天井フィラーとは?吊り戸棚と天井の隙間をきれいに仕上げる方法
キッチンリフォームを検討していると、
「吊り戸棚と天井の間に隙間ができるけど大丈夫?」
「天井フィラーって何?」
「吊り戸棚を天井までぴったり付けることはできないの?」
と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キッチンの吊り戸棚と天井の間にできる隙間を、すっきりと仕上げるために使用される部材が「天井フィラー」です。
天井フィラーを取り付けることで、吊り戸棚の上にできる隙間を目立ちにくくし、キッチン全体をすっきりとした印象に仕上げることができます。
今回は、天井フィラーとはどのようなものなのか、吊り戸棚と天井に隙間ができる理由や、天井フィラーを取り付けるメリットについて詳しくご紹介します。
天井フィラーとは?
天井フィラーとは、キッチンの吊り戸棚(ウォールキャビネット)と天井の間にできる隙間をふさぐための化粧部材です。
キッチンメーカーによって仕様や名称は多少異なりますが、吊り戸棚の上部にパネル状の部材を取り付け、天井との隙間を目立たなくします。
キッチンの扉と同系色の天井フィラーを使用すると、吊り戸棚と一体感のある仕上がりになります。
たとえば、白い吊り戸棚なら白系の天井フィラー、木目調の吊り戸棚なら扉柄に近いフィラーを選ぶことで、より自然な見た目になります。
天井フィラーは何のために取り付ける?
天井フィラーの主な役割は、吊り戸棚と天井の隙間をきれいに見せることです。
吊り戸棚の上に空間があると、キッチンを見る位置によっては隙間が目立つことがあります。
天井フィラーを取り付けることで、
- ・吊り戸棚と天井の隙間が目立ちにくくなる
- ・キッチン全体に一体感が出る
- ・吊り戸棚の上にホコリが入り込みにくくなる
- ・吊り戸棚が天井まで続いているようなすっきりした印象になる
といったメリットがあります。
特に、リビングやダイニングからキッチンがよく見える対面キッチンやオープンキッチンでは、天井フィラーの有無によって見た目の印象が変わることがあります。

なぜ吊り戸棚と天井に隙間ができるの?
「最初から吊り戸棚を天井までぴったり取り付ければいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際のキッチンでは、吊り戸棚と天井の間にあえて隙間を設けることがあります。
理由はいくつかあります。
天井の高さと吊り戸棚のサイズが合わない
システムキッチンの吊り戸棚は、メーカーごとにある程度決められた高さの商品から選択します。
一方、住宅の天井高は建物によって異なります。
そのため、天井高-キッチン本体の高さ-吊り戸棚の高さを計算すると、どうしても天井との間に数cm~十数cm程度の隙間ができる場合があります。
このような吊り戸棚と天井の隙間をきれいに仕上げるために使われるのが天井フィラーです。
吊り戸棚を天井ぴったりにしない理由
吊り戸棚は、必ずしも天井いっぱいまで設置できるとは限りません。
住宅によっては、天井部分に
- ■ 火災警報器
- ■ 照明器具
- ■ 梁
- ■ 下がり天井
- ■ 換気設備
などがある場合があります。
また、天井や壁が完全に水平・垂直とは限りません。
築年数の経過した住宅では、数mm~数cm程度の誤差があることもあります。
そのため、現場の状況を確認しながら吊り戸棚の高さを決め、必要に応じて天井フィラーで隙間を調整することがあります。
吊り戸棚と天井の隙間はそのままでもいい?
吊り戸棚と天井の間に隙間があっても、基本的にキッチンを使用すること自体に問題があるわけではありません。
そのため、天井フィラーは必ず取り付けなければならない部材ではありません。
ただし、隙間をそのまま残す場合には、吊り戸棚の上にホコリがたまりやすいという点があります。
吊り戸棚の上は高い位置にあるため、普段の掃除もしにくい場所です。
「できるだけ掃除する場所を減らしたい」
「吊り戸棚をすっきり見せたい」
という方には、天井フィラーを設置する方法がおすすめです。
天井フィラーを取り付けるメリット
吊り戸棚と天井の隙間を隠せる
天井フィラーを設置する一番のメリットは、やはり吊り戸棚と天井の隙間をきれいに隠せることです。
吊り戸棚だけが途中で終わっているように見えず、天井までつながったようなまとまりのあるキッチンになります。
キッチンがすっきり見える
吊り戸棚の扉と同系色の天井フィラーを選ぶことで、キッチン全体に統一感が生まれます。
特に白系や淡いカラーのキッチンでは、天井との境目も自然になり、すっきりとした印象になります。
吊り戸棚の上にホコリがたまりにくい
吊り戸棚と天井の間が開いていると、上部にホコリや油を含んだ汚れがたまってしまうことがあります。
天井フィラーで隙間をふさぐことで、吊り戸棚上部へホコリが入り込みにくくなり、お手入れの負担を軽減できます。
天井フィラーのデメリットはある?
天井フィラーにはメリットが多い一方で、いくつか確認しておきたい点もあります。
まず、天井フィラーを追加すると、その分の商品代や施工費が必要になる場合があります。
また、天井の状態によっては、現場でフィラーをカットして調整する必要があります。
特にリフォームの場合は、
「天井が少し傾いている」
「梁がある」
「吊り戸棚の上だけ天井が下がっている」
といったケースもあるため、実際の寸法を確認してから納まりを検討することが重要です。
天井フィラーは天井の高さに合わせて調整する
天井フィラーは、天井と吊り戸棚の隙間に合わせて加工して施工します。
たとえば、吊り戸棚を設置したあとに80mmの隙間が残る場合、その寸法に合わせてフィラーを加工して取り付けます。
ただし、対応できる寸法やフィラーの種類は、キッチンメーカーやシリーズによって異なります。
そのため、
「天井まで全部ふさぎたい」
「できるだけ隙間を小さくしたい」
という場合は、キッチンプランを作成する段階で施工会社へ伝えておくことをおすすめします。
LIXILのキッチンにも天井フィラーがある
LIXILのシステムキッチンでも、吊り戸棚と天井の隙間をきれいに仕上げるためのフィラーが用意されているシリーズがあります。
天井の高さや選択するウォールキャビネットの高さによってキッチン全体の納まりが変わるため、現場の天井高を確認しながらプランを作成します。
キッチンの総高さも大切
キッチンを選ぶ際は、ワークトップの高さだけでなく、床から吊り戸棚上部までの「キッチン総高さ」も確認することが大切です。
天井高に対して吊り戸棚が低すぎると隙間が大きくなり、高すぎると扉の開閉や天井にある設備へ干渉する可能性があります。
そのため、天井高や使用する方の身長、吊り戸棚の使いやすさなどを考えながら高さを決めていきます。
※対応寸法や仕様は商品・シリーズによって異なるため、実際のプランニング時には現行商品の仕様をご確認ください。
天井フィラーを付けるか迷ったら?
天井フィラーを付けるかどうかは、
- ■ 吊り戸棚と天井の隙間の大きさ
- ■ キッチンのデザイン
- ■ 掃除のしやすさ
- ■ 費用
- ■ 火災警報器や照明などの位置
を確認しながら決めるとよいでしょう。
数cm程度の隙間であれば、天井フィラーを取り付けることで非常にすっきりと仕上がるケースがあります。
反対に、大きな隙間がある場合や設備がある場合は、無理にふさがず、現場に合った納まりを検討することも大切です。
吊り戸棚と天井の隙間でよくある質問
Q. 天井フィラーとは何ですか?
天井フィラーとは、キッチンの吊り戸棚と天井の間にできる隙間をふさぐための化粧部材です。
吊り戸棚の扉と同系色にすることで、キッチン全体をすっきりと見せることができます。
Q. 吊り戸棚と天井に隙間があるのはおかしいですか?
おかしくありません。
天井高や吊り戸棚のサイズ、照明・火災警報器などの位置によって、吊り戸棚と天井の間に隙間を設ける場合があります。
気になる場合は、天井フィラーで隙間をふさぐ方法があります。
Q. 天井フィラーは後付けできますか?
現場の状況によっては対応できる場合がありますが、吊り戸棚や天井の状態、使用しているキッチンによって異なります。
できればキッチンリフォームのプランニング時に、天井フィラーを含めて検討することをおすすめします。
Q. 天井フィラーを付けると収納が増えますか?
基本的に天井フィラー自体は収納ではありません。
吊り戸棚と天井の隙間を隠し、見た目を整えるための部材です。
キッチンの天井フィラーで吊り戸棚の隙間をすっきり!
天井フィラーとは、吊り戸棚と天井の隙間をきれいにふさぐための部材です。
小さな部材ではありますが、取り付けることでキッチン全体の印象は大きく変わります。
特に、
「吊り戸棚と天井の隙間が気になる」
「吊り戸棚の上にホコリをためたくない」
「できるだけすっきりしたキッチンにしたい」
という方は、キッチンリフォームの際に天井フィラーも検討してみてはいかがでしょうか。
キッチンは、本体の商品選びだけでなく、吊り戸棚の高さや天井との隙間、フィラーの納まりまで考えてプランニングすることが大切です。
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