める際には、食洗機だけでなく、シンク・収納・調理スペースを含めて検討するとよいでしょう。
小型電気温水器|必要な場所ですぐにお湯を使いやすく
LIXIL「ウエルライフ」では、プランに応じて小型電気温水器を組み込むことができます。小型電気温水器は、キッチンの近くでお湯を沸かして貯めておく設備です。給湯器からキッチンまでの配管が長い住宅では、水栓を開けてからお湯が出るまで時間がかかることがありますが、小型電気温水器を設置することで、必要な場所でお湯をすぐに使いやすい環境をつくることができます。車いすや椅子に座った状態でキッチンを使用する方にとっても、水栓を開けたままお湯が出るのを待つ時間を短くできることは、毎日の水仕事をスムーズにするポイントのひとつです。
冬場の洗い物や調理にも便利
キッチンでは、食器を洗うだけでなく、調理器具を洗ったり、油汚れを落としたりと、お湯を使う場面が多くあります。特に冬場は水が冷たくなるため、必要なときにお湯を使いやすい環境を整えておくことで、毎日の調理や後片付けを行いやすくなります。ウエルライフは、座った姿勢での「下ごしらえ」「加熱調理」「洗い物」を考えたキッチンです。小型電気温水器も、こうした一連のキッチン作業をサポートする設備のひとつとして検討できます。
キッチンに組み込んですっきり納められる
小型電気温水器は、ウエルライフのキッチンプランに合わせて組み込むことができるため、キッチン空間をすっきりまとめやすいことも特徴です。車いす対応キッチンでは、設備を増やすだけでなく、足元のスペースや車いすでの移動を妨げないことも重要になります。そのため、小型電気温水器を採用する場合には、本体の設置位置だけでなく、車いすでキッチンへ近づいたときに膝や足元と干渉しないかなど、キッチン全体の使い方を考えてプランニングすることが大切です。
貯湯量や使用できる水栓なども確認して選ぶ
小型電気温水器は便利な設備ですが、一般的な給湯器とは異なり、タンクに貯められるお湯の量には限りがあります。一度に多くのお湯を使用する場合には、使い方によって湯量が不足することも考えられるため、普段どのくらいキッチンでお湯を使用するのかを確認して選ぶことが重要です。また、ウエルライフでは小型電気温水器を採用するプランによって、組み合わせられる水栓などに条件があります。 タッチレス水栓や浄水機能など、希望する設備がある場合には、小型電気温水器との組み合わせが可能か事前に確認しておきましょう。
IH・ガスコンロ

LIXIL「ウエルライフ」では、車いすや椅子に座った姿勢でも調理を行いやすいよう、IHヒーターやガスコンロ、グリルの有無など、ライフスタイルに合わせた加熱機器を選ぶことができます。車いす対応キッチンでは、単にコンロの種類を選ぶだけでなく、座った位置から鍋の中を確認しやすいか、火力を操作しやすいか、コンロの正面まで近づけるかといった点が重要です。ウエルライフには、コンロ下のオープンスペースを広く確保した「グリルレスプラン」と、グリルや収納を組み合わせた「グリル付収納プラン」が用意されています。どちらを選ぶかによって、座ったときの膝まわりのスペースやキッチンの使い方が変わります。
3口フルIH・グリルレスタイプ|コンロの正面まで近づきやすい
ウエルライフのグリルレスプランでは、「3口フルIH・グリルレスタイプ」が標準仕様となっています。グリルを設けないことでコンロ下にもオープンスペースを確保でき、シンク・調理スペース・コンロのそれぞれへ正面からアクセスしやすいことが特徴です。LIXILでも、コンロへのアクセスのしやすさを重視する方に向けたプランとして紹介されています。車いすで調理する場合、コンロ下にキャビネットなどがあると膝が当たり、身体を加熱機器へ十分に近づけられないことがあります。コンロ下をオープンにすることで、座った姿勢のまま加熱機器へ近づきやすく、身体を大きく前へ伸ばす動作を抑えやすいのがグリルレスプランのメリットです。
天面操作で加熱状態や火加減を確認しやすい
ウエルライフに設定されている3口フルIH・グリルレスタイプは、加熱状態や火加減を確認しやすく、天面から操作できる仕様です。座った姿勢では、コンロ前面の低い位置に操作部があると表示を確認しにくかったり、身体を前へ傾ける必要が生じたりする場合があります。天面で操作できるIHなら、座った位置から操作部を確認しながら火力を調節しやすくなります。ただし、実際の見やすさや手の届きやすさは、使用する方の座高や車いすの高さなどによって異なります。ショールームなどで実際の操作感を確認しておくと、より自分に合った設備を選びやすくなります。
3口IHなら複数の調理を並行しやすい
3口タイプのIHヒーターなら、複数の加熱スペースを使って調理できます。例えば、鍋で煮物を作りながら別の鍋で汁物を温めるなど、複数の料理を同時に進めたい場合にも便利です。LIXILもウエルライフの3口フルIHについて、3口を利用することで並行調理を行いやすいことを特徴として紹介しています。特に車いすでキッチン内を移動する場合は、何度も別の調理場所へ移動するより、手の届きやすい範囲で作業をまとめられることが使いやすさにつながります。
IHは直火を使わず、フラットなトップでお手入れしやすい
IHヒーターはガスコンロのような直火を使わず、対応する鍋自体を発熱させて調理します。炎が出ないため、調理中に衣服などが炎へ近づく心配を減らせることは、バリアフリーキッチンでIHを検討するメリットのひとつです。また、トッププレートがフラットなため、五徳のあるガスコンロと比べて、調理後に表面を拭き掃除しやすいことも特徴です。座った状態で掃除をする場合にも、凹凸が少ないことでお手入れを行いやすくなります。一方、IHでも調理中の鍋や使用後のトッププレートなどは高温になることがあります。「火を使わないからやけどの心配がない」というわけではないため、使用時には加熱状態や高温表示などを確認することが大切です。
2口IH+グリルを組み合わせたプランも選べる
「魚を焼いたり、グリル調理も楽しみたい」という場合には、グリル付収納プランも用意されています。現在のウエルライフでは、グリル付収納プランの標準仕様として「2口IH・スタンダードタイプ(無水両面焼グリル)」が設定されています。グリルレスプランと比較するとコンロ下へ膝を入れられるスペースは少なくなりますが、その分、グリルや収納を確保できます。つまり、コンロへの近づきやすさを優先するならグリルレス、グリル調理や収納も重視するならグリル付収納というように、身体状況だけでなく普段の料理方法から選べることがウエルライフの特徴です。
ガスコンロも選択可能|使い慣れた調理方法を続けたい方にも
ウエルライフはIHだけのキッチンではありません。現在のラインアップには、3口ガスコンロ・ガラストップのグリルレスタイプも用意されています。長年ガスコンロを使用している方の中には、炎を見ながら火加減を調節するほうが使いやすいと感じる方もいます。LIXILもガスコンロについて、炎を見て火加減を把握しやすいことや、使い慣れた調理感覚で使用できることなどを特徴として案内しています。そのため、「車いす対応キッチンだからIHにしなければならない」ということではありません。これまでの調理習慣や操作の分かりやすさ、使用したい調理器具などを考え、IHとガスコンロを比較することが大切です。
安全性に配慮した機能もチェック
ウエルライフでは、加熱機器によってレンジフード連動、鍋なし自動OFF、過熱防止など、安全性に配慮した機能が用意されています。搭載機能は選択する機種によって異なるため、具体的な仕様を確認して選びましょう。また、レンジフードにはリモコン対応や加熱機器との連動に対応するタイプもあります。加熱機器とレンジフードを連動させることで、コンロを使うたびに高い位置のレンジフードへ手を伸ばす動作を減らすことができます。
「IHかガスか」だけでなく、座ったときの使いやすさで選ぶ
LIXIL「ウエルライフ」で加熱機器を選ぶ際に大切なのは、IHとガスのどちらが優れているかではなく、実際に使用する方が座った状態で無理なく調理できるかどうかです。コンロまで身体を近づけられるか、鍋の中を確認しやすいか、操作部へ手が届くか、グリルを使用するか、複数の料理を同時に作ることが多いかなど、普段の調理方法によって適した設備は変わります。ウエルライフでは、3口フルIH・グリルレスタイプ、2口IH・グリル付タイプ、3口ガスコンロ・グリルレスタイプなどから、暮らし方に合わせて加熱機器を検討できます。車いすでの使いやすさを特に重視する場合には、コンロ下をオープンにしたグリルレスプランも有力な選択肢です。「何口必要か」「IHとガスのどちらに慣れているか」「グリルを使うか」「座った状態でどこまで手が届くか」まで考えて選ぶことが、毎日の料理を続けやすいウエルライフづくりにつながります。
レンジフード

LIXIL「ウエルライフ」では、車いすや椅子に座った状態でキッチンを使用する方に配慮し、リモコン操作に対応したレンジフードを選ぶことができます。一般的なレンジフードは、操作スイッチが本体の高い位置に付いていることが多く、座った姿勢では手が届きにくい場合があります。操作するたびに身体を伸ばしたり、立ち上がったりする必要があると、毎日の調理では負担になりかねません。ウエルライフでは、こうした高い位置への操作をできるだけ減らし、座った姿勢のまま換気や照明を操作しやすい環境をつくることができます。
リモコン操作なら高い位置へ手を伸ばす負担を軽減
リモコン対応のレンジフードなら、本体にあるスイッチへ直接手を伸ばさなくても、手元から運転・停止などの操作を行えます。車いすを使用している方はもちろん、腕を高く上げる動作に負担を感じる方にとっても便利な機能です。レンジフードの機種や仕様によって操作できる内容は異なりますが、運転・停止や風量、照明などを手元から操作できるタイプを選ぶことで、毎日の調理をよりスムーズに行いやすくなります。バリアフリーキッチンでは、設備そのものの性能だけではなく、「その設備をどの姿勢から、どのように操作するのか」まで考えることが大切です。
加熱機器と連動するレンジフードも選択肢
さらに便利なのが、IHヒーターやガスコンロなどの加熱機器と連動するレンジフードです。対応する加熱機器とレンジフードを組み合わせることで、加熱機器の操作に合わせてレンジフードが連動して運転するタイプがあります。そのため、料理を始めるたびにレンジフード本体のスイッチへ手を伸ばす必要がなく、換気操作の手間を減らしやすいことがメリットです。特に車いすでキッチンを使用する場合には、一つひとつの操作を簡単にすることが、調理全体の使いやすさにつながります。ただし、連動機能を利用するには対応する加熱機器とレンジフードの組み合わせが必要です。ウエルライフをプランニングする際には、IH・ガスコンロと合わせて確認しておきましょう。
座った姿勢からの使いやすさを考えた設置計画
車いす対応キッチンでは、レンジフードの操作方法だけでなく、設置位置やキッチン全体とのバランスも重要です。ウエルライフでは、使用する方やプランに合わせてレンジフードの設置高さを検討できます。ただし、「自由に好きな高さへ設置できる」というわけではありません。レンジフードには、選択する機種や加熱機器、消防・設置条件などに応じて必要な離隔距離や施工条件があります。そのため、実際のリフォームでは、座ったときの目線や操作性だけでなく、加熱機器との位置関係や施工条件を確認したうえで適切な位置を決めることが大切です。
レンジフードの照明でコンロまわりを見やすく
座った状態で調理する場合、立っているときとはコンロを見る角度が変わります。そのため、加熱している鍋やフライパンの状態を確認しやすいよう、コンロまわりの明るさにも配慮したいところです。レンジフードに搭載された照明を活用することで、加熱機器周辺を照らし、調理中の手元を確認しやすくできます。キッチン全体の天井照明だけでは身体や吊戸棚によって影ができる場合もあるため、レンジフードの照明も含めて、調理スペースの見やすさを考えることがポイントです。
お手入れのしやすさもレンジフード選びのポイント
レンジフードは日常的に油汚れが付着する設備のため、バリアフリーキッチンでは操作性だけでなく掃除のしやすさも確認しておきたいポイントです。高い位置にあるレンジフードを掃除するために、腕を伸ばしたり、無理な姿勢を取ったりすることが負担になる場合があります。そのため、普段どの部分を掃除する必要があるのか、部品を取り外しやすいかなど、日常のお手入れ方法まで確認して機種を選ぶとよいでしょう。
「高い位置の設備をどう操作するか」まで考えたウエルライフ
LIXIL「ウエルライフ」のような車いす対応キッチンでは、ワークトップやシンクの高さだけを合わせればよいわけではありません。水栓、IH・ガスコンロ、収納、レンジフードなど、料理中に使用する設備を座った姿勢からどのように操作するのかまで考えることが重要です。特にレンジフードは高い位置に設置される設備だからこそ、リモコンや加熱機器との連動機能を活用することで、高い位置へ手を伸ばす動作を減らしやすくなります。「加熱機器を操作する→換気する→火加減や鍋を確認する→調理後に停止する」までを座った姿勢で行いやすくすること。 こうした細かな使いやすさまで考えて設備を選ぶことが、LIXIL「ウエルライフ」で快適なバリアフリーキッチンをつくるポイントです。
シンク

ハンディボックス

LIXIL「ウエルライフ」では、座った姿勢での調理をよりスムーズにする収納として、オプションの「ハンディボックス」を選ぶことができます。車いすや椅子に座ってキッチンを使用する場合、立った状態と比べて手の届きやすい範囲が限られます。そのため、調味料やキッチン小物を「どれだけ収納できるか」だけでなく、調理中に必要なものを手の届きやすい場所へ置けるかという視点が重要です。ハンディボックスは、ワークトップの調理スペースをできるだけふさがずに、よく使用する小物類をまとめておける収納です。作業スペースを確保しながら、必要なものを取り出しやすいキッチンづくりをサポートします。
調味料やキッチン小物を使いやすい場所へ収納
料理をしていると、調味料やふきん、細かなキッチン用品などを何度も使用します。これらを離れた収納へしまっていると、そのたびに車いすを動かしたり、身体を伸ばして取り出したりする必要が出てきます。ハンディボックスを活用すれば、普段よく使用するものを調理スペースの近くにまとめて収納できるため、調理中の動きを少なくしやすくなります。バリアフリーキッチンでは、大容量の収納を設けることだけが使いやすさにつながるとは限りません。「毎日使うものは手元」「使用頻度の低いものは別の収納」というように、使用頻度に合わせて収納場所を分けることが、座った姿勢でも使いやすいキッチンをつくるポイントです。
ワークトップの調理スペースを確保しやすい
調味料やキッチン小物をすべてワークトップの上へ置いてしまうと、食材を切ったり、料理を盛り付けたりするためのスペースが狭くなってしまいます。特に車いす対応キッチンでは、座った位置から無理なく使えるワークトップの範囲を有効に活用することが重要です。ハンディボックスなら、細かなものを整理しながら、ワークトップ上の作業スペースを確保しやすくなるため、「取り出しやすさ」と「作業のしやすさ」の両立につながります。
2口コンセント付きで調理家電も使いやすく
ハンディボックスには、扉付きの2口コンセントが設けられています。キッチンでは、ミキサーやハンドブレンダーなど、調理中に電源を必要とする家電を使用することがあります。手の届きやすい位置にコンセントがあれば、離れたコンセントまでコードを伸ばしたり、使うたびに移動して電源を取ったりする動作を減らしやすくなります。また、使用しないときには扉を閉められるため、コンセントまわりをすっきり見せられるのもポイントです。ただし、使用できる調理家電については、コンセントの定格容量や家電製品の消費電力を確認したうえで使用することが大切です。
「手が届く範囲」を上手に使うことが車いす対応キッチンのポイント
LIXIL「ウエルライフ」のような車いす対応キッチンでは、ワークトップの高さや足元のスペースだけでなく、収納やコンセントの位置も使いやすさを左右します。座った姿勢から、調味料を取る、調理器具を使う、家電の電源を取るといった日常的な動作をできるだけ手の届きやすい範囲にまとめることで、キッチン内での移動や身体を大きく伸ばす動作を減らしやすくなります。ハンディボックスは、「よく使うものを手元に置く」「ワークトップを広く使う」「調理家電の電源を確保する」という複数の役割を一か所にまとめられる便利なオプションです。ウエルライフでバリアフリーキッチンリフォームを計画する際には、収納量だけを見るのではなく、実際に料理をする姿勢から何がどこまで届くのかを確認しながら収納を配置することが、毎日使いやすいキッチンづくりにつながります。
サポートバー(シンクキャビネット用)

LIXIL「ウエルライフ」では、キッチンでの身体の移動や立ち座りをサポートする設備として、オプションの「サポートバー(シンクキャビネット用)」を選ぶことができます。キッチンでは、シンクで洗い物をする、調理スペースへ移動する、冷蔵庫や収納へ手を伸ばすなど、細かな移動や姿勢の変化が何度も発生します。特に車いすを使用している方や、立ち上がる際に支えが必要な方にとっては、身体を支えられる場所が手の届きやすい位置にあることが使いやすさにつながります。サポートバーはシンクキャビネット部分に設置し、キッチンで前後左右へ身体を移動するときなどに手を添えて使用できる設備です。
前後左右への移動をサポート
車いすでキッチンを使用する場合、シンクへ近づいたり、隣の調理スペースへ位置を変えたりする際に、細かな姿勢調整が必要になることがあります。サポートバーが手の届きやすい位置にあることで、身体の向きや位置を調整するときの支えとして活用できます。また、車いすを使用していない場合でも、足腰への負担が気になる方などがキッチン内で姿勢を整える際の補助として利用できます。
立ち上がる際の身体の支えとしても活用
椅子や車いすから立ち上がって作業する場合には、サポートバーを立ち上がり動作の補助として活用することもできます。例えば、「下ごしらえは座って行い、必要なときだけ立って作業する」といった使い方をする場合、座位と立位を切り替える際に手を添えられる場所があることで、姿勢を整えやすくなります。バリアフリーキッチンでは、すべての作業を座ったまま行えるようにするだけでなく、その方が普段行っている動作に合わせて、必要な部分を支えることも大切な考え方です。
手すりは「付ければ安心」ではなく位置が重要
サポートバーを設置する際に重要なのが、実際に使用する方の動作に合った位置になっているかという点です。車いすからどの方向へ身体を動かすのか、どちらの手でバーを握るのか、立ち上がる際にどの位置へ手を伸ばすのかなどによって、使いやすい位置は変わります。また、身体状況や車いすの形状によっては、バーがあることで膝やアームレストなどと干渉する可能性も考慮する必要があります。そのため、サポートバーを採用する場合は、実際のキッチンでの動きを想定しながら設置位置や使い方を確認することが大切です。
「移動する・近づく・立ち上がる」まで考えたバリアフリーキッチンへ
LIXIL「ウエルライフ」のような車いす対応キッチンでは、ワークトップやシンクの高さだけでなく、キッチンの中でどのように身体を動かすのかまで考える必要があります。シンクへ近づく、調理スペースへ移動する、身体の向きを変える、必要に応じて立ち上がる――。こうした一つひとつの動作に合わせて設備を計画することで、その方の暮らし方に合ったキッチンをつくりやすくなります。サポートバーは、キッチン内での移動や姿勢の変化を補助する選択肢のひとつです。特に介助が必要な方や身体状況に合わせたバリアフリーリフォームを検討する場合には、ご本人の動作だけでなく、介助する方のスペースや動線も含めて計画することが重要です。必要に応じてケアマネジャーや理学療法士・作業療法士などとも相談しながら、実際の身体状況に合った設備を検討するとよいでしょう。「どこに手を添えられると動きやすいのか」「どの動作をサポートしたいのか」を具体的に考えることが、LIXIL「ウエルライフ」で使いやすいバリアフリーキッチンをつくるポイントです。
19色の扉カラー

LIXIL「ウエルライフ」は、車いすや椅子に座った姿勢での使いやすさに配慮するだけでなく、キッチンのデザインやインテリアとの調和にもこだわって選べることが魅力です。扉カラーは、やさしく明るい印象をつくるカラーから、落ち着きのある上品な色合い、自然な木の表情を楽しめる木目調まで、5シリーズ19カラーをラインアップ。住まいの雰囲気や床・壁・家具との組み合わせを考えながら、自分らしいキッチン空間をコーディネートできます。
明るくやさしい雰囲気から落ち着いた空間まで選べる
キッチンの扉は面積が大きいため、選ぶ色によって空間全体の印象が大きく変わります。明るくやさしいカラーを選べば、キッチンまわりを軽やかで親しみやすい印象に。落ち着いたカラーを取り入れれば、リビングやダイニングにもなじみやすい、上品でまとまりのある空間をつくることができます。「バリアフリーキッチンは機能性を優先するもの」というイメージを持たれることもありますが、ウエルライフなら、使いやすさを考えながら好みのインテリアも楽しめるのがポイントです。
木目調ならリビング・ダイニングにも自然になじむ
ナチュラルな住まいに合わせたい場合には、木目の表情を楽しめる扉カラーもおすすめです。床材やダイニングテーブル、収納家具などの木目と色味を合わせることで、キッチンだけが独立した印象になりにくく、LDK全体に統一感を持たせやすくなります。近年はキッチンとリビング・ダイニングがひと続きになった間取りも多いため、キッチン単体ではなく、周囲の内装や家具まで含めてカラーコーディネートすることが大切です。
床・壁・ワークトップとの組み合わせも大切
ウエルライフの扉カラーを選ぶ際には、扉だけで判断するのではなく、床材・壁紙・キッチンパネル・ワークトップなどとの組み合わせも考えてみましょう。例えば、明るい扉と淡い床材を組み合わせれば開放感のある印象に、木目調の扉と落ち着いた内装を組み合わせれば温かみのある空間に仕上げやすくなります。バリアフリーキッチンへのリフォームを機に床材やクロスも張り替える場合には、キッチン本体と内装を一緒にコーディネートすることで、より統一感のある空間づくりができます。
「使いやすい」だけで終わらない、自分らしいウエルライフへ
LIXIL「ウエルライフ」は、ワークトップの高さや浅型シンク、足元スペース、収納、加熱機器など、車いすでの使いやすさを考えた機能が特徴のキッチンです。しかし、毎日過ごす場所だからこそ、機能だけでなく「このキッチンで料理をしたい」と思えるデザインも大切です。5シリーズ19カラーの扉から、住まいのテイストや好みに合わせて選ぶことで、バリアフリーに配慮しながら、インテリアにもなじむ自分らしいキッチン空間を目指すことができます。機能性だけで設備を決めるのではなく、床や壁、家具とのコーディネートまで楽しみながら選べることも、LIXIL「ウエルライフ」でバリアフリーキッチンリフォームを検討する魅力のひとつです。
収納ユニット

ウエルライフのシステム収納は、さまざまなサイズのキャビネットを自由に組み合わせることで、設置場所の広さや高さにぴったり合った収納ユニットを作り上げることができます。さらに、収納方法や収納するアイテムに合わせて、キャビネットを変更することも可能です。
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